By ribbon @
2026-06-18 15:36
openSUSE 16 では、画面を表示させるために Wayland を使っています。そのため、X Window System が前提のアプリケーションは動作しない場合があります。リモートからの接続に使う XRDP もそうでした。 いろいろ調べてみたのですが、KDE と Wayland の組み合わせで XRDP がうまく動作した、という例はWeb では見つけられませんでした。XRDP を入れてみたのですが、
[20260530-22:49:39] [ERROR] sesman_data_in: scp_process_msg failed [20260530-22:49:39] [ERROR] sesman_main_loop: trans_check_wait_objs failed, removing trans
というようなエラーが出てしまいます。 どうやら、Linux の RDP サーバ XRDP と KDE の間がうまくいっていないような感じでした。 openSUSE 16 で RDP を使いたい場合は GNOME を選ぶしか手がなさそうです。
By ribbon @
2026-05-25 19:08
GNOME には操作性等を拡張するための、種々の拡張機能が用意されています。このうち、Windows のように、デスクトップ上にファイルを直におけるようにする、Desktop icons NG(DING) は、GNOME 環境での操作性を大きく改善するため、よく使われている拡張機能です。 しかし、openSUSE 16 の GNOME に、この拡張機能をインストールしても、そのままでは動作しません。インストールはできますが、設定メニューが動かないのです。
調べてみたところ、/var/log/messages に
2026-05-25T10:11:38.899231+09:00 16gnm gnome-shell[5172]: Launching DING process 2026-05-25T10:11:39.088697+09:00 16gnm gnome-shell[5172]: DING: (gjs:12931): Gjs-CRITICAL **: 10:11:39.087: JS ERROR: Error: Requiring GLibUnix, version 2.0: Typelib file for namespace ‘GLibUnix’, version ‘2.0’ not found
というエラーが出ていました。そこで調べてみたところ、ものは https://docs.gtk.org/glib-unix/unix.html のようです。openSUSE の場合はどうやら typelib-1_0-GLibUnix-2_0 のようなので、これをインストールすると正常に動作するようになりました。
By ftake @
2025-12-23 23:11
音が出ていなかった dynabook XP ですが、音が出るようになりました。
dmesg を見ると、以下のように sof-lnl-rt722-l0-2ch.tplg というファイルがないとメッセージが出ていました。
[ 7.311245] [ T110] sof-audio-pci-intel-lnl 0000:00:1f.3: SOF firmware and/or topology file not found.
[ 7.311966] [ T110] sof-audio-pci-intel-lnl 0000:00:1f.3: Supported default profiles
[ 7.311969] [ T110] sof-audio-pci-intel-lnl 0000:00:1f.3: - ipc type 1 (Requested):
[ 7.311971] [ T110] sof-audio-pci-intel-lnl 0000:00:1f.3: Firmware file: intel/sof-ipc4/lnl/sof-lnl.ri
[ 7.311976] [ T110] sof-audio-pci-intel-lnl 0000:00:1f.3: Topology file: intel/sof-ipc4-tplg/sof-lnl-rt722-l0-2ch.tplg
まずは先日リリースされた sof-firmware を 2025.05.1 にアップデートしました。しかしながら、これには肝心の sof-lnl-rt722-l0-2ch.tplg が含まれていません。そこで、他の sof-lnl-rt722* に従い、sof-lnl-rt722-l0-2ch.tplg から sof-tgl-rt712.tplg へのシンボリックリンクを作成したところ音が出るようになりました。
2026/07/05 追記
カーネルを 7.0 にしたところ、sof-lnl-rt722-l0-2ch では読込み時にエラーになり、動作しなくなってしまいました。似たような名前のファイルを探したところ、1つ前のMeteor Lake 用のファイルがありましたので、シンボリックリンクを貼り直したころ動くようになりました。
sudo ln -s -f sof-mtl-rt712-l0-2ch.tplg sof-lnl-rt722-l0-2ch.tplg
By ribbon @
2025-12-01 00:02
この記事は openSUSE Advent Calendar 2025 の1日目です。
openSUSE 15.6 を teraterm から使っているのですが、何かの拍子にカーソルが■からアンダーラインになってしまいました。teraterm 側で端末リセットしてもダメ、コンソール側で clear コマンド叩いてもダメ。視認性が悪くなって困ってしまいました。
しかし、https://infrapod.net/teraterm/manual/4.74/html/usage/tips/vim.html にヒントが。teraterm 側でカーソルのコントロールシーケンスを受ける設定に変更後、 echo -en “\033[0 q” と入力すれば元に戻りました。
コンソールでトラブったときにお試し下さい。
By ftake @
2025-09-20 11:41
openSUSE Leap 16.0 では、提供する 32bit パッケージ削減のため、steam パッケージの提供をしないことになりました。代替手段の1つは Flatpak です。
インストール自体は簡単です。
flatpak install com.valvesoftware.Steam
切り替えるときに困るのが、これまでダウンロードしたゲームのデータです。もちろん、再ダウンロードすることもできますが、rpm パッケージ版の Steam から引き継ぐこともできます。ただし、Flatpak のセキュリティで、アクセスできるディレクトリが制限されているため、従来の Steam のディレクトリにアクセスできるようにする必要があります。こちらもやり方は簡単。
flatpak override --user --filesystem=~/.local/share/Steam com.valvesoftware.Steam
あとは Steam の設定を開き、「ストレージ」で「ドライブを追加」し、上記のパスを設定するだけです。
補足: Leap 16 で 32 bit アプリケーションを実行するには
Leap 16 では、デフォルトで32 bitアプリケーションを実行する機能が、カーネルレベルでオフになっています。Steam と配信されているゲームには 32 bit アプリが多くあります。
有効にするには、grub2-compat-ia32 パッケージをインストールするか、起動オプションに ia32_emulation=on を指定する必要があります。
参考: https://lists.opensuse.org/archives/list/users-ja@lists.opensuse.org/thread/PRGTJQYWV6GOKMNIXZ7TFWBV3QB3F2ZY
By ribbon @
2025-06-01 21:21
openSUSE の Proxmox LXC コンテナで、一般ユーザで ping を使うと、
ping: socktype: SOCK_RAW
ping: socket: Operation not permitted
ping: => missing cap_net_raw+p capability or setuid?
となって、動きません。しかしこれは、https://blog.ssrf.in/post/ping-does-not-require-cap-net-raw-capability/ に書いてあるように、カーネルパラメータを調整することで、通常通り使えるようになります。実際に、
# sysctl -w net.ipv4.ping_group_range="0 65534"
と入力してみたら正しく動くようになりました。 なお、/usr/bin/ping にケーパビリティの設定を setcap cap_net_raw+p /bin/ping ですることでも解決します。これは https://hanaokaiwa.hatenablog.jp/entry/2024/06/17/120533 に情報がありました。
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By ribbon @
2025-05-31 21:03
Proxmox には openSUSE のLXCコンテナイメージが用意されています。そのイメージを使って openSUSE をインストールしたときには、 aaa_base-extras パッケージを入れてください。そうしないと、既定で用意されているはずの bash の alias などが使えません。 最初、openSUSE LXC コンテナにログインしたとき、ll とかの alias コマンドが使えないのに気がつきました。.bashrc が未設定なのかなと思ったのですが、.bash にも .profile にも alias コマンドの定義がありません。/etc 配下のファイルも同じでした。実際に使える、openSUSE の環境で見てみても同じです。 調べた結果、/etc/profile.d/ 配下にalias 等の定義があったのでした。が、それらは aaa_base-extras でインストールされているのですね。LXC コンテナイメージには aaa_base-extras が入っていなかったために、alias 等の定義が抜けてしまったのでした。 普段特に気にせず使っている alias 定義のコマンド、実は親切にも openSUSE があらかじめ用意していた物だったというのに気がついた次第です。
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