GNOME には操作性等を拡張するための、種々の拡張機能が用意されています。このうち、Windows のように、デスクトップ上にファイルを直におけるようにする、Desktop icons NG(DING) は、GNOME 環境での操作性を大きく改善するため、よく使われている拡張機能です。
しかし、openSUSE 16 の GNOME に、この拡張機能をインストールしても、そのままでは動作しません。インストールはできますが、設定メニューが動かないのです。

調べてみたところ、/var/log/messages に

2026-05-25T10:11:38.899231+09:00 16gnm gnome-shell[5172]: Launching DING process
2026-05-25T10:11:39.088697+09:00 16gnm gnome-shell[5172]: DING: (gjs:12931): Gjs-CRITICAL **: 10:11:39.087: JS ERROR: Error: Requiring GLibUnix, version 2.0: Typelib file for namespace ‘GLibUnix’, version ‘2.0’ not found

というエラーが出ていました。そこで調べてみたところ、ものは
https://docs.gtk.org/glib-unix/unix.html
のようです。openSUSE の場合はどうやら typelib-1_0-GLibUnix-2_0 のようなので、これをインストールすると正常に動作するようになりました。

この記事は openSUSE Advent Calendar 2025 の1日目です。

openSUSE 15.6 を teraterm から使っているのですが、何かの拍子にカーソルが■からアンダーラインになってしまいました。teraterm 側で端末リセットしてもダメ、コンソール側で clear コマンド叩いてもダメ。視認性が悪くなって困ってしまいました。

しかし、https://infrapod.net/teraterm/manual/4.74/html/usage/tips/vim.html にヒントが。teraterm 側でカーソルのコントロールシーケンスを受ける設定に変更後、
echo -en “\033[0 q”
と入力すれば元に戻りました。

コンソールでトラブったときにお試し下さい。

openSUSE Leap 16.0 では、提供する 32bit パッケージ削減のため、steam パッケージの提供をしないことになりました。代替手段の1つは Flatpak です。

インストール自体は簡単です。

flatpak install com.valvesoftware.Steam

切り替えるときに困るのが、これまでダウンロードしたゲームのデータです。もちろん、再ダウンロードすることもできますが、rpm パッケージ版の Steam から引き継ぐこともできます。ただし、Flatpak のセキュリティで、アクセスできるディレクトリが制限されているため、従来の Steam のディレクトリにアクセスできるようにする必要があります。こちらもやり方は簡単。

flatpak override --user --filesystem=~/.local/share/Steam com.valvesoftware.Steam

あとは Steam の設定を開き、「ストレージ」で「ドライブを追加」し、上記のパスを設定するだけです。

補足: Leap 16 で 32 bit アプリケーションを実行するには

Leap 16 では、デフォルトで32 bitアプリケーションを実行する機能が、カーネルレベルでオフになっています。Steam と配信されているゲームには 32 bit アプリが多くあります。

有効にするには、grub2-compat-ia32 パッケージをインストールするか、起動オプションに ia32_emulation=on を指定する必要があります。

参考: https://lists.opensuse.org/archives/list/users-ja@lists.opensuse.org/thread/PRGTJQYWV6GOKMNIXZ7TFWBV3QB3F2ZY


openSUSE の Proxmox LXC コンテナで、一般ユーザで ping を使うと、

ping: socktype: SOCK_RAW
ping: socket: Operation not permitted
ping: => missing cap_net_raw+p capability or setuid?

となって、動きません。しかしこれは、https://blog.ssrf.in/post/ping-does-not-require-cap-net-raw-capability/ に書いてあるように、カーネルパラメータを調整することで、通常通り使えるようになります。実際に、

# sysctl -w net.ipv4.ping_group_range="0 65534"

と入力してみたら正しく動くようになりました。
なお、/usr/bin/ping にケーパビリティの設定を
setcap cap_net_raw+p /bin/ping
ですることでも解決します。これは https://hanaokaiwa.hatenablog.jp/entry/2024/06/17/120533 に情報がありました。

Proxmox には openSUSE のLXCコンテナイメージが用意されています。そのイメージを使って openSUSE をインストールしたときには、 aaa_base-extras パッケージを入れてください。そうしないと、既定で用意されているはずの bash の alias などが使えません。
最初、openSUSE LXC コンテナにログインしたとき、ll とかの alias コマンドが使えないのに気がつきました。.bashrc が未設定なのかなと思ったのですが、.bash にも .profile にも alias コマンドの定義がありません。/etc 配下のファイルも同じでした。実際に使える、openSUSE の環境で見てみても同じです。
調べた結果、/etc/profile.d/ 配下にalias 等の定義があったのでした。が、それらは aaa_base-extras でインストールされているのですね。LXC コンテナイメージには aaa_base-extras が入っていなかったために、alias 等の定義が抜けてしまったのでした。
普段特に気にせず使っている alias 定義のコマンド、実は親切にも openSUSE があらかじめ用意していた物だったというのに気がついた次第です。

この投稿は openSUSE Advent Calendar の 11日目です。そろそろ折返しです。

まれにスクリーンロックが固まってしまい、パスワードの入力画面が表示されいことがあります。このようなときに、ロックを解除する方法があります。使用するのは systemd に含まれているコマンド、loginctl です。

ロック画面が固まってしまったら、まず行うのが仮想コンソールでのログインです。Ctrl+Alt+F1を押すとログインプロンプトが表示されるので、ユーザー名とパスワードを入力してログインしてください。

つぎに、loginctl を実行すると、セッションの一覧が表示されます。

$ loginctl
SESSION  UID USER  SEAT  TTY
     22 1000 geeko seat0 tty1
      3 1000 geeko seat0 

2 sessions listed.

セッション 22 は、TTY が tty1 なので、現在操作している仮想コンソールです。固まっているのはセッション 3 です。

ロックを解除するには、以下のコマンドを実行します:

$ loginctl unlock-session 3

これでロックが解除できました。操作している仮想コンソールを Ctrl+D で抜けて、Ctrl+Alt+F7 を押すと、デスクトップに戻ることができます。

この記事は openSUSE Advent Calendar 2023 の8日目です。

前回の記事 で、omegat-textra-plugin の最新版(v2022.2.2)が動かない、と詳解したのですが、実は、omegat-textra-plugin の公式サイトは github から codeberg に引っ越していたのでした。そちらの方では引き続き開発が行われていて、最新版は v2023.2.0 になっていたのでした。このバージョンをインストールすると正常に動きました。

coreberg への引越は、少なくとも2022年7月以降と思われます。そのため、各所に散在している omegat-textra-plugin の説明資料には古い開発サイトへのリンクしかないので、新しいサイトがあることに気がつきませんでした。