前回は D でしたが、今回は Q です。Qt関連のパッケージが多く存在していました。

パッケージ名 qdirstat
バージョン qdirstat-1.7-1.6.x86_64
動作 ◎
詳細
グラフィカルにディスクの使用量を見たり、ファイルやディレクトリの操作をするツールです。Qt ベースで動きます。見栄えはかなり良いです。

面白いのは、下部に表示されている図で、これは、各ファイルの大きさをベースにしたイメージです。例えば、ある大きな模様の所をクリックすると、そのイメージに対応するファイルに移動することが出来ます。

さらに、右クリックで種々の操作を選ぶことも出来ます。

qdirstat は、ディレクトリを渡りながら、ディスクの掃除をするときなどに便利に使えそうです。

前回は B でしたが今回は O です。

パッケージ名 okteta
バージョン okteta-0.26.5-1.3.x86_64
動作 ◎
詳細
okteta は KDE のバイナリエディタです。単にバイナリデータの編集だけではなく、文字コード変換やファイル中の文字の統計、ブール演算処理などもできます。
起動すると以下のような画面になります。

左側にファイルの内容を表示、右側に処理機能といようになっています。処理機能は色々選ぶことができ、選ぶと1つのウィンドウが表示されます。複数表示することもできます。
たとえば、文字コードを変更する場合は、まず変更したい部分を左側のウィンドウで選択し、変更先として、To: を選び、文字コードを指定して、 Convert をクリックすることで変更ができます。

また、バイト単位のバイナリ演算をすると、たとえば各バイトの最上位に1を立てる(ハイビット ON)ということもできます。ただ、フォント設定がうまくないのか、1バイトかな文字は表示されませんでした。

バイナリ編集は、左側の画面で、テキストエディタと同じように、なぞってコピーや削除を選べば編集できます。データを追加するときには、メニューで、挿入を選べば、文字のパターンやランダムデータなどで入力できます。

okteta はいくつかの処理がプリセットされていて、適合する処理があればかなり便利に使えそうです。ただ、文字コードの変換対象に UTF-8 が無いので、文字コードの変換に使うには、あまり希望に添わないかもしれません。

前回は G でしたが、今回は B です。

パッケージ名 bats
バージョン bbe-0.2.2-3.5
動作 ◎
詳細
ブロック単位で処理が出来る sed のようなストリームエディタです。sed はあくまでもストリームとして処理しますが、 bbe ではバイト位置やブロック単位での処理が出来ます。
http://bbe-.sourceforge.net/bbe.html#bbe-programs に例がありますが、

echo “The quick brown fox jumps over a lazy dog” | bbe -b “/The/:21” -e “j 4” -e “s/ /X/”

を実行すると

The quickXbrownXfoxXjumps over a lazy dog

と言う結果が得られます。まず、処理ブロックとして “The” という文字列から21文字目までを対象とし、さらに、 “j” から4文字は対象外とし、そののち、空白を大文字の “X” に置き換えるという動作をします。また、

echo “The quick brown fox jumps over a lazy dog” | bbe -b “:5” -e “A XYZ”

は5バイトのブロックを定義し、そのブロックの後に “XYZ” という文字列を付加します。

The qXYZuick XYZbrownXYZ fox XYZjumpsXYZ overXYZ a laXYZzy doXYZg

バイト位置を考えねばならない文字列変換を行うときには便利に使えそうです。

パッケージ名 bing
バージョン
動作 ◎
詳細
2つのポイントの間のスループットを ICMP パケットで調べるツールです。ping の結果を整理して表示するようなイメージです。結果は以下のようになります。
2つの host を指定する意味はあまりないように思えますが、ping の結果を整理(平均を取るなど)しなくてもすむのは便利かもしれません。

前回は K でしたが、今回は G です。GAP 、GPS 関連のパッケージが多数ありました。ただ、取り上げられそうなものはあまりなく、1つだけです。

パッケージ名 Gcompris
バージョン gcompris-qt-1.0-2.1
動作 ○
詳細
2歳から10歳までの子供向けの教育ソフトです。かなりの数の小さなアクティビティが含まれています。それなりに良く出来ています。但し、日本語には対応していません。いくつかの言語向けの翻訳はあるのですが。
そのため、日本ではあまり使い道はないでしょう。

前回は X でしたが、今回は K です。Kは、KDE関係が多いようです。そのほかに、kubernetes や kopano というツール群のファイルもかなりあります。

パッケージ名 kalzium
バージョン kalzium-20.12.2-1.2
動作 ◎
詳細
周期律表です。日本語も表示されます。ちゃんとメンテナンスされているようで、Nihonium も載っていました。起動した段階では、各元素毎の表示項目は最小限のみです。


しかしメニューを選ぶことでかなり色々な表示が出来ます。たとえば、その元素にまつわるイラストを表示してみたり

元素データの概要を表示することも出来ます。

パッケージ名 klavalo
バージョン klavaro-3.11-1.2
動作 ◎
詳細
タッチタイプ練習ソフトです。オーソドックスに、ステップバイステップで練習することが出来るようになります。

良く出来ているところは、キーマップを色々と替えられるところです。標準では qwerty USA キーボードですが、dvorakにも対応しています。dvorakにすると練習用データも dvorakに切り替わります。

日本語キーボードにも対応しています。特殊記号の位置が正しい場所に来ます。

タッチタイプ練習ソフトには、コンソール用の GNU typist (gtypist) がありますが、日本語キーボードに対応している点、GUIで見やすい点でこちらの方が使い勝手が良いでしょう。

パッケージ名 krename
バージョン krename-5.0.1-2.3
動作 ◎
詳細
ファイルリネームツールです。GUI で対話的にファイル名を変更できます。単に名前を置き換えるだけではなく、順番に番号を振るとか、接頭辞、接尾辞を付けるなども出来ます。

また、プラグインがあり、日付などの変更も出来ます。

パッケージ名 kstars
バージョン kstars-3.5.2-1.1
動作 ◎
詳細
いわゆるデスクトッププラネタリウムです。そこそこ日本語化されていて、星座名などは日本語で表示されます。オプションで星座の絵も表示できます。

観測地点も予め日本のいくつかの都市がプリセットされています。野辺山とか飛騨とか、たぶん天文台がある所も含まれているのが面白いところです。

パッケージ名 ksystemlog
バージョン ksystemlog-20.12.2-1.2
動作 ◎
詳細
システムのログを GUI で表示するツールです。kernelのログ、X.org のログ、systemd のログが選べます。

各行をクリックすることで詳細が表示されます。

時々刻々と追加されているログについても、常時モニタしていますので、手軽にログを見たいときには便利でしょう。ただ、任意のログを見ることは出来なさそうなのですが。

パッケージ名 ktouch
バージョン ktouch-20.12.2-1.2
動作 ◎
詳細
これもタッチタイプ練習ソフトです。最初にレベル指定をした後 練習モードに入ります。
いくつかコースは予め用意されています。

ただし、日本語キーボードには未対応、コースもそれほど多いわけではないので、先に紹介した klavaro と比べると見劣りがします。klavaro がある以上こちらを選ぶ必要性はなさそうです。

前回は I でしたが、今回は X です。
カテゴリ X では、やはり X Window System 関連のものがかなりあるようです。
また、xroach のような、プリミティブな X 機能を使うソフトウェアのいくつかは動きませんでした。

パッケージ名 xfishtank
バージョン fishtank-2.5-1.2
結果 ◎
詳細
昔ながらの、Xの画面を水族館にするソフトウェアです。最近では知らない人も多いかと思いますので取り上げてみました。全画面を使いますので、ちょっとした息抜き用です。スクリーンセーバの機能はありません。

パッケージ名 xpra
バージョン xpra-4.0.6-3.2
結果 ×
詳細
セッションを保持しながらリモートのサーバに接続できるソフトウェアです。X 版 screen であると、ドキュメントには記載があります。
しかし、Thumbleweed では、Pythonのコードでエラーを吐き、動きませんでした。openSUSE 15.2 では一応起動はしましたがうまく繋がりませんでした。たぶん色々と動かすためには調整が必要そうです。

前回 は W でしたが、今回は I です。

パッケージ名 i18nspector
バージョン i18nspector-0.26-1.2
結果◎
詳細
.po ファイルのエラーチェックをするプログラムです。.POT なども処理できます。試しに、linux jm project で翻訳しているファイルを処理してみたところ、結構エラーが出ました。

ちなみにファイルの最初の所は

となっているので、言語の指定が無いなどを指摘しています。
Qt の linguist などでもエラー表示を出しますが、マニュアルを見る限りかなり色々なチェックをしているようですので、翻訳終了後にこのプログラムを使って見るのも良いかもしれません。

パッケージ名 icmpinfo
バージョン icmpinfo-1.11-715.11
結果 ◎
詳細
icmp の受信状況を表示するだけのプログラムです。同等のことは tcpdump でも出来ますが、このプログラムはicmp の受信に特化しています。その分簡単に使えて見やすい、という利点はあります。
結果はこんな感じになります。

パッケージ名 input-pad
バージョン input-pad-1.0.99.20140916-4.6
結果 ○
詳細
画面上に仮想キーボードを表示して、それをマウスでクリックしてテキストベースのアプリケーションに入力するツールです。細かくカテゴリが選べるなど、結構良く出来ています。


起動時にはカスタム文字表示になっていますが、ユニコードでのすべての文字を表示するモードや、キーボードレイアウトを表示することも出来ます。


コードポイントで入力することも出来ます。


ただ、インプットメソッドの一部として提供されているわけではないので、GUIなアプリケーションとのレン回は出来ないようです。ターミナルからinput-pad を起動し、そのターミナルで動作するアプリケーションに入力することになります。ターミナルから GUI なプログラム (たとえば Libre Office)を起動してもそちらには文字を入力できません。ですので、利用範囲は少し限定されてしまうかもしれません。