openSUSE Conference 2019 に参加してきました

By Syuta Hashimoto @ 2019-06-03 23:29

橋本修太です

5/24 – 26、ドイツのニュルンベルク(SUSEの本社がある街)で開催された openSUSE Conference 2019 に参加してきましたので、レポートしたいと思います。

会場 Z-Bau

ライブハウスのようですね。大きな大学が無いので、ニュルンベルクで開催する時は、こういった所なのだとか。中央奥の入り口から入るメインホールは、200〜300人くらいは入れそうでした。

向かって左側はオープンテラスになっていて、ランチが振る舞われたり、二日目の夜は15.1のリリースパーティーをしたりしました。

フレンズ

日本からは、武山さん、井川さん、私、の三名で参加させて頂きました。

しかし、現地にもう1人、日本人の方が・・・・

japanese member

そう、SUSEのカーネルメンテナーである、岩井さんにご挨拶させて頂きました。ずっとお会いしたかったので、めっちゃうれしかったです。岩井さんは、そんなはしゃぐ私に良く接してくださる、ナイスガイな方でした。

台湾からは、Joshsi、Kimlin, Iceの三名が参加されてました。去年のopenSUSE.Asia Summitで一緒だったらしいのですが、私は面識がなく・・・申し訳ない。しかし、そんな私にもとても仲良くしてくださいました。

今年のopenSUSE.Asia Summit開催国、インドネシアからはEdwinとSaputroが参加していて、Asia Summitに付いて皆と色々と議論していました。

インドからはAsia Summitのslackでお話しているAmey、それと、モーリシャスからパワフルなIshなど、各国の面白い方達と知り合うことが出来ました。

boardの方達も、良い方達ばかりで、私の挨拶に気軽に答えてくださいました。

私の英語力が拙く、あまりテクニカルな会話で盛り上がれなかったのが残念でしたが、世界中のopenSUSE熱を感じる事が出来ました。

セッション

色々と面白いセッションが続きました。そんな中からいくつかをピックアップしてみたいと思います。

YaST – Yet another SUSE Talk? by Thomas Di Giacomo

基調講演は、SUSEのCTO、Thomasの、SUSEとopenSUSEの協調関係に付いてでした。

Thinking About openSUSE HCL by Joshsi

台湾のJoshsiから、HCLの現在と提案についてのセッションでした。Joshsiはハードウェア屋らしく、自然と興味がこういう方向に向くのだとか。

”Kubernetes The Hard Way” on openSUSE Cloud environment by Masayuki Igawa

井川さんの発表は、”Hard Way”チュートリアルの紹介と、それを自分で構築したOpenStackでやってみた、という話でした。

Geeko Magazine: A Technical Magazine on openSUSE, edited on openSUSE by Fuminobu Takeyama

武山さんの発表は、Geeko Magazineについてでした。色々な国の方が興味津々に聞いていて、「翻訳用のデータは、いつ、どうやってアップするんだ?」とか、「なんでグローバルでやらないの?」といった、めっちゃポジティブな質問が飛び交いました。Geeko Magazine、世界に注目されてます。

openSUSE MicroOS in Production by Ish Sookun

モーリシャスのIshは、Kubicのプロダクションユースケースの紹介でした。タイトルはMicroOSになってますが、これは直前にRichardがKubicメインでは無く、MicroOSメインのリリースを行ったため。Ishは全面的にこの方針に賛成みたいですね。

Kubic with OpenSDS by hashimotosyuta

不肖、私も発表させて頂きました。統一的なストレージ管理プロジェクトであるOpenSDSと、Kubicからのストレージ利用の話をさせて頂きました。

しかし、ビデオがYouTubeにあがってるのですが、英語があんまりだねといった感じのコメントを頂いてしまいました。真剣に練習して、きちんと伝えたい事を伝えられるようになりたいです。

あと、ユースケースの話も聞きたい、という意見もあって、そういう話をした方がこういうカンファレンスでは良いのかも、と思いました。

Why you should choose openSUSE Kubic? by kimlin

台湾のkimlinによる、Kubicの紹介とインストール方法の案内でした。インストール方法の案内、私が前にOSCで発表したり、GeekoMagazineに書いたりした内容に似ていて、びっくりです。Kubicの入りやすさは、世界共通のようです。

openSUSE Leap 15.x Kernels: Status Quo by Takashi Iwai

岩井さんの発表は、15.1のカーネルについてでした。バックポートの8割方はドライバで、ドライバはユースケースが限られるのでユーザーによるテストもあまり進んでいない現実があるのだとか。カーネルメンテナの苦労の片鱗を窺い知れるお話でした。

印象的だったのは、openSUSEとSLESとで、カーネルのソースは一緒だよ、バイナリは違うけどね、という表現でした。

まだまだありましたが・・・・

以上、かいつまんで紹介させて頂きました。openSUSE Conferenec 2019のセッションは、YouTubeにあがってますので、是非みなさんも興味のあるものを聞いてみて下さい。

観光

ドイツについた日に、フランクフルトを少し観光し、帰る日に、ニュルンベルクを少し観光させて頂きました。あと、カンファレンスの終了後も、時間があればニュルンベルクの名所を回らせて頂きました。

Nuremberg

SUSE

SUSE本社にもお邪魔させて頂きました(外側からだけですが・・・)

ニュルンベルクはパンもソーセージも美味しく、街並みもきれいでとても印象に残る街でした。

来年はどこ開催かは決まってませんが、英語を練習して、また参加したいと思います。

その前に、秋のopenSUSE.Asia Summitですね。特にアジアの方達は、このイベントでお会いしましょう。

openSUSE、参加された皆さん、愉しいイベントをありがとう!

橋本修太です

2019/02/22(金)と、23(土)に開催された、OSC 2019 Tokyo/Springに行ってきましたのでレポートしたいと思います。

OSC Tokyo

オープンソースカンファレンスは全国で開催されるオープンソースをテーマにしたカンファレンスです。東京では年に二回、春と秋に開催されていて、今回も場所は日野にある明星大学さんに提供頂きました。来場者は両日で1000人越え、と、ブースルームは常に人が沢山な印象でした。

明星大学さん、いつもありがとうございます。「コンピューターと学び」のセッションも聞きにいきますね。

ブース

ブースと準備をしているftake氏

ぎーこ君たちとブースでopenSUSEやKubic、Geeko Magazineをアピールしました。

金曜日は武山さん、太田さん、橋本(鹿)さん、井川さん、土曜日は武山さん、橋本(鹿)さん、名古屋から来てくださった安藤さん、と、ブース担当者は結構多めでまわすことが出来ました。これなら、ブースまわったりセミナー聞きに行ったりと、皆で協力してできそうですね。

橋本(鹿)さんは別のブースの担当者だったりもしましたが・・・近辺で協力しあってブースを回すのも、OSCではよくある光景ですよね。

openSUSE知ってるよー、と言ってくださる方も増えてきている印象で、OSCでのアピール効果も出てきてるなぁ、と思っています。それに、今回はユーザー会に興味あります、という方も来て下さいました。ML、IRC、slack、とありますので、皆でopenSUSEを楽しんでいきましょう

セミナー

Kubernetesの実践例を講演するftake氏

金曜日に武山さんと私で、Kubernetesの入門レベルのセミナーを行ってきました。

参加者は60人程で、セミナールームは満杯。やはりKubernetesは注目されているなぁ、といった印象でした。

武山さんから、openSUSEの説明を5分ちょっと、それから私がKubicのインストールとKubernetesの起動を説明し、その後で再び武山さんがKubernetesの実践例を解説しました。

講演でKubernetes、Kubicに興味を持ってくれた方も少なからずいらっしゃって、講演後に詳細記事を書いているGeeko Magazineを求めにブースに来てくださる方もいらっしゃいました。

Kubic関連の情報はGeeko Blogでも常時発信していきますので、是非チェックしてみてください。


Kubic

ついこの間、CNCFに認定された事も受けて、是非どうですか?と、IaaSサービスさんにアピールさせて頂きました。前向きなお答えを頂けた所もありましたので、クラウドでKubernetes On Kubicな日も近いかもです。期待していますよー!

SUSE ソフトウェアソリューションズ ジャパン

今回もSUSEさんから景品提供頂きました。ロゴの入ったかわいいタンブラーですね。私も一つ欲しい・・・

大きいぎーこ君の保管、いつもありがとうございます。

打ち上げ

土曜日の終了後、Debianの方と打ち上げへ。なぜそうなったかといいますと・・・GNOME WaylandでCJKのInput Methodに問題がある、との事で、ディストリビューションを横断しての検討会話をしていたのです(私はその方面は明るくなく、主に武山さんが)。

その中で、ディストリビューションを横断しての企画、例えばハック合宿とか出来たらおもしろいね、という話も出てきました。関西では谷口さんが合同LTに参加されたりもしてますし、関東でもいろいろできたら面白そうですよね。イベントに参加することがあればレポートしますし、興味のある方は参加も検討してみてください。

なんかめっちゃ有意義でした

Kubicのアピールも上々で、安藤さんのように、名前は聞いているけれどお会いしたことは無かった方達と何人かお会いできたり、商業誌の方とお知り合いになれたり、昔の同じ職場の方がきてくださったりと、非常に有意義な二日間でした。

皆さん、ありがとうございました。次は2019 Tokyo/Fallでお会いしましょう。

その前に、7月開催予定のopenSUSE mini Summitですね。ぎーこ君プレゼント予定ですので、欲しい方は是非チェックしてみてください。

写真

オープンソースカンファレンス 2019 Osaka

1 月 26 日に開催されたオープンソースカンファレンス 2019 Osaka に参加しました。

会場は大阪市にある大阪産業創造館 3F / 4F でした。3F はセミナーや企業系ブースが、4F はコミュニティ系ブースが並んでいました。

今回はセミナーを行わなかったので、ブースで openSUSE の紹介を行いました。
KOF 2018 から新たに関西在住となった中ギーコくんとちびギーコくんがブースを飾りました。

ブースでは openSUSE の紹介のような一般的な話から Transactional Update の話といったコアな話まで、多くの方とお話をすることができました。
元がビジネス向けだったためか、パーソナルな用途よりもビジネス向けの話(コンテナとか YaST での設定の容易さとか)に興味を持たれる方が多かったように思います。

openSUSE の紹介をするとよく聞かれるのが「openSUSE の特徴って何ですか?」という質問です。
この質問に対して、私は「YaST という設定ツールで GUI / CUI(ncurses) どちらからでも同じように設定が行えることです」と答えています。実際、家で使っているデスクトップでは設定ファイルを編集する機会がかなり減っているように感じています。

 

OSS 系コミュニティ合同 LT 大会 in 関西

翌 27 日は関西 Debian 勉強会、LILO、東海道らぐさんと合同の LT 大会に参加しました。

私は openSUSE の紹介と、KOF の東海道らぐ LT で発表した「SKK のススメ」を編集して発表しました。


SKK の利用による小指の酷使については、いくつか改善方法を教えていただいて、現在検討&お試し中です。

 

今後の予定

今後は、8 月 2 日(金)・3日(土)に開催するオープンソースカンファレンス 2019 Kyoto にブース出展する予定です(セミナーは未定)。
OSC 2019 Kyoto は会場となる京都リサーチパークが開催する KRP Week のひとつとして開催されます。
KRP Week では他にも様々なイベントが開催されるので、ぜひお越しください。

その前に、Leap 15.1 のリリースパーティ@京都サテライトを5月ごろに開催するかも知れません。
開催する場合は connpass にてイベント登録しますので、ぜひご参加ください。

関西オープンフォーラム2018

By Taniguchi Akira @ 2018-11-22 00:08

前になりますが、11月9日(金)と10日(土)の二日間にわたり開催された関西オープンフォーラムに参加してきました。

会場は例年通り、南港 ATC の ITM 棟 10階。
私は始めての参加だったのですが、ちょうど良い感じの広さでした。

ブースは受付から入口入ってすぐの一等地でした。

はしもとまささんから受け取った中ギーコとちびギーコを重ねていたら、スタッフの学生さんたちの目にとまって撮影されていました。やはりギーコの力は強いですね。

ブースでは標準の KDE Plasma デスクトップの PC と萌えカスタマイズされたデスクトップの PC とがとが並び、これだけ自由に UI をカスタマイズできますよ、というのをアピールできました。

ITM 棟にはファミリー向けの室内遊園地があり、そこで遊んでいたご家族などがふらっと立ち寄られているのも印象的でした。

openSUSE のブースにもご家族連れが立ち寄られて、子供さんがデモ用に起動していたいくつかのゲームで遊んでいる間にコンピュータ教育に関して親御さんとお話をしたりと、OSCとは違う方向での話をすることができました。

二日目は東海道らぐの発表にお邪魔してきました。
openSUSE とは直接関係はないのですが、私が普段日本語入力に使っている SKK の紹介です。


 

懇親会でふるまわれた日本酒。あっという間に無くなってました(笑)

関西では次は来年1月の OSC 大阪でのブース出展を予定しています。
それでは、来年またお会いしましょう!

橋本修太です

少し前の事になりますが、10月27日(土)、28日(日)に開催されたオープンソースカンファレンス2018 Tokyo/Fall に参加してきましたので、レポートしたいと思います。

会場

東京は日野にある、明星大学の28号館で開催でした。東京では春、秋、と二回開催しますが、全て明星大学さんが会場を提供してくださってますね。ありがとうございます。

ブース

openSUSEブース

openSUSEブース

今回はセミナーを持たなかったので、ブースでopenSUSEの紹介をさせて頂きました。

私は今回で三回目なのですが、以前にお会いした方も何人か来てくださっていて、「今年はですねー、」とお話する事もありました。

話題は、openSUSEっていうのはですね、というのと、トランザクショナルアップデートの話と、ギーコの可愛さアピールで大半でした。ブースする時は、話のネタを整理した方がいいかも・・・と思いました。ただ、そもそもが「オープンソースカンファレンス」なので、多少なりとも興味を持ってくださっているのはありがたいですよね。

今回は(今回も?)mastdonインスタンス、通称末代から多くの学生さんが参加されてました。末代の人に限らず、学生さんは良い意味で貪欲さがあって、説明していても楽しかったですし、こういう態度を見習いたいなぁと思いました。

あと、台湾openSUSEユーザ会のmax氏が来日されていて、ブースでお話させて頂きました。

「openSUSEのアピールポイントって何?」と聞くと、「そりゃ、YaSTで簡単設定で、作業時間短縮できる事だよ」と、軽快なお返事が。続いて、「次はSLESとの親和性かな。」とおっしゃっていたので、「日本だとSLESユーザーも多くなくて・・・」と伝えると、苦笑いしてました。

SUSE

SLESと言えば、今回はSUSE事業部がロゴスポンサーとして協賛してくださいました。

また、特大ギーコを預かってくれたり、SUSE事業部の方が遊びに来てくれたりと、かなり協力してくださっています。本当にありがとうございます。

特大ギーコ

特大ギーコ

しばらくSUSEでお預かりの特大ギーコくんです。

ちなみに、SUSE事業部の方とは、今年のOpen Source Summitでお会いしました。(私と武山さんがボランティアスタッフで参加していました。)よく言われる事ですが、何処に出会いがあるかはわからないものですね。積極的に外に出ていくのも悪くないな、と思いました。

LibreOffice ハンズオン

土曜日のお昼は、同時開催されていたLibreOffice ハンズオンに参加させて頂きました。

Writerを使って美麗なビジネス文書を作ろう、という内容で、スタイルの使い方、痒い所に手が届くトピック、と、かなり満足の行く内容でした。このハンズオン、Writer使って文書作るすべての人が一度は受けておいて損は無いんじゃないでしょうか。

ちなみに、「事前にインストールしておいてね」と言われていたNOTO Fontですが、openSUSE Leap 15 には標準で入っていました。デスクトップアプリもユーザー目線強めのパッケージングが嬉しいですよね。(ユーザーがパッケージングしてるので当然の帰結ですよね)

キャリア&恋活セッション

今回のOSCは、以前から行っている、学びのセッション、それから、キャリアアップセミナー、恋活セッション、と、色の違うトラックがあったりしました。

普段は聞くことの無い話を聞けたりするので、こういうのも嬉しかったりしますよね。面さんのセッションに参加したのですが、かなりの人数でした。やはり先達のお言葉には重みを感じました。

来年の春は

次回の東京開催は、来年の春ですね。2月なのでけっこうすぐ来ると思います。セミナーを持つにしろ、ブースに立つにしろ、openSUSEの面白い話題を皆さんに届けられるよう、準備していきます。

それでは、来年の春にお会いしましょう!

10月27日、28日に明星大学で開催されたオープンソースカンファレンス 2018 Tokyo/Fall に出展しました。

セミナーは2本立てで、始めに openSUSE Leap 15.0の新機能として、トランザクショナルアップデートの機能を紹介しました。

後半は井川さんによるOpenStackの開発の話でした。OpenStack の開発の過程で、これまでタスク管理の StoryBoard などの開発ツールを作ってきたそうです。


 

セミナーの様子

2日間の来場者は1050名と、少なめでした。しかし1日目の懇親会は約200名が参加し、いつも以上にごった返していました。

土曜日の午後の段階で、閉会式 LT の枠が残っているなぁ…と思い、openSUSE.Asia Summit と共催で参加した台湾の COSCUP と OSC 東京の違いを紹介しました。規模感は OSC 東京と同じですが、講演の構成やその他、いろいろが違います(続きはスライドで)。

OSC でこういうことをやってみたい(やって欲しい)と言う方は、11月に意見交換会があるので、参加してみて下さい。


日本openSUSEユーザ会が出展する次回のイベントは、11月の関西オープンフォーラム(KOF)と、オープンソースカンファレンス島根です。

次の東京は2月22日、23日の開催です。今後のイベントでもお待ちしております。

 

openSUSE.Asia Summit 2018 Taiwan

By ftake @ 2018-09-04 23:27

2018年8月10日〜13日にかけて、台湾の台北で openSUSE.Asia Summit が開催されました。今年は台湾最大のFLOSSコミュニティイベントであるCOSCUPとGNOME.Asia Summitとの共催で盛大に開催されました。

3日間のイベントの内訳は次のとおりです:

  • 10日(金): Community Day @SUSE Taiwan
  • 11日(土)、12日(日): メインカンファレンス @台灣科技大學
  • 13日(月): 1 day ツアー

ウェブサイト:

旅の準備

たまには、海外カンファレンスへの参加の準備方法も書いておきたいと思います。

まず気になるのは航空券と宿の確保ではないでしょうか?簡単に手順を紹介します。openSUSE には旅費の最大8割を支援するTravel Support Programというものがあります。これを申請するとき(発表投稿時)までに、航空券と宿代をある程度見積もっておく必要があり、早めに決めておく必要があります。また、本当はTSPの申請の承認が終わるまで買わないようにという指示がありますが、直前になると値段も高くなるので、TSP の結果(支援金額)によらず参加する場合は、早めに手配してしまいましょう。今回は2ヶ月前に予約していました。

手配の方法にはいくつかあります:

  • 航空券とホテルをそれぞれ手配する
  • 航空券とホテルがセットになったパックプランを旅行代理店経由で手配する

私の場合は、基本的に前者の方法を使います。後者の方法だと安くで入手できる場合や、空港からの送迎が付いていたりしますが、基本2人以上のプランばかりなのと、ホテルがカンファレンス会場にアクセスの良いところが選べないことがあるのが難点です(今回の台北は困らないのですが…)。

次は、航空券をどうやって買うかです。とりあえず、航空券の価格比較サイトで価格を調べながら、旅程と便を決めます。今回は特にお盆休みでしたので、日程や便によって大きく価格が異なりました。このとき LCC には、手荷物の料金が含まれていないため、追加費用を足すのを忘れないようにしましょう。

今回は木曜日の夜発(定時ちょっと前まで仕事できる時間)、水曜日の夕方発にして、ほとんど普段の価格の Eva Air(長榮航空)にすることにしました。LCC は夏休み価格になっていたので、価格は逆転していました。LCC の遅延、欠航リスクについては、修太さんのレポートを見て下さい。

どこから買うと安いかも比較サイトから分かるのですが、基本的には航空会社のウェブサイトから直接買っています。旅行代理店を通して買ったりすることもできますが、手数料がかかるところだと融通が利いたりしますが、間に挟まるものがあるので面倒なことになることもあります。

宿はオンライン予約サイトがいっぱいあるので、どれかを使いましょう。今回は Booking.com でした(前回の台湾は楽天でした、Expedia や Hotels.comを使うこともあります)。Booking.com は部屋の種類ごとに写真がたくさんあるのと、予約時に宿へのリクエストをチェックボックス形式 + 自由記述で書いて送れるのが便利です。グレードは日本で言うビジネスホテルクラス、場所は深夜着で、高速バスを降りてからの足がないので台北駅から徒歩圏内で探しました。あんまり評価値は気にしすぎなくても良いかと思いますが、酷すぎるレビューコメントがついていないか気をつけましょう。

両替についても一応。私の場合は海外キャッシングを有効化したカードを持っていき、現地の ATM で引き出しています。どうしても国内で両替したい場合は、横浜などの主要駅近くの銀行の外貨両替コーナーか成田空港で両替できますが、手数料が高めです。現地についてから空港で両替もできます。

観光をする場合は、観光ガイドを1冊持っていくのがおすすめです。オンラインでも調べられますが、やっぱりまとまった情報にぱっとアクセスできると便利です。2015年の Asia Summit のときに買った「地球の歩き方」を持っていきましたが、九份や十分のバスの本数や料金、入場料などがすっかり古くなっていました。

最後に、海外旅行保険入っておきましょうね。オンライン申し込みで低価格なものや、クレジットカード付帯の保険があります。

移動日

台風が来るということで、木曜日の午後を休暇にしておきました。台風は朝には過ぎ去ってしまいましたが、早めに成田空港に移動しました。

空港に行って、まず中華電信の SIM カードを入手。地下のテレコムスクエアのカウンターで開通日 + 5日間使えるちょうどよい SIM カード(これ以外はない)が1400円で手に入ります。到着が23時を過ぎるので、現地では翌朝まで買えず、駅から宿に移動するときに使えません。

1日前の同じ便が23時間遅れで飛んでいきましたが、乗る便はほぼ定刻通りに出発でした。

そして、台北桃園到着。もう2度目なのでさっさと現金を引き出して、高速バスに乗って台北駅まで行き、深夜の町を歩てホテルにチェックイン。宿は写真詐欺ではなくてよかったです。

Community Day

金曜日は Community Day でした。今回は規模が大きなイベントで、密なコミュニケーションができない懸念があったため、前日に openSUSE コミュニティだけのイベントを設定しました。会場は SUSE / Micro Focus の台湾オフィスの会議室で、ピザとフライドチキン(定番の組み合わせだそうです)を食べながら、Board の Ana と Simon と議論をしました。ビールメーカーに依頼して作った openSUSE.Asia Summit ラベルのビールも用意されました。

最初の話題は GSoC の学生の集め方でした。東アジアでやるにはやっぱり言葉の壁が大きいので、ローカル言語で話せるメンターが必要であること、教員を通して学生にアプローチすることが重要であること、告知がまだまだ足りていないことが挙がりました。

鎌田さんが中心となって行っている日本での openSUSE Leap ユーザガイドの翻訳の話も紹介し、公式化できないかという提案もしました。これについては、今はページごと(doc.opensuse.org)に GitHub プロジェクトがあるので、まずはそこで Issue を発行して議論すること、翻訳プラットフォームの Weblate に持っていきたいよねということを確認しました。

持っていった Geeko Magazine は大人気。各パラグラフの要約だけ作れば、翻訳版を作れるんじゃないかという声がありました。また、イラストを描いてくれるような人が他の地域にはいないので、Geeko Magazine の表紙はすごいとのことでした。

Community Day は少し早めにお開きにして、夜は3イベント合同の Welcome party へ移動。会場は台北101が見える屋上テラスのあるクラフトビールレストランでした。

openSUSE Board の Ana と Simon と、インドネシアの Edwin、日本から参加した榎さん、井川さん、大村さんと。

1日目

公館駅でインドネシアメンバーに呼び止められ、みんなでぞろぞろと会場へ移動しました。まだ準備中の会場でしたが、まず目に入ったのが、壁に貼りだしたタイムテーブルでした。スケジュールはチケットにもなっている COSCUP アプリからも確認できるのですが、発表がどの言語で行われるかが分からないため、この紙か Web サイト上のプログラムで確認していました。

開会式では、openSUSE Board の二人が挨拶。

その後に COSCUP キーノートで台湾のデジタル大臣のAudrey Tang氏 による講演がありました。細かい内容は YouTube を見ていただくとして、オープンソースの定義から話が始まり、Social Innovation Lab(共創スペース)についての説明がありました。

筆者の発表は openSUSE のトラックの2番目でした。今回は Input Method Framework (IMF) には、今後必要なことについて話しました。3年前は複数の IMF を切り替える話だったのですが、主に GNOME 方面で IBus 一本化が進み始めているので、IBus の課題という観点から話しました。残念ながら、韓国の成さんの IM についての発表が同じ時間帯で、そちらを聞きに行った人が何人か…。


井川さんの発表の様子です。IKEA の LACK/ラック を逆さまにしてサーバラックにするところでは、みんな写真を撮っていました。

openSUSE.Asia Summit での発表だけでは無く、日本のFLOSSコミュニティとしてブース出展もしました。のんびりとブースの設営を行ったあとがこの状況です。机の上には東海道らぐの島田さんがかき集めてくれたステッカー、Geeko Magazine などの書籍、OSC などを紹介するディスプレイが並びました。前日深夜の飛行機が飛ばなかったため Linux User はまだ届いていません。

openSUSE ブースではシールを貼った飲み物を配布していました。OSC と違い、食べ物系が多いです。

夕方、各トラックで一通りのセッションが終わったところで、メインホールで SUSE の執行役員の Ralf によるキーノートが行われました。会場は立ち見が出るほど満員でした。

夜は各部屋にテーマ毎に分かれて BoF です。openSUSE の BoF では、まず、これまでの開催の写真が集まったアルバムの受け渡しを行いました。

openSUSE.Asia Summit x COSCUP x GNOME.Asia 2018

続いて openSUSE.Asia Summit 2019 の開催地決定に向けてのプレゼンテーションです。今回からこれまでよりかなり早く募集を行い、開催地を決定するようプロセスを変更しました。事前にインドネシアのバリと、インドのファリダバッドが立候補しており、それぞれのプランの紹介と Q&A が行われました。10月には開催地が決まる予定です。

2日目

朝、参加者が集まる前にプログラムの張替えが行われていました。1枚1枚手作業です。

2日目は GNOME.Asia のキーノートで始まりました。写真は GNOME 関連プロジェクトの管理インフラを GitLab に移行した話です。

openSUSE.Asia トラックの1件目は小笠原さんの発表で、最新の LibreOffice を openSUSE で立ち上げる話でした。到着が間に合ってよかったです。

その裏側では openSUSE Board の Simon が openSUSE への貢献方法などを紹介していました。

中国(北京)の Sunny の発表では、過去の summit の参加者数や、ロゴコンテストの結果などを紹介し、これまでの openSUSE.Asia Summit を振り返りました。

その次は修太さん。DRBD についてでした。

インドネシアの Edwin の発表は “Maintaining the Good Spirit” というタイトルで、インドネシアのopenSUSEコミュニティの実例を交えながら、どのようにコミュニティを育てていくかという話でした。ただ、以下のウェブサイトから引用したという3つのオプションの真意が分からず、みんなで混乱しました。コミュニティが大きくなると、どのようにそのコミュニティのある種の品質 (the good spirit) を保っていくのは大変です。

How To Maintain A Great Community Spirit As Your Community Grows

成さんと一緒に写真を取ろうと、ブースで。

ブースも荷物が届いて完成形に。

「日本のコミュニティ」ブースは FOSS Asia (シンガポールで毎年開催されるカンファレンス) と Hong Kong Open Source Conference に囲まれていました。FOSS Asia を挟んで隣は Wiki Media で、博物館と連携したりしているそうです。

2日間を締めくくる閉会式の写真です。たくさんの並行セッションがあり、一つ一つのセッションはそんな混雑していないような感じがしますが、閉会式で集まると1つの部屋に収まりません。閉会式前のライトニングトークも入れませんでした。

閉会式後は COSCUP のスタッフの打ち上げに招待してもらいました。台湾の海鮮料理のお店で豪華な晩御飯でした。国内のイベントでこんな豪華な打ち上げはないですね。

打ち上げ後、お店のすぐ前が饒河街夜市だったので、毎回夜市に行けなかった小笠原さんを連れてちょっと見学へ。

1 day tour

COSCUP は終わってしまいましたが、GNOME.Asia と openSUSE.Asia はまだ続きます。月曜日は発表者向けの 1 day ツアーでした。

行き先は故宮博物院と台北101で、2015年に個人的に回った場所と同じになってしまいました。故宮博物院では、今回のツアーの添乗員さんが色々と説明してくれました。

台北101は天気が良かったため、前回行けなかった屋外展望台が開放されていました。この天気でもいつ土砂降りの雨になるか分からないので、夜景スポットの山の上に行くのは中止になりました。

夏にしか食べられない(2015年は12月)マンゴーかき氷も食べました。複数人で食べるのが基本だそうです。

まとめ

今年もopenSUSE.Asia Summitは盛大に開催されました。

openSUSE.Asia Summit はこれまでの Contributor だけではなく、誰でもが参加できるイベントです。地理的な条件によらず参加できるよう、旅費支援プログラムも用意しています。来年はどこで開催されるか決まっていませんが、ぜひ参加を検討してみて下さい。

おまけ: 観光編

丸1日確保してあった翌日は、台北市内から東に少し離れた九份、十分、基隆を巡ってきました。