alpのgrafana workloadを制御してみる
さて、毎度ながらの説明ですが、ALP (Adaptive Linux Platform)は、SUSEとopenSUSEで開発している次世代OSのベースです。イミュータブルで軽量な仕様となっています。
この冬発売のGeeko MagazineにインストールとCockpitというブラウザから管理できるアプリの体験記を書いていますので、ぜひ皆さん試してみてください。
今日は19日の記事の続きで、alpで動かしたgrafana workloadの制御コマンドを見てみたいと思います。
grafana-container-manage.sh create
grafanaコンテナを作成します。
grafana-container-manage.sh install
grafanaコンテナを動かすのに必要なファイル類をホストの/usr/local/binや/etcにインストールします。
スクリプト内の処理は、ホストのルートをマウントして、label-installというスクリプトを実行していました。
grafana-container-manage.sh start
grafanaコンテナをスタートします。
grafana-container-manage.sh uninstall
installコマンドでインストールしたファイル類などを削除します。こちらもスクリプト内の処理はホストのルートをマウントして、label-uninstallというスクリプトを実行していました。
grafana-container-manage.sh stop
grafanaコンテナをストップします。
grafana-container-manage.sh rm
grafanaコンテナを削除します。
grafana-container-manage.sh rmcache
garfanaイメージを削除します。内部で実行されるコマンドは、podman rmiです。
grafana-conatiner-manage.sh run
grafanaコンテナを実行します。
grafana-container-manage.sh bash
grafanaコンテナ内のbashを実行します。
grafana-container-manage.sh logs
grafanaコンテナのログを表示します。
コンテナのライフサイクルがわかっていれば、各コマンドの意味がわかるかと思います。
uninstallを実行すると、当然grafana-container-manage.shも削除されます。再び使うためには、19日の方法でイメージのinstallラベルを実行します。
# podman container runlabel install registry.opensuse.org/suse/alp/workloads/tumbleweed_containerfiles/suse/alp/workloads/grafana:latest
また、rmcacheでイメージを削除後、createをしようとするとイメージのpullが始まります。まぁ当然ですね。
実行時、runだとgrafanaのコンテナの中のシェルが動いたため、cerateからstartを実行する方法が安全そうでした。
基本的にはpodmanコマンドのラップですが、installなど一部処理を簡単に実行できるようになっているので、ぜひ試してみてください。