By Syuta Hashimoto @
2018-12-04 07:29
橋本修太です。
このブログは「openSUSE Advent Clendar 2018」の4日目の記事です。
アドベントカレンダー完走目指して、急遽入れさせて頂きました。
初日から、覆面君さん、川上さん、鹿野月美さんと、レベルの高いブログが続き、私は非常に興奮しております。
が、ここで一息入れさせて頂きましょう。今日の話題はコンソールコマンドです。(タイトル詐欺感はご了承を・・・)
ある日、本家のサポートMLの、コンソールのフォントサイズだかの話題に、以下のような文章が現れました。
【意訳】
「今だったら、皆(バージョンにもよるけど)、vttyの行数、桁数は、次のコマンドで取得できるよ。
inxi -Gxx か、inxi -Fxz でね。」
ここで私は思うわけです。
(inxiってなに?)
というわけで、使ってみました。
使ってみる
さっそく、Leap 15のコンソールで実行。
$ inxi
しかし、こんなメッセージが。
If ‘inxi’ is not a typo you can use command-not-found to lookup the package that contains it, like this: cnf inxi
言わずと知れた、コマンドが無かった時のメッセージですね。
こうなると、次にすることはパッケージの検索。次のコマンドで検索します。
zypper se inxi
すると、該当パッケージが表示されます。これをインストールしましょう。
sudo zypper in inxi
zypperの使い方は、いずれどなたかがアドベントカレンダーしてくれると期待しています。
本題 inxiとは?
実行してみます。
inxi
すると、私の環境では以下のように出力されました。
Resuming in non X mode: glxinfo not found. For package install advice run: inxi –recommends
CPU~Quad core Intel Core i5-2400 (-MCP-) speed/max~3092/3400 MHz Kernel~4.12.14-lp150.12.25-default x86_64
Up~3:22 Mem~2698.9/7952.8MB HDD~1012.2GB(40.4% used) Procs~281 Client~Shell inxi~2.3.40
どうやら、ハードウェア情報を簡単に取得して出力してくれるようです。
マニュアルを見てみますと、
$ man inxi
頭に次のような説明が。
inxi – Command line system information script for console and IRC
IRC!? それはさておき、システム情報を出力してくれるスクリプトのようですね。
ちなみに、コマンドの場所を確認し、
which inxi
そのコマンドが何かを調べてみますと、
file /usr/bin/inxi
以下のように出力されました。
/usr/bin/inxi: Bourne-Again shell script, UTF-8 Unicode text executable, with very long lines, with escape
sequences
どうやら、シェルスクリプトのようです。思い切って中身を見てみましょう。
less /user/bin/inxi
すると、先頭に見慣れた次の一行が。
#!/usr/bin/env bash
そう、シェルスクリプトの先頭に記述する一行ですね。つまり、inxiはシステム情報を取得・出力してくれる、シェルスクリプトでした。
コマンドを実行した結果の所に、glxinfoが無いよ、といった警告が出ていたことに気付きましたでしょうか。システム情報の収集は、inxiが他のコマンドを呼び出すなりして行う為、そのコマンドが無かったりすると警告となるわけです。
以上、簡単にハードウェア情報(というか、システム情報でしたね)を取得する、inxiコマンドの紹介でした。
MLにあった、inxi -Gxx や、 inxi -Fxz、試してみると面白いですよ。
ううむ、このブログ、inxiの紹介では無くて、見慣れないコマンドを見た時の遊び方のチュートリアルみたいになってしまいましたねぇ。
という事で、近いうちにcnfでも遊びたいと思っています。
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By ribbon @
2017-08-13 22:53
2017-08-13 の IRC定例で話題になった Proxmox-VE について、簡単にメモしておきます。
Proxmox-VE の一次情報は、 https://pve.proxmox.com/wiki/Main_Page です。
Proxmox-VE はVMware ESXiに似た、仮想化アプライアンスで、Webベースで仮想マシンの制御や、LXCベースのコンテナの制御を行えます。オープンソース版と商用版がありますが、kernelがエンタープライズ版か否かくらいの違いしかありません。
ベースは、Debianで、その上にPerlで書かれたVM管理用ツールがインストールされています。ISOイメージからインストールすると、ターンキー仮想ホストとして、ディスクの初期化からパーティションの作成まで一気にやってしまいます。
LVMベースのディスク管理を使用しています。各仮想マシンはLVMのシンプロビジョニングか、通常のファイルで保持されます。スナップショットを使ったバックアップ機能もあります。
openSUSEの検証などにはよく使っています。ほぼすべてメッセージが日本語化されていますので、わかりやすいと思います。ESXiと違ってDebian 9 が動くマシンであればそのまま使えます。お手軽な仮想環境制御ツールをお探しの方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
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By HeliosReds @
2009-01-21 10:07
アメリカでは初の黒人大統領となるバラク・オバマ氏が大統領に就任しましたが、それとは全く関係のない話題です。
ニュースの方でも流れましたが、この度新たに openFATE というサイトが公開されました。
このサイトの目的は「openSUSE にこんな機能を盛り込みたい」「こんな感じに変えてみてはどうだろうか」といった要望をアップロードしてもらい、その要望が他の人からどの程度共感を得られるものなのか、また、結果的に実現へ向かうのかなどを追跡する機能を提供することにあります。
Wiki にはこれまでも Feature Wishlist、Package Wishlist というコーナーが設けられており、自由に要望を書き込めるようにはなっていたのですが、どの程度開発者が見にきてくれていたのか、真剣に検討されていたのか、正直よく分かりませんでした。それを、もっと見通しが良くなるようにしよう…というのが今回の主旨のようです。
中を覗いてみると、例えば「DVD でインストールしている最中、暇つぶしのために Web ブラウズできるよう、インストーラにブラウザを付けてほしい」などといった要望があったり、他にもかなり妄想レベルのものも含めて皆さん結構好き勝手な要望を挙げてたりします。
今のところ要望をアップできるのは openSUSE の Member(*) に限られていますが、アカウントを持っていれば誰でも挙げられている要望に対してコメントを加えたり、議論に参加したりできるようになっていますので、これいいね、と思えるアイデアが挙がっていたら是非賛意を表明してみてください。
(*) 是非あなたも openSUSE にコントリビュートして Member になってください。「どうしたらなれるの?」という方がいらっしゃいましたら、是非お声がけください。
オープンソースのメリットというと「無料」にばかり目がいってしまうきらいがあると感じているのですが、もっと大きなメリットとして「望めば、叶えられる(…かもしれない)」ということがあるのではないかと思います。そうです、Change ! Yes, we can ! なのです(笑)。そしてそのためにはまず、あなたの望みを伝えなければ何も始まりません。とりあえずは英語でのやりとりが必須とはなってしまいますが、是非活用していってください。
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By HeliosReds @
2009-01-08 15:50
<< Wednesday, January 7th, 2009 by Andreas Jaeger >>
openSUSE プロジェクトで使われているバグ・レポート・ツール(bugzilla.novell.com)が、1月10日にバージョン 3.2 へとアップデートされます(いくつかの Novell 独自の変更が含まれています)。
変更の中で特筆すべきことは、バグ報告にあたって新たにガイド・モードが追加され、これが Novell 外のアカウントで報告する際のデフォルトとなるということです。
ガイドなしモードを使っていて、ガイド・モードに切り替えたい場合は(あるいは、その逆を望む場合は)、”新しいバグレポート”のテンプレートをブックマークしておくことも可能です(詳細については下記をご覧ください)。こうしておくと、ブックマークの URL を編集して“?format=guided”を追記したり(ガイド・モードに切り替えたい場合)、この部分を削除して元に戻すことができるようになります。このブックマークを使うことにより簡単にアクセスできるようになりますし、あらかじめいくつかの情報 — たとえば“Found By”の欄には“Community User”が記入済み — が記入されている openSUSE 11.1 のバグレポート用のブックマークを既に作ってあります。ただし、ガイド・モードが使えるようになるのは bugzilla がアップデートされた後のことになりますので、ご注意ください。
アップストリームの bugzilla についての 3.2 で変更点については、bugzilla 側にドキュメントがあります。我々が用意した bugzilla にはいくつかのバグ・フィックスと拡張が追加されています。
bugzilla はこのアップデート作業のため、10日の 10:00 AM から 2:00 PM の間(Mountain Time – 訳注:日本時間だと11日 2:00 AM から 6:00 AM の間)、使用できなくなります。
なお、バグ報告にあたっては、ガイドラインにも目を通しておいてください。
手順:新しいバグ報告のテンプレート作成方法
- “New”を選択して新規のバグ報告を作成します。事前に定義しておきたい属性の値を記入してください。
- このボタンをクリックします。

- 新しいページが表示されます:

- ハイパーリンク上で右クリックして、[このリンクをブックマーク](Firefox の場合)を選んでブックマークに追加してください。
- このブックマークを選択すれば、事前に属性が記入されている新たな不具合報告を作成することができます。
原文はこちら
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By HeliosReds @
2008-12-04 16:45
openSUSE の最新版、11.1 がいよいよ 12月18日(木)に公開されます!

この公開を記念して、その週末、12月20日(土)に、ささやかながらリリース記念パーティーを開催したいと思います。
年末の慌しい中、かつ、告知が遅れてしまいましたが、openSUSE ユーザの方も、使ったことはないけど興味はあるという方も、是非お気軽にご参加ください!
参加を希望される方は「宴会くん」からの登録をお願いします。
# 宴会コード: opensuse081220
【期日】
2008年12月20日 14:00〜
【会場】
関東ITソフトウェア健保会館 (JR 大久保駅下車北口改札より徒歩1分)
B-1 A室 (参加人数次第で部屋変更の可能性あり)
【予定】
13:30 開場
14:00 ごあいさつ〜参加者自己紹介
14:15 セッション
『openSUSE 11.1 インストールデモ & 新機能/変更点紹介』
『openSUSE プロジェクト 2009年の展望』
『いまさら他人に聞けない Q & A 大会!』
『フリー・トーク』
(*1)
17:00 懇親会(*2) ※場所未定(*3)
(*1)内容はあくまで予定であり、変更される可能性があります。
(*2)予算は4,000円以内を想定
(*3)参加者が多くなりそうな場合は適当なお店に予約を入れますが、少人数の場合は成り行きで近場の店に入る予定です。
参加してくださった方へは、11.1 インストール DVD あるいは何か記念品をプレゼント!! …できるかもしれません(笑)。
# Zonker が「何か送ってあげようか」と言ってきているので…。
参加を希望される方は、懇親会への参加希望の有無についても上記「宴会くん」へご記入ください(懇親会のみ参加希望…も OK です)。また、急な予定変更等をお知らせすることがあるかもしれませんので、連絡可能なメールアドレスの記入をお忘れなく!
なお、参加希望者が多くなった場合、会場の部屋変更、懇親会の場所手配などが必要となりますので、なるべく早め(…できるだけ12/15(月)まで)にご登録お願いします。
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By HeliosReds @
2008-11-24 14:18
ことによるともうずいぶん前からあったのに気がついていなかっただけなのかもしれませんが、SLE についてのあなたの知識をチェックする簡単なプログラムが公開されています。
試してみるにはまず事前に Novell のアカウントを取得しておく必要がありますが、以下の5つのコース(いずれも英語)が用意されています。
念のためお断りしておくと、「 スキルチェックを完了することによって、 Novellあるいは、Novellパートナーから、Novell製品やサービスについてのコンタクトを許します。」ということですので、ご案内等が届くのがウザいと感じる方にはお薦めいたしませんが、興味のある方は「あなたの SUSE 理解度」をチェックされてみてはいかがでしょうか。…対象は SLE ということになっていますが、そのまま openSUSE にも当てはまることも多いと思います。
…ていうか、実は私もまだチャレンジしていなかったりするので、時間を見つけて試してみようと思ってます。
By HeliosReds @
2008-11-17 12:05
2008年11月29日(土)に楽天テクノロジーカンファレンス2008というイベントが開催されます。楽天主催ということで Ruby のまつもとゆきひろ氏の基調講演が予定されていたり、懇親会も噂の楽天タワーのカフェテリアで行われるなど、豪華な催しとなりますが、その中の1トラックとして、各 Linux ディストリビューションの開発者、コミュニティ・コアメンバーを集めたトークイベント 「ディストリビューション大集合」 が開かれます。openSUSE もパネラーとして参加いたしますので、お時間のある方はぜひご参加ください。
開催日時・会場等
- 日時:2008年11月29日(土)12時:受付開始、13時:開演(イベント全体)、18時30分:懇親会開始
- 会場:楽天株式会社 楽天タワー (最寄り駅:りんかい線「品川シーサイド駅」より徒歩1分、京浜急行線「青物横丁駅」より徒歩7分)
- 料金:無料
内容
よしおかひろたか氏 (カーネル読書会、ミラクル・リナックス株式会社) の司会進行の下、各ディストリビューションのコミュニティで精力的に活動を続けているパネラーによるそれぞれのディスリビューションの特徴、コミュニティ活動などについての紹介に続き、各ディストリビューションが共通して抱える悩みや問題、今後の課題や活動について議論していきます。「開発者が幸せになるための方法論とは?」「ディストリビューション開発に参加する方法」など興味深い話題の飛び交うセッションとなるでしょう。
参加予定プロジェクト(順不同、変更の可能性もあります)
slax-ja、Momonga Project、Ubuntu Japanese Team、Gentoo Linux Users Group Japan、Project Vine、openSUSE、Debian JP Project、The CentOS Project
参加方法
参加申し込みのページからお申し込みください。
楽天テクノロジーカンファレンス運営事務局よりの案内文
技術コミュニティ活動にご参加の皆様へ
オープンソースをはじめとする各種技術コミュニティでご活躍の皆様におきましては、インターネット上のサービスへの各種貢献に感謝申し上げます。
この度、弊社では技術コミュニティの皆様への感謝と今後の発展の一助とすべく、テクノロジーカンファレンスの開催を決定いたしました。
本イベントを技術コミュニティの皆様同士の交流と技術情報の交換・議論に役立てていただきたいと考えております。
つきましては、開催と参加登録の情報をご案内申し上げます。
詳細については決まってない点が多くございますが、現在各方面のご協力を頂きつつ進めております。プログラムの詳細は参加登録いただいた方へ、11月21日(金)までにご案内さしあげる予定です。
現時点でお知らせできる内容が少なくて恐縮ですが、コミュニティの皆様の参加を歓迎したく、まずは皆様のご予定に加えていただきたく、ご連絡させていただきます。
楽天テクノロジーカンファレンス運営事務局
森正弥(楽天技術研究所)
橘俊男(開発部 アーキテクトグループ)
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<<ご案内>>
●イベント名
『楽天テクノロジーカンファレンス2008』
●開催日時
2008年11月29日(土)
12時:受付開始、13時:開演、18時30分:懇親会開始
●参加登録方法
以下のURLよりお申し込みください。
https://www.rakuten.co.jp/event/techconf/2008/
(個人情報取り扱いポリシーについては、登録ページにリンクと詳細がございますので、そちらをご参照ください)
●内容(予定)
・基調講演(Ruby開発者 楽天技術研究所フェロー まつもとゆきひろ)
・招待講演(RBC 会長 最首英裕 氏)
・楽天における技術活用紹介
国際開発の取り組み
オープンソース開発の取り組み
楽天技術研究所の研究開発の取り組み
・技術コミュニティ毎のセッション
Ruby,PHP,Linux
・懇親会
●場所 楽天株式会社 『品川シーサイド楽天タワー※』4F
※『品川シーサイド楽天タワー』のご紹介
【地図情報URL】
http://www.rakuten.co.jp/info/map/shinagawa.html
【住所】
〒140-0002 東京都品川区東品川4丁目12番3号
品川シーサイド楽天タワー
【交通アクセス】
○りんかい線品川シーサイド駅(C出口)より徒歩1分
(品川シーサイド駅より連結)
○京急青物横丁駅より徒歩7分
皆様のご登録をお待ちいたしております。
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楽天株式会社 – Rakuten,Inc. –
テクノロジーカンファレンス2008事務局
E-mail:info-tc2008@mail.rakuten.co.jp
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本件については、楽天株式会社様運営の「楽天テクノロジーカンファレンス2008」内でのイベントとなりますので、お問い合わせはテクノロジーカンファレンス2008事務局までお願いいたします。また、参加お申し込みに当たって入力が必要となる個人情報については、本サイト(Geeko.jp)、openSUSE プロジェクト/コミュニティ及びノベル株式会社が取り扱うことはありません。(個人情報の取扱いについてご質問がある場合は同社の「個人情報保護方針についてのお問い合わせフォーム」までお願いします)
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