前回は D でしたが、今回は Q です。Qt関連のパッケージが多く存在していました。

パッケージ名 qdirstat
バージョン qdirstat-1.7-1.6.x86_64
動作 ◎
詳細
グラフィカルにディスクの使用量を見たり、ファイルやディレクトリの操作をするツールです。Qt ベースで動きます。見栄えはかなり良いです。

面白いのは、下部に表示されている図で、これは、各ファイルの大きさをベースにしたイメージです。例えば、ある大きな模様の所をクリックすると、そのイメージに対応するファイルに移動することが出来ます。

さらに、右クリックで種々の操作を選ぶことも出来ます。

qdirstat は、ディレクトリを渡りながら、ディスクの掃除をするときなどに便利に使えそうです。

前回は O でしたが今回は Dです。

パッケージ名 datefudge
バージョン datefudge-1.24-1.3.x86_64
動作 ◎
詳細
datefudge はシステム時刻をごまかすユーティリティです。例えば以下のようになります。

さらに、 –static オプションというのがあり、これを使うと、日付を固定してしまうことが出来ます。

このように、3秒後でも時刻が変わっていません。
datefudge は、時刻に絡んだテストや、テスト結果の取得時に便利に使えそうです。

パッケージ名 datamash
バージョン datamash-1.7-1.9.x86_64
動作 ◎
詳細
datemash は、種々の演算をコマンドライン上で行えるツールです。たとえば、行や列の処理、数値の集計、統計機能などがあります。dirname(1) 、 basename(1)、cut(1)などの機能を持っています。
たとえば中身が

となっているファイルの縦横は、

と言うように変換できます。また、2列目の合計と平均を出すには、

とします(最初の1行が非数値を含む行なのでスキップしています)。
datamash を使うと、awk などを駆使したり、perlや python などで小さなプログラムを書いていた処理を書かなくても済む可能性があります。うまく使えば作業の効率化に繋がりそうです。

パッケージ名 dfc
バージョン dfc-3.1.1-2.6.x86_64
動作 ◎
詳細
コンソール上で見栄え良くディスクの使用状況を表示するツールです。df の見栄えが良い版です。たとえば、

のように表示されます。また、dfc にはいくつかオプションがあり、

というように、csv 形式で表示させることも出来ます。そのほか、html,json,tex 形式でも出力させることが出来ます。これは、出力結果を何らかの形で加工したり、そのまま表示させるようなときに便利です。
このコマンドは、df の代わりに常用して使っても良いコマンドでしょう。

パッケージ名 dhex
バージョン dhex-0.69-1.11.x86_64
動作 ◎
詳細
curses ベースで動く16進エディタ+ファイル比較ツールです。最初に起動すると、キーの定義を行います。その後、実作業に移ります。

下記の画面が、キーの定義をした後の画面です。先に定義したカーソルキーで自由にカーソルを動かすことが出来ます。カーソル位置の値は直接書き換えることが可能です。

また、2つのファイルのバイナリ比較をすることも出来ます。

dhex は ちょっとしたデータの修正や結果の比較などに使うのであれば便利に使えそうです。

パッケージ名 dhtest
バージョン dhtest-1.5-2.5.x86_64
動作 ◎
詳細
dhtest は、DHCP 要求を送ってIPアドレスを取得するためのテストプログラムです。結果を NIC に割り当てるとかはせず、単にDHCPリース操作を行わせるためだけのプログラムです。実行した例は以下の通りです。

DHCP サーバのテストをするときに覚えておくと良いかもしれません。

前回は B でしたが今回は O です。

パッケージ名 okteta
バージョン okteta-0.26.5-1.3.x86_64
動作 ◎
詳細
okteta は KDE のバイナリエディタです。単にバイナリデータの編集だけではなく、文字コード変換やファイル中の文字の統計、ブール演算処理などもできます。
起動すると以下のような画面になります。

左側にファイルの内容を表示、右側に処理機能といようになっています。処理機能は色々選ぶことができ、選ぶと1つのウィンドウが表示されます。複数表示することもできます。
たとえば、文字コードを変更する場合は、まず変更したい部分を左側のウィンドウで選択し、変更先として、To: を選び、文字コードを指定して、 Convert をクリックすることで変更ができます。

また、バイト単位のバイナリ演算をすると、たとえば各バイトの最上位に1を立てる(ハイビット ON)ということもできます。ただ、フォント設定がうまくないのか、1バイトかな文字は表示されませんでした。

バイナリ編集は、左側の画面で、テキストエディタと同じように、なぞってコピーや削除を選べば編集できます。データを追加するときには、メニューで、挿入を選べば、文字のパターンやランダムデータなどで入力できます。

okteta はいくつかの処理がプリセットされていて、適合する処理があればかなり便利に使えそうです。ただ、文字コードの変換対象に UTF-8 が無いので、文字コードの変換に使うには、あまり希望に添わないかもしれません。

前回は K でしたが、今回は G です。GAP 、GPS 関連のパッケージが多数ありました。ただ、取り上げられそうなものはあまりなく、1つだけです。

パッケージ名 Gcompris
バージョン gcompris-qt-1.0-2.1
動作 ○
詳細
2歳から10歳までの子供向けの教育ソフトです。かなりの数の小さなアクティビティが含まれています。それなりに良く出来ています。但し、日本語には対応していません。いくつかの言語向けの翻訳はあるのですが。
そのため、日本ではあまり使い道はないでしょう。

前回は X でしたが、今回は K です。Kは、KDE関係が多いようです。そのほかに、kubernetes や kopano というツール群のファイルもかなりあります。

パッケージ名 kalzium
バージョン kalzium-20.12.2-1.2
動作 ◎
詳細
周期律表です。日本語も表示されます。ちゃんとメンテナンスされているようで、Nihonium も載っていました。起動した段階では、各元素毎の表示項目は最小限のみです。


しかしメニューを選ぶことでかなり色々な表示が出来ます。たとえば、その元素にまつわるイラストを表示してみたり

元素データの概要を表示することも出来ます。

パッケージ名 klavalo
バージョン klavaro-3.11-1.2
動作 ◎
詳細
タッチタイプ練習ソフトです。オーソドックスに、ステップバイステップで練習することが出来るようになります。

良く出来ているところは、キーマップを色々と替えられるところです。標準では qwerty USA キーボードですが、dvorakにも対応しています。dvorakにすると練習用データも dvorakに切り替わります。

日本語キーボードにも対応しています。特殊記号の位置が正しい場所に来ます。

タッチタイプ練習ソフトには、コンソール用の GNU typist (gtypist) がありますが、日本語キーボードに対応している点、GUIで見やすい点でこちらの方が使い勝手が良いでしょう。

パッケージ名 krename
バージョン krename-5.0.1-2.3
動作 ◎
詳細
ファイルリネームツールです。GUI で対話的にファイル名を変更できます。単に名前を置き換えるだけではなく、順番に番号を振るとか、接頭辞、接尾辞を付けるなども出来ます。

また、プラグインがあり、日付などの変更も出来ます。

パッケージ名 kstars
バージョン kstars-3.5.2-1.1
動作 ◎
詳細
いわゆるデスクトッププラネタリウムです。そこそこ日本語化されていて、星座名などは日本語で表示されます。オプションで星座の絵も表示できます。

観測地点も予め日本のいくつかの都市がプリセットされています。野辺山とか飛騨とか、たぶん天文台がある所も含まれているのが面白いところです。

パッケージ名 ksystemlog
バージョン ksystemlog-20.12.2-1.2
動作 ◎
詳細
システムのログを GUI で表示するツールです。kernelのログ、X.org のログ、systemd のログが選べます。

各行をクリックすることで詳細が表示されます。

時々刻々と追加されているログについても、常時モニタしていますので、手軽にログを見たいときには便利でしょう。ただ、任意のログを見ることは出来なさそうなのですが。

パッケージ名 ktouch
バージョン ktouch-20.12.2-1.2
動作 ◎
詳細
これもタッチタイプ練習ソフトです。最初にレベル指定をした後 練習モードに入ります。
いくつかコースは予め用意されています。

ただし、日本語キーボードには未対応、コースもそれほど多いわけではないので、先に紹介した klavaro と比べると見劣りがします。klavaro がある以上こちらを選ぶ必要性はなさそうです。

openSUSE Advent Calendar の14日目です。

オンラインイベント続きで Zoom が欠かせない今日この頃ですね。openSUSE 用のクライアントアプリの RPM パッケージは公開されていますが、なぜかリポジトリからの配信ではありません。そのため、アップデートが簡単にできなく不便です。

ということで、1コマンドで更新する小ネタです。単に zypper で URL を指定するだけです。自動更新がよければ、Systemd Timer で定期実行してもいいかもしれませんね。

Proxmox VE のCTでXは動くのか

By ribbon @ 2020-12-04 00:02

結論から先に書きます。Proxmox VEのLXC コンテナでX をぅこかすことは出来ませんでした。

コンソールとしてSPICEクライアントやxterm.js も指定できるので、出来るかなと思ったのですが、そうは問屋が卸しませんでした。

Xはインストール出来ます。しかし、xinit で起動してみると、 /dev/tty0 がないと言ってきて起動しません。確かに、/dev/ 配下を見ると、

ls -l

total 0

crw–w—- 1 root tty 136, 0 Nov 20 10:10 console

lrwxrwxrwx 1 root root 11 Nov 20 10:03 core -> /proc/kcore

lrwxrwxrwx 1 root root 13 Nov 20 10:03 fd -> /proc/self/fd

crw-rw-rw- 1 nobody nobody 1, 7 Nov 11 08:28 full

lrwxrwxrwx 1 root root 25 Nov 20 10:03 initctl -> /run/systemd/initctl/fifo

lrwxrwxrwx 1 root root 28 Nov 20 10:03 log -> /run/systemd/journal/dev-log

drwxrwxrwt 2 nobody nobody 40 Nov 20 10:03 mqueue

crw-rw-rw- 1 nobody nobody 1, 3 Nov 11 08:28 null

crw-rw-rw- 1 root root 5, 2 Nov 20 2020 ptmx

drwxr-xr-x 2 root root 0 Nov 20 10:03 pts

crw-rw-rw- 1 nobody nobody 1, 8 Nov 11 08:28 random

drwxrwxrwt 2 root root 40 Nov 20 10:03 shm

lrwxrwxrwx 1 root root 15 Nov 20 10:03 stderr -> /proc/self/fd/2

lrwxrwxrwx 1 root root 15 Nov 20 10:03 stdin -> /proc/self/fd/0

lrwxrwxrwx 1 root root 15 Nov 20 10:03 stdout -> /proc/self/fd/1

crw-rw-rw- 1 nobody nobody 5, 0 Nov 15 23:26 tty

crw–w—- 1 root tty 136, 0 Nov 20 10:03 tty1

crw–w—- 1 root tty 136, 1 Nov 20 10:03 tty2

crw-rw-rw- 1 nobody nobody 1, 9 Nov 11 08:28 urandom

crw-rw-rw- 1 nobody nobody 1, 5 Nov 11 08:28 zero

となっていて、/dev/tty0 がありません。そこで以下を試してみました。

  1. /dev/console を /dev/tty0 に ln しようとしたのですが、
    Invalid cross-device link エラーで駄目
  2. ln -s でやってみたのですが、xinit を動かしたときに
    parse_vt_settings: Cannot find a free VT: Inappropriate ioctl for device
    エラーで駄目
  3. mknod tty0 c 136 0 でデバイスファイルを作ろうとしたのですが、
    operation not permitted
    エラーで駄目

でした。これで行き止まり。

ちなみに、他のディストリビューションも見てみましたが、結果は同じ。そもそも tty0 がないところから同じでした。

というわけで、残念ながらコンテナ内でXを動かすのには失敗しました。