前回は S でしたが、今回は A です。

パッケージ名 ansifilter
バージョン ansifilter-2.18-1.5.x86_64
動作 △
詳細
テキスト中の ANSI エスケープシーケンスを取り去ったり、HTMLなどの形式に変換できます。たとえば、script コマンドで、ANSI エスケープシーケンス付きのメッセージを記録したのち、それをテキストとして利用するときなどには便利に使えます。

ただし、漢字についてはうまくいかない場合がかなりあります。また、HTML 変換については、エスケープシーケンスを落として変換、すなわち、色とかの情報がまるまる落ちて変換されます。ここはちょっと惜しいところです。
漢字が含まれていない、typescript の結果を整理する場合などには便利に使えそうです。

パッケージ名 arping2
バージョン arping2-2.21-1.5.x86_64
動作 ◎
詳細
ICMP のほかに、ARP を使って相手との疎通を確認するツールです。ICMP echo に反応しない機器との疎通を確認できます。但し、root でないと動きません。

たとえば、Windows Server の既定状態のような機器との疎通を確認するには便利に使えそうです。

前回は T でしたが、今回は S です。

パッケージ名 scout
バージョン scout-0.2.4+20210325.6c2d9f3-1.1.noarch
動作 △
詳細
コマンドが見つからない場合、パッケージ内にあれば、そのパッケージを表示してくれるツールです。たとえば、

というような感じになります。
ただ、日本語で表示するとカラムがずれてしまうこと、マニュアルに書いた例題が、上記以外では動作しないこと(python のエラーになります)があるので、使えるかどうかは微妙なところです。

パッケージ名 sc
バージョン sc-7.16-13.26.x86_64
動作 ◯
詳細
コンソールで動くスプレッドシートです。但しちょっとくせがあります。文字はそのまま入力できず、必ずプレフィックスをつける必要があります。例えば、数字や数式を入力する際には、まず = キーを押してから、入力したい文字列を入れます。
文字列も入りますが、日本語文字列は、UTF-8環境では入りませんでした。
カーソル移動は矢印キーのほかに、h、j、k、l の vi 風キーバインドでも使えます。
関数は @sum とか @lookup とか、@logとか、最低限のものは揃っているようです。
sc は、大昔のPC を知っている人ならば、 VisiCalc だと思えば感覚が掴めるかと思います。

パッケージ名 socat
バージョン socat-1.7.4.1-1.4.x86_64
動作
詳細
種々のソケットによる通信を中継してくれるツールです。IPv6 にも対応し、種々のネットワークオプションや細かな制御のためのオプションも用意されています。
一番簡単な使い方としては、ファイアウォールの内側にあるサーバに対して、入口のサーバに socat を設定しておき、socat 経由で接続するというやり方でしょう。あるいは直接ルーティングされていないセグメントへの接続時にも使えます。
たとえば、192.168.x.0 のセグメントから、172.31.y.0 のセグメントにあるサーバを経由し、 172.16.z.0 のセグメントにあるマシンに繋ぐには以下のようにします(ここでは、daytime プロトコルを起動しておいてそこに繋ぎます)。

結果はこうなります。

このようにすることで、2段階のログインをしなくとも172.16.z.0 のセグメントにあるマシンに接続することが出来ます。

前回は Q でしたが、今回は T です。

パッケージ名 tcptraceroute
バージョン tcptraceroute-1.5.beta7-lp152.48.5
動作 ○
詳細
tcp を使った traceroute と同等の機能を実行するツールです。ICMP ではなくて、TCPで特定のポートを叩く形で traceroute 相当の出力を表示します。インストール時にはlibnet9-1.2~rc3-lp152.3.4 も必要となります(自動でインストールされます)。また、Thumbleweed には入っていません。LEAP のみです。
とあるサーバにtraceroute をしてみてもうまく動かなかったのですが、ポート 22 を指定して tcptraceroute を実行したところ、うまく表示できました。

ただ、万能ではないようです。Azure の中にある仮想マシンに、 tcptraceroute をポート 3389 や port 22 で実行してみたのですが、やはり繋がりませんでした。

パッケージ名 tdiff
バージョン tdiff-0.8.5-3.6.x86_64
動作 ◎
詳細
ディレクトリの比較をするコマンドです。diff とは違い、ファイルの差分を取るわけではありません。ディレクトリ中のファイルについて、日付や属性などを比較するためのツールです。たとえば、このような感じになります。

また、-v オプション( -vv,-vvv,-vvvv もあります)を指定すると統計情報を出力します。

そのほかにもオプションが多数あります。数字の0 から 9 までのオプションを指定すると、チェックする項目が徐々に増えていくようになっています。

tdiff は、ファイルの有無や、属性の違いなどを一気に調べるときに便利に使えそうです。

前回は D でしたが、今回は Q です。Qt関連のパッケージが多く存在していました。

パッケージ名 qdirstat
バージョン qdirstat-1.7-1.6.x86_64
動作 ◎
詳細
グラフィカルにディスクの使用量を見たり、ファイルやディレクトリの操作をするツールです。Qt ベースで動きます。見栄えはかなり良いです。

面白いのは、下部に表示されている図で、これは、各ファイルの大きさをベースにしたイメージです。例えば、ある大きな模様の所をクリックすると、そのイメージに対応するファイルに移動することが出来ます。

さらに、右クリックで種々の操作を選ぶことも出来ます。

qdirstat は、ディレクトリを渡りながら、ディスクの掃除をするときなどに便利に使えそうです。

前回は O でしたが今回は Dです。

パッケージ名 datefudge
バージョン datefudge-1.24-1.3.x86_64
動作 ◎
詳細
datefudge はシステム時刻をごまかすユーティリティです。例えば以下のようになります。

さらに、 –static オプションというのがあり、これを使うと、日付を固定してしまうことが出来ます。

このように、3秒後でも時刻が変わっていません。
datefudge は、時刻に絡んだテストや、テスト結果の取得時に便利に使えそうです。

パッケージ名 datamash
バージョン datamash-1.7-1.9.x86_64
動作 ◎
詳細
datemash は、種々の演算をコマンドライン上で行えるツールです。たとえば、行や列の処理、数値の集計、統計機能などがあります。dirname(1) 、 basename(1)、cut(1)などの機能を持っています。
たとえば中身が

となっているファイルの縦横は、

と言うように変換できます。また、2列目の合計と平均を出すには、

とします(最初の1行が非数値を含む行なのでスキップしています)。
datamash を使うと、awk などを駆使したり、perlや python などで小さなプログラムを書いていた処理を書かなくても済む可能性があります。うまく使えば作業の効率化に繋がりそうです。

パッケージ名 dfc
バージョン dfc-3.1.1-2.6.x86_64
動作 ◎
詳細
コンソール上で見栄え良くディスクの使用状況を表示するツールです。df の見栄えが良い版です。たとえば、

のように表示されます。また、dfc にはいくつかオプションがあり、

というように、csv 形式で表示させることも出来ます。そのほか、html,json,tex 形式でも出力させることが出来ます。これは、出力結果を何らかの形で加工したり、そのまま表示させるようなときに便利です。
このコマンドは、df の代わりに常用して使っても良いコマンドでしょう。

パッケージ名 dhex
バージョン dhex-0.69-1.11.x86_64
動作 ◎
詳細
curses ベースで動く16進エディタ+ファイル比較ツールです。最初に起動すると、キーの定義を行います。その後、実作業に移ります。

下記の画面が、キーの定義をした後の画面です。先に定義したカーソルキーで自由にカーソルを動かすことが出来ます。カーソル位置の値は直接書き換えることが可能です。

また、2つのファイルのバイナリ比較をすることも出来ます。

dhex は ちょっとしたデータの修正や結果の比較などに使うのであれば便利に使えそうです。

パッケージ名 dhtest
バージョン dhtest-1.5-2.5.x86_64
動作 ◎
詳細
dhtest は、DHCP 要求を送ってIPアドレスを取得するためのテストプログラムです。結果を NIC に割り当てるとかはせず、単にDHCPリース操作を行わせるためだけのプログラムです。実行した例は以下の通りです。

DHCP サーバのテストをするときに覚えておくと良いかもしれません。

前回は B でしたが今回は O です。

パッケージ名 okteta
バージョン okteta-0.26.5-1.3.x86_64
動作 ◎
詳細
okteta は KDE のバイナリエディタです。単にバイナリデータの編集だけではなく、文字コード変換やファイル中の文字の統計、ブール演算処理などもできます。
起動すると以下のような画面になります。

左側にファイルの内容を表示、右側に処理機能といようになっています。処理機能は色々選ぶことができ、選ぶと1つのウィンドウが表示されます。複数表示することもできます。
たとえば、文字コードを変更する場合は、まず変更したい部分を左側のウィンドウで選択し、変更先として、To: を選び、文字コードを指定して、 Convert をクリックすることで変更ができます。

また、バイト単位のバイナリ演算をすると、たとえば各バイトの最上位に1を立てる(ハイビット ON)ということもできます。ただ、フォント設定がうまくないのか、1バイトかな文字は表示されませんでした。

バイナリ編集は、左側の画面で、テキストエディタと同じように、なぞってコピーや削除を選べば編集できます。データを追加するときには、メニューで、挿入を選べば、文字のパターンやランダムデータなどで入力できます。

okteta はいくつかの処理がプリセットされていて、適合する処理があればかなり便利に使えそうです。ただ、文字コードの変換対象に UTF-8 が無いので、文字コードの変換に使うには、あまり希望に添わないかもしれません。

前回は K でしたが、今回は G です。GAP 、GPS 関連のパッケージが多数ありました。ただ、取り上げられそうなものはあまりなく、1つだけです。

パッケージ名 Gcompris
バージョン gcompris-qt-1.0-2.1
動作 ○
詳細
2歳から10歳までの子供向けの教育ソフトです。かなりの数の小さなアクティビティが含まれています。それなりに良く出来ています。但し、日本語には対応していません。いくつかの言語向けの翻訳はあるのですが。
そのため、日本ではあまり使い道はないでしょう。