By ftake @
2020-12-14 23:16
openSUSE Advent Calendar の14日目です。
オンラインイベント続きで Zoom が欠かせない今日この頃ですね。openSUSE 用のクライアントアプリの RPM パッケージは公開されていますが、なぜかリポジトリからの配信ではありません。そのため、アップデートが簡単にできなく不便です。
ということで、1コマンドで更新する小ネタです。単に zypper で URL を指定するだけです。自動更新がよければ、Systemd Timer で定期実行してもいいかもしれませんね。
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sudo zypper in https://zoom.us/client/latest/zoom_openSUSE_x86_64.rpm |
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By ribbon @
2020-12-04 00:02
結論から先に書きます。Proxmox VEのLXC コンテナでX をぅこかすことは出来ませんでした。
コンソールとしてSPICEクライアントやxterm.js も指定できるので、出来るかなと思ったのですが、そうは問屋が卸しませんでした。
Xはインストール出来ます。しかし、xinit で起動してみると、 /dev/tty0 がないと言ってきて起動しません。確かに、/dev/ 配下を見ると、
ls -l
total 0
crw–w—- 1 root tty 136, 0 Nov 20 10:10 console
lrwxrwxrwx 1 root root 11 Nov 20 10:03 core -> /proc/kcore
lrwxrwxrwx 1 root root 13 Nov 20 10:03 fd -> /proc/self/fd
crw-rw-rw- 1 nobody nobody 1, 7 Nov 11 08:28 full
lrwxrwxrwx 1 root root 25 Nov 20 10:03 initctl -> /run/systemd/initctl/fifo
lrwxrwxrwx 1 root root 28 Nov 20 10:03 log -> /run/systemd/journal/dev-log
drwxrwxrwt 2 nobody nobody 40 Nov 20 10:03 mqueue
crw-rw-rw- 1 nobody nobody 1, 3 Nov 11 08:28 null
crw-rw-rw- 1 root root 5, 2 Nov 20 2020 ptmx
drwxr-xr-x 2 root root 0 Nov 20 10:03 pts
crw-rw-rw- 1 nobody nobody 1, 8 Nov 11 08:28 random
drwxrwxrwt 2 root root 40 Nov 20 10:03 shm
lrwxrwxrwx 1 root root 15 Nov 20 10:03 stderr -> /proc/self/fd/2
lrwxrwxrwx 1 root root 15 Nov 20 10:03 stdin -> /proc/self/fd/0
lrwxrwxrwx 1 root root 15 Nov 20 10:03 stdout -> /proc/self/fd/1
crw-rw-rw- 1 nobody nobody 5, 0 Nov 15 23:26 tty
crw–w—- 1 root tty 136, 0 Nov 20 10:03 tty1
crw–w—- 1 root tty 136, 1 Nov 20 10:03 tty2
crw-rw-rw- 1 nobody nobody 1, 9 Nov 11 08:28 urandom
crw-rw-rw- 1 nobody nobody 1, 5 Nov 11 08:28 zero
となっていて、/dev/tty0 がありません。そこで以下を試してみました。
- /dev/console を /dev/tty0 に ln しようとしたのですが、
Invalid cross-device link エラーで駄目 - ln -s でやってみたのですが、xinit を動かしたときに
parse_vt_settings: Cannot find a free VT: Inappropriate ioctl for device
エラーで駄目 - mknod tty0 c 136 0 でデバイスファイルを作ろうとしたのですが、
operation not permitted
エラーで駄目
でした。これで行き止まり。
ちなみに、他のディストリビューションも見てみましたが、結果は同じ。そもそも tty0 がないところから同じでした。
というわけで、残念ながらコンテナ内でXを動かすのには失敗しました。
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By Syuta Hashimoto @
2019-08-04 14:12
- 2019/08/04 画像サイズが小さかったのを、フルサイズに修正しました。
- 携帯用をアップしました。
- ※※画像はサムネイル表示になっています。フルサイズは「名前をつけてリンク先を保存」で保存してください。※※
- ** IMPORTANT ** image is thumbnail. If you want to get this wall papers, you should download which linked to.
openSUSE mini Summit 2019でも、「欲しい!」とお声を頂いた、Geeko Magazine表紙に描かれたキャラクターの壁紙をアップします。
ぜひぜひ、ダウンロードしていただいて、デスクトップをかわいらしく飾ってください!
イラスト作成者からのコメント「携帯壁紙とか希望があれば、コメントいただければ作りますよー」
※2019/08/04 ご希望を頂いたので、携帯壁紙作成して頂きました。希望くださった方、イラスト作成者さん、ともにありがとうございます!
【デスクトップ用】
【携帯壁紙用】
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By ftake @
2018-12-20 01:08
この記事は openSUSE Advent Calendar の 20日目です。完走も見えてきました。
さて、今日は Twitter などでときどき質問が飛ぶ Google Chrome のインストール方法です。
openSUSE では Google Chrome の OSS 版である Chromium がパッケージとして提供されています。普通のウェブサイトを見る分にはこれでよいのですが、Flash Player が必須なウェブサイトや、DRM で保護された不自由なコンテンツを見るために、ときどき Chrome が欲しくなるときがあります。
それでは、インストール方法です。
(1) Google のリポジトリのGPG 公開鍵のインポート
Chrome のパッケージを署名している鍵の公開鍵をインポートします。この手順を飛ばすとパッケージの署名チェックでエラーになってしまいます。
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wget https://dl.google.com/linux/linux_signing_key.pub sudo rpm --import linux_signing_key.pub |
こちらのページにも手順が書かれています:
https://www.google.com/linuxrepositories/
(2) Chrome をダウンロードする
ブラウザで Linux 用の Chrome のrpmファイル(Fedora/openSUSE用)をダウンロードします。
https://www.google.com/chrome/
※Windows などからダウンロードする場合は、画面の下部に「他のプラットフォーム」というリンクから Linux 版のダウンロード画面にたどり着けます。
(3) セットアップを実行する
ダウンロードした rpmファイルを zypper でインストールします。
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cd ダウンロード sudo zypper in ./google-chrome-stable_current_x86_64.rpm |
おわりに
以上、Chrome のインストール方法でした。Amazon Prime などの動画配信サイトが見られないといったような場合は、Chrome を試してみて下さい。
明日は「openSUSEでディスクの健康状態を取得」です。
By Syuta Hashimoto @
2018-12-12 07:27
この記事は「openSUSE AdventCalendar 2018」12日目の記事です。
※2018/12/15 頂いたコメントを反映しました
全国1名※1のDvorakキーボード配列ユーザーの皆様、こんばんわ。橋本修太です。
※1 独自調査(要するに、私は一人しかDvorakユーザーを知らないのです・・・)
それでは、早速openSUSEでキーボード配列をDvorakにする方法を見てみましょう。
結論 YaSTで設定
YaST > ハードウェア > システムキーボード配列 と辿っていきます。

そして、このシステムキーボード配列を選択すると出てくる一覧から、「Dvorak」を選択します。

一番上なので、選びやすいですね。みなさんもどんどんこのDvorakを選択していきましょう。
Dvorakとは
Dvorak博士が考案した、タイプしやすさを考えたキーボード配列です。左手の小指の所が「a」なのは変わらないのですが、そこから内側に向けて「o」「e」「u」「i」となっています。これ、ローマ字タイプですと、母音に当たりますね。なので、感覚的に右手、左手、右手、左手、と、リズムを刻むように交互に指を動かす感じになって、スムーズにタイプが出来ます。
配列の全容は先程のページでどうぞ。タイプ負荷か減るので、腱鞘炎の予防にもなるとの事です。
使っている感想としては、キーがほぼホームポジションで足りるので、指を少ししか動かさずにタイプ出来ます。QWERTY時の幅広く指を動かさないといけないダルさが全く無いです。素直に、楽ですね。
一般的なキーボード配列
対して、一般的なキーボード配列は「QWERTY」と呼ばれています。左上の「Q」から右に向かってキーを読んでみましょう。ほら、「QWERTY」になりましたでしょう。
このQWERTY、生い立ちには諸説あるようですね。様々な理由から少しづつかわっていって、この形になったようです。
その他の設定方法
さて、さっきはぱぱっとYaSTでDvorakを設定してしまいましたが、X環境下なら以下のコマンドで設定も出来ます。
setxkbmap dvorak
これをXmodmapに書いておけば、Xセッション開始時にDvorakにする事も出来ますね。
ちなみに私はXmodmapには以下の設定を書いています。
!replace 無変換 to Alt_L
keycode 102 = Alt_L
!replace 前候補変換 to Alt_R
keycode 100 = Alt_R
スペースの左の「無変換」を左Altに、右の「変換」を右Altに、それぞれ割り当てています。
※2018/12/15追記
@ftakeさんより、コメントを頂きました。
ibus-mozc を使っている人は、エンジンに Mozc (Dvorak) を追加するだけでも使えます。Mozc (JP) や Mozc (US) も追加しておけば、Super+Space でレイアウトの切り替えもできます。
との事です。をを、なるほど。
そう言えば、その昔、この辺りの設定でDvorakにした事があったような・・・
と、いうことで
YaSTで簡単設定なので、是非皆さんもDvorak試してみましょう。すっごく楽ですよ。
課題&感想
- 職場のキーボードはQWERTYから変更できなかったりする
- emacsのキーバインドが意図された動きでなくなる
- 物理的にプリントされているアルファベットが参考にならないため、ランダム文字列のパスワード入力とか至難
- YaSTの設定は結局何処の何を設定している?
- 右手、左手、の交互打鍵が、たまに入れ替わってしまう
- ログイン時はQWERTYで、コンソールでもXでも、ログインしたらDvorakにしたい
そういえば、以前ribbonさんにタイピング練習ソフトを紹介して頂いたような・・・ribbonさん、何でしたっけ?
※2018/12/15追記
@ribbonさんより、教えて頂きました。
GNU Typist https://www.gnu.org/software/gtypist/ の、たぶん前身です。
今見てみましたが、Dvorakコースがあります。
今度やってみたいと思います。
明日はemaxserこと、川上さんの、openSUSEでDropboxを使う記事です。即効性の高い記事になりそうですね。こうご期待。
By Syuta Hashimoto @
2018-12-09 08:29
このブログは「openSUSE AdventCalender 2018」9日目の記事です。
皆さんこんばんわ。橋本修太です。
突然ですが、東方Projectというのをご存知でしょうか。
東方Projectとは、ZUN氏が制作しているWindows用弾幕系シューティングゲームです。あるいは、そのキャラクターや関連コンテンツ等を「東方」と呼んでいます。
私は「妖々夢」「永夜抄」「風神録」を持っていて、奇跡的に「永夜抄」のノーマルモードを紅魔チームで打開した事がある程度です。
そう、ラインナップを見て頂くとわかるとおり、かなり前にWindowsで遊んだきり。今、どっぷりopenSUSEに浸かっている為、Windowsに切り替えるのは面倒です。
「幽雅に咲かせ、墨染の桜」をまた聞きたい
「妖々夢」のボス曲です。東方は好きな曲が多いです。また幽々子様に会いたい・・・
そこで、WINEの出番です。
WINE
ぶどうを発酵させたアルコール飲料で、私はこれが大好きです・・・では無くて、ITでWINEと言うと、Linux上でWindowsアプリケーションを動作させるプログラム群の事を指します。サイトはこちら
今回目指す事
openSUSEでWINEを使って「妖々夢」をプレイ出来るようにする事を目指します。
やってみた
想定手順
WINEのような複雑なソリューションは、一筋縄では行かないのが世の常。なので、まずは「想定」手順を記載します。
- WINEをインストールする
- 妖々夢をインストールする
- 妖々夢をプレイする
WINEをインストールする
実は、メインマシンのデスクトップでは、既にWINEで他ゲーム(RPGツクール系ランタイムが必要なゲーム等)で遊んでまして、あれこれやった記憶がありますので、ここではまだWINEがインストールされていないノートPCでやってみたいと思います。
では、ノートPCの情報を。
Resuming in non X mode: glxinfo not found. For package install advice run: inxi –recommends
CPU~Dual core Intel Core i5-6200U (-HT-MCP-) speed/max~2400/2800 MHz Kernel~4.12.14-lp150.12.25-default x86
_64 Up~0:38 Mem~7208.8/15952.4MB HDD~1000.2GB(6.7% used) Procs~230 Client~Shell inxi~2.3.40
さっそく、4日目で紹介させて頂いた、inxiを使用しています。他にも、hwinfoやdmidecodeというコマンドもあるので、そちらもおいおい調査したいと思っています。
おや?glxinfoが無いよ、とエラーが出てしまっていますね・・・あしからず。
WINEのインストールは、YaSTで一発です。WINEは複雑な最新版を取得する方法等もいろいろあるのですが、今回はこれで普通に動きましたので(ネタバレ?)、YaSTの標準インストールを行います。
YaST の「ソフトウェア管理」で、「wine」で検索すると表示される一覧から、「wine」を選択します。すると、画面で言うとすぐ下の「wine-32bit」などにもマークが付きますが、これは依存関係を判別して自動でインストールすべきパッケージを選んでくれてますので、このまま「了解」を押して進みましょう。

すると、必要なパッケージをインストールするよ、の一覧が表示されます。結構な量になりますが、インストールしましょう。

さすがに量があるので、少し時間がかかります。私のwifi環境で、パッケージ数111、経過時間6分程、インストールサイズの合計673.56MiB、ダウンロードサイズの合計187.62MiBでした。
・・・インストールサイズとダウンロードサイズの違いってなんでしょう?あと、MiB って?
これらはおいおい調べていくとしまして、まずはWINEインストール完了です。
WINE起動してみる
アプリケーションメニューの「システム」に、「Wine File」がありますので起動してみますと・・・なんか、「wine-monoが無いよ。インストールする?ディストリビューションのものをインストールしたほうがいいけどね」といった感じのメッセージが。とりあえずキャンセル的な方を選んでおきました。デスクトップの方は表示されないんですよね・・インストールしたのかもしれません。
ちなみに、Wine Fileは、エクスプローラーのようにファイル等を見ることが出来るプログラムです。
東方妖々夢をインストールする
東方妖々夢のCDをドライブに入れ、その中にある「install」のファイルをクリックすれば、インストールが始まります。

このままインストールを進めていきましょう。
私は、最後で「デスクトップにショートカットを作成する」で「はい」を選んだのですが、ノートでは上手く表示されませんでした・・・ちなみにデスクトップでは表示されています。

東方妖々夢をプレイする
東方妖々夢のアイコン(?)をクリックしてみましょう。無事、起動しました。
何故かスペクタクル(スクリーンショットユーティリティ)でスクリーンショットを取ることが出来ず・・・
この時ですが、私はいつもUSB接続のコントローラーでプレイするのですが、東方妖々夢起動後に指すと、ずっと下ボタンが繰り返される現象が発生しました。前もって指しておいてから起動する分には、正しく動作しました。
なお、最初はフルスクリーンで起動されますが、ConfigからWindowを選択すれば、Window表示にする事ができます。
久々にプレイ
咲夜でプレイ。チェンでゲームオーバー。「幽雅に咲かせ、墨染の桜」までは遠い・・・まぁ、イージーでやれば・・・いや、イージーが許されるのは小学生までですよね。
という事で、東方を持っている方、是非openSUSEでプレイしてみましょう。
おまけ winetricks
winetricksという、WINEの設定やプログラムインストールを簡単にしてくれるスクリプトがあります。標準で入っているwinetricksには不具合があるので、これは最新版をダウンロードした方が安定するようです。
課題&感想
- 想定通りの手順でプレイまで完了でうれしい
- inxiでglxinfoのエラーが出る
- YaSTでインストールする時の、インストールサイズとダウンロードサイズの違いは?
- MiBの意味と使いどころ
- wine-monoの扱い方
- アイコンが表示されない?
- スペクタクルでスクリーンショットが撮れない
- チェンの弾除けは難しいけど出来ると快感
明日は鹿野月美さんによる、openSUSEのWINEで鉄拳7をプレイする記事です。この記事の課題は、きっと鹿野月美さんがぱぱっと解決してくださいます。こうご期待!
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By ribbon @
2018-12-07 06:42
openSUSE Leap 15.0 では、デスクトップ環境として、lqxtが使えます。lxqt 環境ではブラウザとしてfalkon が入っているのですが、これが少々よろしくありません。rclone を使って Google Drive に繋ぐ場合、ブラウザを使って認証を行うのですが、認証の画面が表示されません。真っ黒なままになります。
lxqt-config を使ってデフォルトのブラウザを変更しても、コンソールから起動する rclone には反映されず、デフォルトとの falkon が起動してしまいます。
この問題を設定ツール等で変更する方法がないか調べたのですが見つかりませんでした。ただ、回避策は見つかりました。rclone を実行しつつ strace で状況を見ていると、 /usr/share/applications/mimeinfo.cache を見に行っていることが分かりました。この中を見ると、
[MIME Cache]
application/gzip=org.kde.ark.desktop;
application/pcx=lximage-qt.desktop;
application/pkcs10=gcr-viewer.desktop;
application/pkcs10+pem=gcr-viewer.desktop;
application/pkcs12=gcr-viewer.desktop;
application/pkcs12+pem=gcr-viewer.desktop;
のように、アプリケーション指定時に動かすものを指定しています。試行錯誤の上、
x-scheme-handler/http=org.kde.falkon.desktop;firefox.desktop;
を
x-scheme-handler/http=firefox.desktop;org.kde.falkon.desktop;
に変更することで、firefoxを動かすことができました。これで、lxqt環境下でも rclone によるブラウザ認証が正しく行えるようになります。
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