この記事は、「openSUSE AdventCalendar 2018」16日目の記事です。

皆さんおはようございます。橋本修太です。

さて、先日jaのMLにこんな投稿がありました。

【意訳】

openSUSE(Kubic)でCloud Foundry動かしたことある人います?

Kubicのキーワードが目に止まり、はて、Cloud Foundryとは?と思った私は、調査してみました。

本記事は情報収集のみとなります。「やってみた」は次の機会になりますこと、ご了承ください。

Cloud Foundryとは

ホームページはこちら。概要を纏めてくださっているページが幾つか有りますので、それらを見ていきますと、どうやら、webアプリケーションのソースコードをpushするだけで、ビルド・デプロイを自動で行ってくれる、オープンソースのソリューションの模様(商用版もあり)。イメージとしてはherokuに近いですね(こんな記事もありました)。

「アメリカのFortune 500企業のうち約半数が導入済み」といった謳い文句も見られますね。

インストール方法

いくつかあるようです。Cloud Foundry自体、複数のコンポーネントで構成されるソリューションなので、手順があったり、インストールを支援してくれるソリューションがあったりします。

また、Pivotal、SUSEなどがチューニングしたソリューションもあって、それぞれ強みがあるようです。

ちなみに、Cloud Foundryとやりとりを行うコマンドラインツール群、cf-cliは、openSUSEにパッケージがありました。(動くかな?)

A. PCF-DEVをインストール

PCFとは、Pivotal Cloud Foundryの略です。Pivotalはクラウドで有名な会社のようです。

ここが展開している、ローカル開発用のCloud Foundry、PCF-DEVが、インストールしてみるには丁度良いよ、という投稿もstack overflowで見たりしました。

構成としては、Linux(私の場合openSUSE)の上に、VirtualBoxを動かし、その中でPCFを動かすようです。

インストール方法はこちら

B. BOSHでインストール

BOSHは、Cloud Foundryの導入・運用を制御するソリューションのようです。

単一マシンに展開したり、クラスタ構成に展開したりもできるようです。

通常、Cloud Foundryをインストールと言えば、この方法が正攻法?なのかもしれません。

C. SUSE Cloud Foundryをインストール(on Vagrant)

SUSEも、Cloud Foundryには力を入れていて、チューニングしたソリューションを持っていました。

githubはこちら

主なチューニング点として、以下が挙げられていました。

  • Kubernetes(Docker)の上で動くように、Cloud Foundryのコンポーネントのコンテナライズにfissileを使っている
  • Cloud FoundryのコンポーネントはopenSUSE Steamcellで動く
  • オプションとして、Cloud FoundryのAppをopenSUSE stackのpreviewで動かす事が出来る

Steamcellだの、stackだの、previewだの、ちょっとピントこない単語が沢山・・・これらはおいおい調べていく事にしまして、1番目に付いて、もともとCloud FoundryはKubernetesの上で動くようには作られていなかったのですが、そこをSUSE等が開発したとの事です。

件のgithubには、on Kubernetesで動かす方法も記載されているのですが、ここではPCF-DEVと同じように、VMの上で動かす方法を。

Disclaimerに、「openSUSE 42.xは、libvirtでテストしてますよ」とあります。ここが42.xになっているのが、ちょっと気になるところですが・・・(あと、SUSEのgithubなのに、openSUSEがOpenSUSEになっている所とか)

あとは、Deploying SCF on Vagrantのセクション通りにやっていけばよさそうです。

ただ、要件にいきなり「メモリは16G以上は用意してね」とあって、私のデスクトップはもう無理状態です。

D. SUSE Cloud Foundryをインストール(on Kubernetes)

C.で触れましたが、Kubernetesの上にインストールできるのが、SCFの強みとの事。Helmでインストールするようですね。インストールページには要件等書いてありますので、適応させて行けば動くでしょうか?

ちなみに、環境チェック用スクリプトがあるのですが、Kubic上で走らせた所、半分ぐらいerrorとなってしまいました。

課題&感想

  • やってみる!
  • もう少し、正確かつ精密な情報を収集し、記事にする

駆け足で情報収集だけしたのですが、結構複雑な構成をしていて、ちゃんと理解しようとするとそれなりのボリュームになりそうです。使う側は、ソースコードをcf pushすれば、デプロイまで完了、とやりやすい事この上無いですね。

では、16Gメモリを積んでいるノートPCがあるので、近いうちにやってみたをやってみたいと思います。

明日は @ftake さんの、geeko.jpをメンテナンスした話ですね。塩漬けに近かったサイトですので、色々と面白い話題が出てきそうです。こうご期待。

 

 

 

 

openSUSEでDvorakキーボード配列を使う

By Syuta Hashimoto @ 2018-12-12 07:27

この記事は「openSUSE AdventCalendar 2018」12日目の記事です。

※2018/12/15 頂いたコメントを反映しました

全国1名※1のDvorakキーボード配列ユーザーの皆様、こんばんわ。橋本修太です。

※1 独自調査(要するに、私は一人しかDvorakユーザーを知らないのです・・・)

それでは、早速openSUSEでキーボード配列をDvorakにする方法を見てみましょう。

結論 YaSTで設定

YaST > ハードウェア > システムキーボード配列 と辿っていきます。

そして、このシステムキーボード配列を選択すると出てくる一覧から、「Dvorak」を選択します。

一番上なので、選びやすいですね。みなさんもどんどんこのDvorakを選択していきましょう。

Dvorakとは

Dvorak博士が考案した、タイプしやすさを考えたキーボード配列です。左手の小指の所が「a」なのは変わらないのですが、そこから内側に向けて「o」「e」「u」「i」となっています。これ、ローマ字タイプですと、母音に当たりますね。なので、感覚的に右手、左手、右手、左手、と、リズムを刻むように交互に指を動かす感じになって、スムーズにタイプが出来ます。

配列の全容は先程のページでどうぞ。タイプ負荷か減るので、腱鞘炎の予防にもなるとの事です。

使っている感想としては、キーがほぼホームポジションで足りるので、指を少ししか動かさずにタイプ出来ます。QWERTY時の幅広く指を動かさないといけないダルさが全く無いです。素直に、楽ですね。

一般的なキーボード配列

対して、一般的なキーボード配列は「QWERTY」と呼ばれています。左上の「Q」から右に向かってキーを読んでみましょう。ほら、「QWERTY」になりましたでしょう。

このQWERTY、生い立ちには諸説あるようですね。様々な理由から少しづつかわっていって、この形になったようです。

その他の設定方法

さて、さっきはぱぱっとYaSTでDvorakを設定してしまいましたが、X環境下なら以下のコマンドで設定も出来ます。

setxkbmap dvorak

これをXmodmapに書いておけば、Xセッション開始時にDvorakにする事も出来ますね。

ちなみに私はXmodmapには以下の設定を書いています。

!replace 無変換 to Alt_L
keycode 102 = Alt_L
!replace 前候補変換 to Alt_R
keycode 100 = Alt_R

スペースの左の「無変換」を左Altに、右の「変換」を右Altに、それぞれ割り当てています。

※2018/12/15追記

@ftakeさんより、コメントを頂きました。

ibus-mozc を使っている人は、エンジンに Mozc (Dvorak) を追加するだけでも使えます。Mozc (JP) や Mozc (US) も追加しておけば、Super+Space でレイアウトの切り替えもできます。

との事です。をを、なるほど。

そう言えば、その昔、この辺りの設定でDvorakにした事があったような・・・

と、いうことで

YaSTで簡単設定なので、是非皆さんもDvorak試してみましょう。すっごく楽ですよ。

課題&感想

  • 職場のキーボードはQWERTYから変更できなかったりする
  • emacsのキーバインドが意図された動きでなくなる
  • 物理的にプリントされているアルファベットが参考にならないため、ランダム文字列のパスワード入力とか至難
  • YaSTの設定は結局何処の何を設定している?
  • 右手、左手、の交互打鍵が、たまに入れ替わってしまう
  • ログイン時はQWERTYで、コンソールでもXでも、ログインしたらDvorakにしたい

そういえば、以前ribbonさんにタイピング練習ソフトを紹介して頂いたような・・・ribbonさん、何でしたっけ?

※2018/12/15追記

@ribbonさんより、教えて頂きました。

GNU Typist https://www.gnu.org/software/gtypist/ の、たぶん前身です。
今見てみましたが、Dvorakコースがあります。

今度やってみたいと思います。

明日はemaxserこと、川上さんの、openSUSEでDropboxを使う記事です。即効性の高い記事になりそうですね。こうご期待。

openSUSEでWINEで東方やってみる

By Syuta Hashimoto @ 2018-12-09 08:29

このブログは「openSUSE AdventCalender 2018」9日目の記事です。

皆さんこんばんわ。橋本修太です。

突然ですが、東方Projectというのをご存知でしょうか。

東方Projectとは、ZUN氏が制作しているWindows用弾幕系シューティングゲームです。あるいは、そのキャラクターや関連コンテンツ等を「東方」と呼んでいます。

私は「妖々夢」「永夜」「風神録」を持っていて、奇跡的に「永夜抄」のノーマルモードを紅魔チームで打開した事がある程度です。

そう、ラインナップを見て頂くとわかるとおり、かなり前にWindowsで遊んだきり。今、どっぷりopenSUSEに浸かっている為、Windowsに切り替えるのは面倒です。

「幽雅に咲かせ、墨染の桜」をまた聞きたい

「妖々夢」のボス曲です。東方は好きな曲が多いです。また幽々子様に会いたい・・・

そこで、WINEの出番です。

WINE

ぶどうを発酵させたアルコール飲料で、私はこれが大好きです・・・では無くて、ITでWINEと言うと、Linux上でWindowsアプリケーションを動作させるプログラム群の事を指します。サイトはこちら

今回目指す事

openSUSEでWINEを使って「妖々夢」をプレイ出来るようにする事を目指します。

やってみた

想定手順

WINEのような複雑なソリューションは、一筋縄では行かないのが世の常。なので、まずは「想定」手順を記載します。

  1. WINEをインストールする
  2. 妖々夢をインストールする
  3. 妖々夢をプレイする

WINEをインストールする

実は、メインマシンのデスクトップでは、既にWINEで他ゲーム(RPGツクール系ランタイムが必要なゲーム等)で遊んでまして、あれこれやった記憶がありますので、ここではまだWINEがインストールされていないノートPCでやってみたいと思います。

では、ノートPCの情報を。

Resuming in non X mode: glxinfo not found. For package install advice run: inxi –recommends
CPU~Dual core Intel Core i5-6200U (-HT-MCP-) speed/max~2400/2800 MHz Kernel~4.12.14-lp150.12.25-default x86
_64 Up~0:38 Mem~7208.8/15952.4MB HDD~1000.2GB(6.7% used) Procs~230 Client~Shell inxi~2.3.40

さっそく、4日目で紹介させて頂いた、inxiを使用しています。他にも、hwinfoやdmidecodeというコマンドもあるので、そちらもおいおい調査したいと思っています。

おや?glxinfoが無いよ、とエラーが出てしまっていますね・・・あしからず。

WINEのインストールは、YaSTで一発です。WINEは複雑な最新版を取得する方法等もいろいろあるのですが、今回はこれで普通に動きましたので(ネタバレ?)、YaSTの標準インストールを行います。

YaST の「ソフトウェア管理」で、「wine」で検索すると表示される一覧から、「wine」を選択します。すると、画面で言うとすぐ下の「wine-32bit」などにもマークが付きますが、これは依存関係を判別して自動でインストールすべきパッケージを選んでくれてますので、このまま「了解」を押して進みましょう。

すると、必要なパッケージをインストールするよ、の一覧が表示されます。結構な量になりますが、インストールしましょう。

さすがに量があるので、少し時間がかかります。私のwifi環境で、パッケージ数111、経過時間6分程、インストールサイズの合計673.56MiB、ダウンロードサイズの合計187.62MiBでした。

・・・インストールサイズとダウンロードサイズの違いってなんでしょう?あと、MiB って?

これらはおいおい調べていくとしまして、まずはWINEインストール完了です。

WINE起動してみる

アプリケーションメニューの「システム」に、「Wine File」がありますので起動してみますと・・・なんか、「wine-monoが無いよ。インストールする?ディストリビューションのものをインストールしたほうがいいけどね」といった感じのメッセージが。とりあえずキャンセル的な方を選んでおきました。デスクトップの方は表示されないんですよね・・インストールしたのかもしれません。

ちなみに、Wine Fileは、エクスプローラーのようにファイル等を見ることが出来るプログラムです。

東方妖々夢をインストールする

東方妖々夢のCDをドライブに入れ、その中にある「install」のファイルをクリックすれば、インストールが始まります。

このままインストールを進めていきましょう。

私は、最後で「デスクトップにショートカットを作成する」で「はい」を選んだのですが、ノートでは上手く表示されませんでした・・・ちなみにデスクトップでは表示されています。

東方妖々夢をプレイする

東方妖々夢のアイコン(?)をクリックしてみましょう。無事、起動しました。

何故かスペクタクル(スクリーンショットユーティリティ)でスクリーンショットを取ることが出来ず・・・

この時ですが、私はいつもUSB接続のコントローラーでプレイするのですが、東方妖々夢起動後に指すと、ずっと下ボタンが繰り返される現象が発生しました。前もって指しておいてから起動する分には、正しく動作しました。

なお、最初はフルスクリーンで起動されますが、ConfigからWindowを選択すれば、Window表示にする事ができます。

久々にプレイ

咲夜でプレイ。チェンでゲームオーバー。「幽雅に咲かせ、墨染の桜」までは遠い・・・まぁ、イージーでやれば・・・いや、イージーが許されるのは小学生までですよね。

という事で、東方を持っている方、是非openSUSEでプレイしてみましょう。

おまけ winetricks

winetricksという、WINEの設定やプログラムインストールを簡単にしてくれるスクリプトがあります。標準で入っているwinetricksには不具合があるので、これは最新版をダウンロードした方が安定するようです。

課題&感想

  • 想定通りの手順でプレイまで完了でうれしい
  • inxiでglxinfoのエラーが出る
  • YaSTでインストールする時の、インストールサイズとダウンロードサイズの違いは?
  • MiBの意味と使いどころ
  • wine-monoの扱い方
  • アイコンが表示されない?
  • スペクタクルでスクリーンショットが撮れない
  • チェンの弾除けは難しいけど出来ると快感

明日は鹿野月美さんによる、openSUSEのWINEで鉄拳7をプレイする記事です。この記事の課題は、きっと鹿野月美さんがぱぱっと解決してくださいます。こうご期待!

 

このブログは「openSUSE Advent Clendar 2018」の5日目の記事です。

皆さんこんばんわ。橋本修太です。

さて、今日はopenSUSEでマルチメディアを使えるようにするTipsです。

なお、この記事は経験則となっております事をご了承下さい。

それでは、結論から。

結論

このページから、KDEならKDE用の、GNOMEならGNOME用の、1-clickインストールを実行しましょう。

一時期、このサイトが使えなかった時もあるようなのですが、今現在、正常に使えています。

現象

openSUSEインストール後、VLC(メディアプレーヤー。動画再生等に使われます。)をインストールしたりして、いざ動画を再生しようとすると、「コーデックがありません」といった類のエラーが出てくる事があります。これは文字通りコーデックが足りていない事を示してます。

コーデック

簡単に言いますと、動画等のデコードやエンコードを行う装置やソフトウェア、そのアルゴリズムを指します。 今回の場合、データから動画や音声に変換したり、その逆を行うライブラリを指しています。

何が問題?

こちらのサイトこちらのサイトに、openSUSEでマルチメディアを使う時に何が問題なのか、まとまっています。特許、ライセンス、といった類の言葉がみられますね。この辺りも、おいおいまとめていきたいと思います。注目すべき点の一つは、「openSUSEでは公式に配布出来ない」ものがある、という事でしょうか。

なお、ライセンスと言えば年明け1月9日にサイオスさんの所で OSSライセンス Meetup が開かれますので、興味のある方は是非。

注意点

ここのページに書かれている注意点として、「マルチメディアパッケージ類は全部Packmanから取得するようにしてね」と書かれています。しかもスクリーンキャプチャ付きでわかりやすく解説されていますので、参考にしてみて下さい。

最後に

ブログを書く前は、ページの文章の翻訳を書こうとか思っていたのですが、いざ書き始めて、ライセンスだのと頭の中で繰り返していると、「はて、これはやっていいことなのかな?」と疑問が湧き出てきて止まらないです・・・これは私もMeetup参加して、一度正しい知識を身につけるべきという事でしょうか。

明日は鹿野月美さんの「openSUSEに自然言語処理な環境構築」の予定です。

言わずと知れた、お〜ぷん万葉の総帥による、自然言語処理な環境構築。お見逃し無く。

openSUSEでハードウェア情報を簡単に取得する

By Syuta Hashimoto @ 2018-12-04 07:29

橋本修太です。

このブログは「openSUSE Advent Clendar 2018」の4日目の記事です。

アドベントカレンダー完走目指して、急遽入れさせて頂きました。

初日から、覆面君さん、川上さん、鹿野月美さんと、レベルの高いブログが続き、私は非常に興奮しております。

が、ここで一息入れさせて頂きましょう。今日の話題はコンソールコマンドです。(タイトル詐欺感はご了承を・・・)

ある日、本家のサポートMLの、コンソールのフォントサイズだかの話題に、以下のような文章が現れました。

【意訳】

「今だったら、皆(バージョンにもよるけど)、vttyの行数、桁数は、次のコマンドで取得できるよ。

inxi -Gxx か、inxi -Fxz でね。」

ここで私は思うわけです。

(inxiってなに?)

というわけで、使ってみました。

使ってみる

さっそく、Leap 15のコンソールで実行。

$ inxi

しかし、こんなメッセージが。

If ‘inxi’ is not a typo you can use command-not-found to lookup the package that contains it, like this: cnf inxi

言わずと知れた、コマンドが無かった時のメッセージですね。

こうなると、次にすることはパッケージの検索。次のコマンドで検索します。

zypper se inxi

すると、該当パッケージが表示されます。これをインストールしましょう。

sudo zypper in inxi

zypperの使い方は、いずれどなたかがアドベントカレンダーしてくれると期待しています。

本題 inxiとは?

実行してみます。

inxi

すると、私の環境では以下のように出力されました。

Resuming in non X mode: glxinfo not found. For package install advice run: inxi –recommends
CPU~Quad core Intel Core i5-2400 (-MCP-) speed/max~3092/3400 MHz Kernel~4.12.14-lp150.12.25-default x86_64
Up~3:22 Mem~2698.9/7952.8MB HDD~1012.2GB(40.4% used) Procs~281 Client~Shell inxi~2.3.40

どうやら、ハードウェア情報を簡単に取得して出力してくれるようです。

マニュアルを見てみますと、

$ man inxi

頭に次のような説明が。

inxi  – Command line system information script for console and IRC

IRC!? それはさておき、システム情報を出力してくれるスクリプトのようですね。

ちなみに、コマンドの場所を確認し、

which inxi

そのコマンドが何かを調べてみますと、

file /usr/bin/inxi

以下のように出力されました。

/usr/bin/inxi: Bourne-Again shell script, UTF-8 Unicode text executable, with very long lines, with escape
sequences

どうやら、シェルスクリプトのようです。思い切って中身を見てみましょう。

less /user/bin/inxi

すると、先頭に見慣れた次の一行が。

#!/usr/bin/env bash

そう、シェルスクリプトの先頭に記述する一行ですね。つまり、inxiはシステム情報を取得・出力してくれる、シェルスクリプトでした。

コマンドを実行した結果の所に、glxinfoが無いよ、といった警告が出ていたことに気付きましたでしょうか。システム情報の収集は、inxiが他のコマンドを呼び出すなりして行う為、そのコマンドが無かったりすると警告となるわけです。

以上、簡単にハードウェア情報(というか、システム情報でしたね)を取得する、inxiコマンドの紹介でした。

MLにあった、inxi -Gxx や、 inxi -Fxz、試してみると面白いですよ。

ううむ、このブログ、inxiの紹介では無くて、見慣れないコマンドを見た時の遊び方のチュートリアルみたいになってしまいましたねぇ。

という事で、近いうちにcnfでも遊びたいと思っています。

 

 

橋本修太です

少し前の事になりますが、10月27日(土)、28日(日)に開催されたオープンソースカンファレンス2018 Tokyo/Fall に参加してきましたので、レポートしたいと思います。

会場

東京は日野にある、明星大学の28号館で開催でした。東京では春、秋、と二回開催しますが、全て明星大学さんが会場を提供してくださってますね。ありがとうございます。

ブース

openSUSEブース

openSUSEブース

今回はセミナーを持たなかったので、ブースでopenSUSEの紹介をさせて頂きました。

私は今回で三回目なのですが、以前にお会いした方も何人か来てくださっていて、「今年はですねー、」とお話する事もありました。

話題は、openSUSEっていうのはですね、というのと、トランザクショナルアップデートの話と、ギーコの可愛さアピールで大半でした。ブースする時は、話のネタを整理した方がいいかも・・・と思いました。ただ、そもそもが「オープンソースカンファレンス」なので、多少なりとも興味を持ってくださっているのはありがたいですよね。

今回は(今回も?)mastdonインスタンス、通称末代から多くの学生さんが参加されてました。末代の人に限らず、学生さんは良い意味で貪欲さがあって、説明していても楽しかったですし、こういう態度を見習いたいなぁと思いました。

あと、台湾openSUSEユーザ会のmax氏が来日されていて、ブースでお話させて頂きました。

「openSUSEのアピールポイントって何?」と聞くと、「そりゃ、YaSTで簡単設定で、作業時間短縮できる事だよ」と、軽快なお返事が。続いて、「次はSLESとの親和性かな。」とおっしゃっていたので、「日本だとSLESユーザーも多くなくて・・・」と伝えると、苦笑いしてました。

SUSE

SLESと言えば、今回はSUSE事業部がロゴスポンサーとして協賛してくださいました。

また、特大ギーコを預かってくれたり、SUSE事業部の方が遊びに来てくれたりと、かなり協力してくださっています。本当にありがとうございます。

特大ギーコ

特大ギーコ

しばらくSUSEでお預かりの特大ギーコくんです。

ちなみに、SUSE事業部の方とは、今年のOpen Source Summitでお会いしました。(私と武山さんがボランティアスタッフで参加していました。)よく言われる事ですが、何処に出会いがあるかはわからないものですね。積極的に外に出ていくのも悪くないな、と思いました。

LibreOffice ハンズオン

土曜日のお昼は、同時開催されていたLibreOffice ハンズオンに参加させて頂きました。

Writerを使って美麗なビジネス文書を作ろう、という内容で、スタイルの使い方、痒い所に手が届くトピック、と、かなり満足の行く内容でした。このハンズオン、Writer使って文書作るすべての人が一度は受けておいて損は無いんじゃないでしょうか。

ちなみに、「事前にインストールしておいてね」と言われていたNOTO Fontですが、openSUSE Leap 15 には標準で入っていました。デスクトップアプリもユーザー目線強めのパッケージングが嬉しいですよね。(ユーザーがパッケージングしてるので当然の帰結ですよね)

キャリア&恋活セッション

今回のOSCは、以前から行っている、学びのセッション、それから、キャリアアップセミナー、恋活セッション、と、色の違うトラックがあったりしました。

普段は聞くことの無い話を聞けたりするので、こういうのも嬉しかったりしますよね。面さんのセッションに参加したのですが、かなりの人数でした。やはり先達のお言葉には重みを感じました。

来年の春は

次回の東京開催は、来年の春ですね。2月なのでけっこうすぐ来ると思います。セミナーを持つにしろ、ブースに立つにしろ、openSUSEの面白い話題を皆さんに届けられるよう、準備していきます。

それでは、来年の春にお会いしましょう!

2018年8月11日(土)・12日(日)に、台湾の国立台湾科技大学で開催された openSUSE.Asia Summit 2018 に参加してきましたので、レポートしたいと思います。

COSCUP、GNOME.Asiaとの共催

去年の日本開催が11月で、今年は1年経たないうちの開催スケジュールとなりました。これは、台湾チームの、COSCUP、GNOME.Asiaとの共催がしたい!との強い要望が実現した結果です。

COSCUPは台湾最大のカンファレンスで、GNOME.AsiaはGNOMEのアジア地域のカンファレンスですね。例年多くの参加者がいて、今年もすごい賑わいでした。(千人規模?なイメージでした。)

スケジュール

8月10日(金)が、コミュニティ・デイ として台湾のSUSEでboardを交えてopenSUSEに付いて話し合う日でした。私はコミケでgeeko magazineを頒布するタスクがあったため、この日の参加は失礼させて頂いて、夜の便で台湾へ向かおうとしたのですが・・・そのお話はまた後ほど書かせて頂きます。

11日(土)、12日(日)はCOSCOP、GNOME.Asiaとスケジュールを共にし、会場でのカンファレンスとなります。

13日(月)はエクスカーションで、台湾の国立故宮博物院台北101をまわるバスツアーでした。

いきなりトラブル

私は10日(金)の夜のLCCで台北に向かう予定だったのですが、なんと、運用上の理由での遅延により、その日の出発が不可能に。一時は今年のカンファレンス参加を諦めたのですが、24時間後に代替便が出る事が判明。その夜は一緒の便を予約していたLibreOfficeの小笠原さんの所にお邪魔させて頂き、一日遅れでの出発となりました。

今回、TSPを申請させて頂いたのですが、記述にも「極力安い飛行機や宿を探してね」とあるものの、LCCの成田発最終便はリスクが高く、そもそものカンファレンス参加が危ぶまれる事を考えると、もうちょっとリスクの低いルートを選んだ方が良かったかな、という結果でした。

なお、今日は付けないけど、明日チェックインするからね、と、ホテルに問い合わせから連絡したものの、上手く伝わっておらず、到着後はカンファレンス開始まで夜の街を彷徨う事に・・・

カンファレンス

なんとか到着し、12日のセッションに参加させて頂きました。

Using latest LibreOffice on openSUSE Leap 15 

小笠原さんによる、AppImageやsnapを使った、LibreOfficeのバージョンを恣意的に指定しての稼働方法の講演でした。利用、使用(ユース)だけでなく、デバッグ、検証、といった目的の使い方に付いて具体案が提案されていて、「アプリの使用はインストールの壁があるのももう昔の話なんだな」と感じました。

We are openSUSE.Asia Summit 

中国から来た、global committeeの一人でもあるsunnyの講演です。openSUSE.Asia Summitの辿った道やロゴなどの作成したものの紹介などをしてくれました。後半は、各国のコミュニティのリーダーに、モチベーションに付いてなどをインタビューしていました。最初はインタビュームービーの上映だったのですが、その後、実際にその場にいるリーダー達に直接マイクで喋ってもらう事に。

DRBD – block device replication solution for HA cluster mainly

不肖、私も発表させて頂きました。去年のopenSUSE.Asia Summitのスポンサーを務めていただいた、故久保氏へ感謝の意を表し、DRBDによるハイ・アベイラビリティの構築に付いて入門レベルですが概要を講演しました。

最後に、any question?と尋ねた所、特に反応も無かった為、上手く伝わらなかったと思われるのが悔しいです・・・英語によるプレゼン力の向上は課題となりました。また、このレベルのカンファレンスでしたら、もうちょっと深いレベル(例えばOpenSDSの具体例)で講演しても良かったかもしれません。

こちらが使用したスライドです。

Maintaining the Good Spirit 

インドネシアのコミュニティのリーダー、Edwinによる、コミュニティ運営の秘訣に付いての講演でした。

コミュニティに限らず、人が集まる所には良いも悪いも何かしら起こるもの、という事でしょうか。ルールはあるべき、完全にオープンにする必要は無い、といった主張を掲げたEdwinに、何人か質疑を投げかけていて、対話を重ねていました。

端から見てるから余計なのでしょうが、インドネシアチームは良いコミュニティを築けているように見えるんですよね。人も多いですし。ただ、その裏では、やはり只ならぬ努力があるという事なのでしょうか。

ブース

大村さんの提案で、[Japanese FLOSS community] と題して、日本のコミュニティに付いて紹介するブースも設置させて頂きました。

geeko magazineや小江戸LUG作成のlinuxUSER、また、様々なステッカーも、かなり皆さんの興味を引いていました。何人か日本文化に興味がある人もいらっしゃって、コミケの話題などで盛り上がったりもしました。(日本語を話せないまでも、読める方は結構いらっしゃった感じでした。)

尚、大村さんは現地語で参加者に色々と説明されてました。とても真似出来ないです・・・

他のブースも盛況で、一回に設置されていた企業ブースも人が多くてゆっくり見られないぐらいでした。

ローカルチームのsakanaとALが、openSUSE beerを取っておいてくれました。ありがとう!

最後に

一日遅れでの参加とは言え、ここに書ききれない程の、沢山の経験をさせて頂きました。新しく知り合えた、韓国からいらっしゃっていたソンデヒョン氏、インドネシアのHaris氏、ローカルチームのDaniel Lin氏、その他多くの方と仲良くして頂き、各国の状況に付いて少なからず見識を増やす事が出来ました。

各参加者との会話は、視点が違うというか、とても参考になる意見ばかりでした(ライフサイクルに対するコミュニティ活動の位置づけの話など)。DRBDの技術的な話も出来て、非常に有意義な時間となりました。openSUSEにはTSPという制度もあるので、興味を持たれた方は是非来年のopenSUSE.Asia Summitに参加されては如何でしょうか。