Geeko Magazine 2022 夏
今年の夏も Geeko Magazine を発行します。最初の頒布はコミックマーケット C100 1日目 8月13日(土)西2ホール す19b です。事前に入場券の購入が必要になりますので、ご注意ください。

今年の夏も Geeko Magazine を発行します。最初の頒布はコミックマーケット C100 1日目 8月13日(土)西2ホール す19b です。事前に入場券の購入が必要になりますので、ご注意ください。
※訳者コメント:去年のロゴはHaruo Yoshino さんの作品が採用されました。ロゴ応募はサミットに参加する形の一つだと思いますので、ぜひご応募ください。
私達はopenSUSE.Asia Summit 2022のロゴコンテストを開始します。ロゴはサミットの成功に必要不可欠な要素です。ご存知の通り、過去のopenSUSE.Asia Summitには、サミットが開催された地域・コミュニティを反映したユニークなロゴがあります。今年も前例に習って今年のサミットに相応しいロゴを集めるためにロゴコンテストを開催します。注意して頂きたいこととして、今年のサミットは2つのパートにわかれています。1つはバーチャルオンラインカンファレンスで行うアジアサミットメイントラック、もう1つは各地域で開催されるローカルパートです。このロゴはアジアサミットメイントラック用になります。ですので、このロゴはアジアを表現するものとなります。
コンテストは現在開催されていて、2022年7月23日が締切となります。最優秀作品の作者には運営委員から感謝の気持ちとして「Geeko Mystery Box(なにが入っているかはお楽しみ)」を送らせて頂きます。
締切:2022年7月23日
最優秀作品発表:8月14日の週
ロゴコンテスト募集要項:
提出方法:以下の内容と共にデザインをopensuseasia-summit@googlegroups.comに送信してください
openSUSE.Asia Summit 実行委員は、ロゴがすべての要件を満たしていることを条件として、ロゴを決定します。最終的な決定はopenSUSE.Asia Summit 実行委員が行い、それは最高スコアのデザインではない場合もあります。作成者には、Inkscape を使用することをお勧めします。Inkscapeは、あらゆる種類のデザインのための、強力でフリーでオープンソースのベクトルグラフィックツールです。
※訳者注:セッションは英語での発表となります。また、英語版の告知より数日経っています。
本日、openSUSE.Asia Summit 2022 メイントラックの発表提案募集を告知できることをうれしく思います。openSUSE.Asia Summitの実行委員では、様々な活動背景や様々なオープンソースソフトウェアの推進者のスピーカーを探しています。 openSUSE.Asia Summitは毎年アジアでオープンソースソフトウェアを使うことを推進するために企画されており、openSUSEコミュニティ(コントリビューターとユーザーの両方)にその価値を認められているイベントです。昨年のインドチームによって開催されたバーチャルサミットに引き続き、8回目の開催となる openSUSE.Asia Summit 2022 は openSUSEオンラインボランティアチームによって、9月末に開催されます。過去のAsia Summitはインドネシア、中国、台湾、日本、韓国、インドなどから多くの方が参加しました。
今年のイベントは2パートから成ります:Asia Summit メイントラックと、それぞれのアジアの国/地域で開催される、オンラインやオフラインのローカルパートです。今回の募集はAsia Summitのメイントラックになります。Asia Summitメイントラックはオンラインカンファレンスツールを使ったオンラインでの開催のみとなります。トークは基本的にライブ中継になります。しかし、あらかじめ録画しておいたビデオを流す事も出来ます。
openSUSE.Asia Summit 2022は、openSUSEに関連するトピックや、次のようなトピックを募集しますークラウド、仮想化、コンテナ、コンテナオーケストレーション、Linuxデスクトップ環境やソフトウェアなど。なぜならopenSUSEは様々なFLOSSプロダクトを集めたものだからです。トピックの例は次のようなものですが、これらに限らなくても大丈夫です。
技術的では無いトピックを歓迎していることにも注目してください。例えば以下のようなトピックです。
これらの2種類の発表提案を募集しています。
オンラインセッションは聞き手が注意力を保つのが難しい為、トークは短く魅力的なものを心がけて下さい。
イベントページにご登録下さい。
発表提案がトピックに関するものや関連するものであることを明確にしてください
例えば、セキュリティやデスクトップアプリケーションに関するトークの場合、アプリケーションのインストールから始まると良いでしょう。
発表提案がそうである理由を含めて下さい
理由として次のようなものが含まれるでしょう
もし発表提案の書き方やプレゼンテーションの準備に不明な所や確認したい所があれば、お気軽にソーシャルメディアでローカルチームに連絡したり、運営委員に質問したりしてください。
プログラムに関するご質問などは次のメールアドレスにお問い合わせ下さい。
opensuseasia-summit@googlegroups.com
それでは、openSUSE.Asia Summit 2022でお会いできることを楽しみにしています。
Emacs で日本語テキストを入力する場合、通常は Windows 上のかな漢字変換システムを使っています(Teraterm からつなぎ込んで作業をすることが大半なので)。ATOK 、Google日本語入力、MS-IME(どうしても、という場合)のどれかを使うのですが、コンソールのみで漢字変換が出来ればもう少し楽になります。
色々調べたところ、Ctrl+\ でかな漢字変換モードになる事が分かりました。かな漢字変換モードになると、Emacs 内部でかな漢字変換が出来るようになります。しかし、かな漢字変換のための変換サーバやライブラリをインストールした覚えはありません。しかも、その手のソフトを全く入れていない、FreeBSD でもかな漢字変換モードが動いてしまうのですね。そこで、一体どうやっているのかを探ってみました。
Ctrl+\ でかな漢字変換モードになると、kkc-なんとか というコマンドが使えるようになります。ただ、一覧を出してみても、バージョン情報等はでてきませんでした。そこで、emacs のソースを展開し、kkc というキーワードで展開してみると、 kkc.el というのが見つかりました。中身をみると、この emacs lisp 自体でかな漢字変換作業をしているようです。コメント欄には AIST が作ったと書いてありました。AIST から GNU に寄贈され、GNU Emacs の一部になっていることのようです。ソースは
http://git.savannah.gnu.org/cgit/emacs.git/tree/lisp/international/kinsoku.el?h=emacs-28
にありました。
確かに、他のかな漢字変換システムを使わなくとも、Emacs だけでかな漢字変換作業が出来るのは便利なのですが、機能がちょっと低すぎます。最低限のことしか出来ません。また、カスタマイズも出来ません。どちらかというと、他のかな漢字変換システムが動いていないときの非常用、という感じがします。
openSUSE.Asia Summit は、コントリビューターやファンがアジア全域から参加者が集まる、アジア地域の年次openSUSEカンファレンスです。このイベントでは、openSUSEディストリビューションとそのコミュニティ、個人や企業で使用するアプリケーション、そしてオープンソースの文化について、主に焦点を当てています。
2014年から、openSUSE.Asia Summitはオフラインで開催され、コミュニティの人たちが実際に会う非常に良い機会でした。しかしながら、COVID-19の影響により、2020年のサミットはキャンセルせざるを得ませんでした。そして2021年、サミットはインドチームによりオンラインで開催されました。
openSUSE.Asia Summit 2022はハイブリッドイベントとなります。
中心となるオンラインサミットと共に、各国/地域でのオフラインイベントをそれぞれ開催します。
このイベントを実現する為、ボランティアを募集しています。今年はボランティアはどの地域からでも参加できます。
ボランティアにお願いしたいことは以下の通りです。
ボランティアに興味がありましたら、5月30日までに簡単な自己紹介と共にメールを opensuseasia-summit@googlegroups.com までお送りください。
今年のopenSUSE.Asia Summitは、メインのオンラインイベントと、各地域のローカルイベントのハイブリッド開催となりました。ボランティアスタッフには、オンラインイベント、ローカルイベントの両方(もしくは片方)のお手伝いをして頂ければと思っています。興味を持たれましたら、上記の実行委員連絡先や、ユーザ会の方へご連絡ください。疑問・質問なども遠慮なくお問い合わせください。
Rancher Desktop はデスクトップ環境上に開発用の Kubernetes 環境や Docker 環境を構築できるアプリケーションです。Rancher は現在は SUSE の傘下にあり、Rancher Desktop も SUSE の Rancher チームを中心に開発されています。
先日、Docker Desktop が個人用途を除いて有償化されたため、代替として注目されています。
Rancher Desktop の公式ページにも案内がありますが、RPM パッケージは以下の OBS リポジトリで配布されています。
https://download.opensuse.org/repositories/isv:/Rancher:/stable/rpm/
インストールはいつもの通りです。
sudo zypper ar -c https://download.opensuse.org/repositories/isv:/Rancher:/stable/rpm/isv:Rancher:stable.repo sudo zypper ref sudo zypper in rancher-desktop
あとは、メニューから Rancher Desktop を選べば起動できます。
起動すると、何をセットアップするか聞かれます。ここで、containerd を選ぶと nerdctl が使えるようになります。docker を選ぶと、docker コマンドや API が使えるようになるはずです。
しかし、何やらエラーが。
「Reset Kubernetes」でリセットしてみたところ、今度は何も出ませんでした。
クライアントコマンドは ~/.local/bin/ にインストールされるので、パスを通しておきます:
% ls ~/.local/bin docker@ helm@ kubectl@ nerdctl@
~/.kube/config は勝手に設定してくれるので、らくらくですね。
完了すると Kubernetes などが動いている VM (Lima) が走っていることが分かります。
% pgrep -a qemu 984 /usr/bin/qemu-system-x86_64 -cpu host -machine q35,accel=kvm -smp 2,sockets=1,cores=2,threads=1 -m 6144 -boot order=d,splash-time=0,menu=on -drive file=/home/geeko/.local/share/rancher-desktop/lima/0/basedisk,media=cdrom,readonly=on -drive file=/home/geeko/.local/share/rancher-desktop/lima/0/diffdisk,if=virtio -cdrom /home/geeko/.local/share/rancher-desktop/lima/0/cidata.iso -netdev user,id=net0,net=192.168.5.0/24,dhcpstart=192.168.5.15,hostfwd=tcp:127.0.0.1:45009-:22 -device virtio-net-pci,netdev=net0,mac=52:55:55:f4:b7:19 -device virtio-rng-pci -display none -device virtio-vga -device virtio-keyboard-pci -device virtio-mouse-pci -parallel none -chardev socket,id=char-serial,path=/home/geeko/.local/share/rancher-desktop/lima/0/serial.sock,server=on,wait=off,logfile=/home/geeko/.local/share/rancher-desktop/lima/0/serial.log -serial chardev:char-serial -chardev socket,id=char-qmp,path=/home/geeko/.local/share/rancher-desktop/lima/0/qmp.sock,server=on,wait=off -qmp chardev:char-qmp -name lima-0 -pidfile /home/geeko/.local/share/rancher-desktop/lima/0/qemu.pid
簡単に何かを動かしてみましょう。
kubectl run redmine-test --image=redmine --port=3000 kubectl port-forward redmine-test 8080:3000
あとはブラウザで http://localhost:8080 にアクセス
kubectl によるトンネリングだけではなく、Rancher Desktop 側にもポートフォワーディング機能があるようですが、私の環境では出てきませんので、もう少し探してみます。
今回は ncdu を紹介します。
ncdu は curces を使用した、ディスク使用量を表示するツールです。その名の通り、du の curces 版です。起動すると、カレントディレクトリの各サブディレクトリやファイルの大きさや使用量を表示します。
注目するディレクトリは、カーソルキーまたは jk キー(vi と同じ)で移動でき、ENTERキーで、そのディレクトリに入ることができます。また、名前順、日付順、項目の数順(おそらく、サブディレクトリ中の項目数)、mtime順に整列し直すこともできます。項目数については、c キーを入力することで表示することもできます。画面の左端には、そのディレクトリの状況(空白とか、読み取れないとか)が表示される場合があります。
起動時にディレクトリを指定することで、任意のディレクトリの状況を表示できます。また、? キーを押すとヘルプ画面が表示されます。
ヘルプにも書いてあるとおり、ncdu から直接ファイルを削除することもできます。ディレクトリを渡りながら、不要なファイルを削除するという作業が効率的に行えます。
du を使って一つずつ調べていくよりも、ncdu を使った方がはるかに効率的に作業ができるので、不要なファイルの掃除をする際には便利に使えそうです。常備しても良さそうです。