この記事は openSUSE Advent Calendar の 20日目です。完走も見えてきました。

さて、今日は Twitter などでときどき質問が飛ぶ Google Chrome のインストール方法です。

openSUSE では Google Chrome の OSS 版である Chromium がパッケージとして提供されています。普通のウェブサイトを見る分にはこれでよいのですが、Flash Player が必須なウェブサイトや、DRM で保護された不自由なコンテンツを見るために、ときどき Chrome が欲しくなるときがあります。

それでは、インストール方法です。

(1) Google のリポジトリのGPG 公開鍵のインポート

Chrome のパッケージを署名している鍵の公開鍵をインポートします。この手順を飛ばすとパッケージの署名チェックでエラーになってしまいます。

こちらのページにも手順が書かれています:
https://www.google.com/linuxrepositories/

(2) Chrome をダウンロードする

ブラウザで Linux 用の Chrome のrpmファイル(Fedora/openSUSE用)をダウンロードします。

https://www.google.com/chrome/

※Windows などからダウンロードする場合は、画面の下部に「他のプラットフォーム」というリンクから Linux 版のダウンロード画面にたどり着けます。

(3) セットアップを実行する

ダウンロードした rpmファイルを zypper でインストールします。

おわりに

以上、Chrome のインストール方法でした。Amazon Prime などの動画配信サイトが見られないといったような場合は、Chrome を試してみて下さい。

明日は「openSUSEでディスクの健康状態を取得」です。

この記事は、「openSUSE AdventCalendar 2018」19日目の記事です。

皆さんこんばんわ。橋本修太です。

今日は、本家MLでみかけた豆知識について紹介したいと思います。

スレッドの流れ

①投稿者は、古いラップトップがTumbleweedで上手く動かないようです。でも、Windowsや、Leapだと上手く動く模様。そして、エラーメッセージを添付しています。

②エラーメッセージを見た他の方が、対処方の書かれたページを案内してくれます。「グーグルすれば見つかるよ」

③投稿者は、そこにかかれてあった方法で無事に解決しました。「なんてことだ、どうしてぐーぐる事をすぐ忘れてしまうんだ」(すみません、多分な訳です)

めでたしめでたし・・・・なのですが、この次に、SUSEで カーネル開発を行っている岩井氏が、次の投稿を。

④【意訳・一部抽出】ちょっとこのバグについて補足を。どうしてこの現象がLeapでは起こらないかと言うと、Leapのカーネルにはワークアラウンドを適用していて、この手のバグが発生しないようにしている。それに対して、Tumbleweedは可能な限りupstreamに近い形を保持しようとしているので、こういうワークアラウンドは適用していない。そのうちupstreamで修正されるんじゃないか?

※①のMLはこちら 右下のnextから次の投稿へ進めます。

ふむふむ。確かに、TumbleweedとLeapのコンセプトに合うやり方ですね。

カーネル

そこで、カーネルのパッケージを眺めてみたのですが・・・申し訳ありません!リテラシーが無さ過ぎて、ここだ、という部分は見つけられませんでした。

眺めてみたページはこちら。

kernel-source.changesを比べてみるのが、それっぽかったです。Tumbleweedは次々と新しいバージョンのカーネルが適用されるログが見られ、Leapは長いことパッチ適用が続いています。(少なくとも、そういうふうに見えました。)

TumbleweedはTumbleweedで、パッチ類は何もしていない、という訳でもなさそうですね。

課題&感想

  • カーネル読みたい
  • そもそもOBSでのパッケージングを知りたい
  • 機会があれば岩井さんとお会いしたい
  • Tumbleweedの方にだけ、klpなんとかっていうのがあって、どうも、Kernel Live Patchの事っぽい

明日は @ftake さんによる、openSUSEでChromeを使う方法です。こちらもemacsインストールの記事等のように、即効性の高い記事になりそうですね。こうご期待。

openSUSE Advent Calendar ももう17日目ですね

今日はこの blog が動いている geeko.jp のサーバーのメンテナンスの話です。このサーバーは ConoHa で動いており、13.1, 42.3 とアップデートをしてきました。今回は42.3 から 15.0 にアップデートしました。

アップデート方法

いつもオンラインでアップデートしています。クラウドの場合、ディスクイメージをダウンロードして、ConoHa にアップロードし、インストーラを起動してアップデートはちょっと大変です。オンラインアップデートであればリポジトリの URL を書き換えて zypper dup するだけなので簡単です。

リポジトリのURLを書き換える方法はいくつかありますが、YaST のリポジトリ設定からバージョンの部分を書き換えるのがオススメです。

ディスク容量には余裕があるので、一度ダウンロードが完了するのを待ってから、アップデートを適用しました。

MySQL から MariaDB へ

15.0 には、これまで提供されてきた mysql-community-server のパッケージがなく、完全に Maria DB に置き換えられています。やったことは以下の3つです。

  1. mariadb のパッケージをインストールする
  2. 設定ファイルを更新する
  3. systemctl で mariadb を自動起動するようにする

設定ファイルは、新しい設定ファイルをそのまま使いました。一応、これまでのファイルと新しい設定ファイル /etc/my.conf.rpmnew を比較したところ、内容はかなり増えていますが、コメントアウトされた部分以外はほとんど同じでした。

SuSE Firewall2 から Firewalld へ

Leap 15.0からCentOSなどでお馴染みの firewalld が使えるようになりました。これまでのSuSE Firewall2 も引き続き使うことができます。移行する場合は手動で SuSEfirewall2 パッケージを削除して、firewalld をインストールする必要があります。

Firewalld では次のように使用したいサービスのポートを開けられます。

Let’s Encrypt で TLS に対応

アップデートしたついでに、Webサーバーを TLS に対応させました。証明書は無償の Let’s Encrypt で取得しました。

Let’s Encrypt の certbot コマンドを使えば、証明書の取得から Apache の設定まで1コマンドです。このあたりの細かい話は Geeko Magazine SP 2018冬号に書いていますので、ぜひ読んでみて下さい。

変わらなかったもの: PHP とPerlアプリケーション

geeko.jp で動いていた WordPress や Vanilla Forum、Pukiwiki はそのまま動きました。このあたりは 13.1 からのアップデートと比べると、とても楽でした。

おわりに

ということで、大したことではありませんが、geeko.jp のサーバーをアップデートしたときの話を書いてみました。42.3のサポート期間はあと半年くらいですので、これから 15.0 にアップデートする方は参考にしてみて下さい。

明日は鹿さんが USB オーディオの話の続きを書いてくれるそうです。

 

 

 

この記事は、「openSUSE AdventCalendar 2018」16日目の記事です。

皆さんおはようございます。橋本修太です。

さて、先日jaのMLにこんな投稿がありました。

【意訳】

openSUSE(Kubic)でCloud Foundry動かしたことある人います?

Kubicのキーワードが目に止まり、はて、Cloud Foundryとは?と思った私は、調査してみました。

本記事は情報収集のみとなります。「やってみた」は次の機会になりますこと、ご了承ください。

Cloud Foundryとは

ホームページはこちら。概要を纏めてくださっているページが幾つか有りますので、それらを見ていきますと、どうやら、webアプリケーションのソースコードをpushするだけで、ビルド・デプロイを自動で行ってくれる、オープンソースのソリューションの模様(商用版もあり)。イメージとしてはherokuに近いですね(こんな記事もありました)。

「アメリカのFortune 500企業のうち約半数が導入済み」といった謳い文句も見られますね。

インストール方法

いくつかあるようです。Cloud Foundry自体、複数のコンポーネントで構成されるソリューションなので、手順があったり、インストールを支援してくれるソリューションがあったりします。

また、Pivotal、SUSEなどがチューニングしたソリューションもあって、それぞれ強みがあるようです。

ちなみに、Cloud Foundryとやりとりを行うコマンドラインツール群、cf-cliは、openSUSEにパッケージがありました。(動くかな?)

A. PCF-DEVをインストール

PCFとは、Pivotal Cloud Foundryの略です。Pivotalはクラウドで有名な会社のようです。

ここが展開している、ローカル開発用のCloud Foundry、PCF-DEVが、インストールしてみるには丁度良いよ、という投稿もstack overflowで見たりしました。

構成としては、Linux(私の場合openSUSE)の上に、VirtualBoxを動かし、その中でPCFを動かすようです。

インストール方法はこちら

B. BOSHでインストール

BOSHは、Cloud Foundryの導入・運用を制御するソリューションのようです。

単一マシンに展開したり、クラスタ構成に展開したりもできるようです。

通常、Cloud Foundryをインストールと言えば、この方法が正攻法?なのかもしれません。

C. SUSE Cloud Foundryをインストール(on Vagrant)

SUSEも、Cloud Foundryには力を入れていて、チューニングしたソリューションを持っていました。

githubはこちら

主なチューニング点として、以下が挙げられていました。

  • Kubernetes(Docker)の上で動くように、Cloud Foundryのコンポーネントのコンテナライズにfissileを使っている
  • Cloud FoundryのコンポーネントはopenSUSE Steamcellで動く
  • オプションとして、Cloud FoundryのAppをopenSUSE stackのpreviewで動かす事が出来る

Steamcellだの、stackだの、previewだの、ちょっとピントこない単語が沢山・・・これらはおいおい調べていく事にしまして、1番目に付いて、もともとCloud FoundryはKubernetesの上で動くようには作られていなかったのですが、そこをSUSE等が開発したとの事です。

件のgithubには、on Kubernetesで動かす方法も記載されているのですが、ここではPCF-DEVと同じように、VMの上で動かす方法を。

Disclaimerに、「openSUSE 42.xは、libvirtでテストしてますよ」とあります。ここが42.xになっているのが、ちょっと気になるところですが・・・(あと、SUSEのgithubなのに、openSUSEがOpenSUSEになっている所とか)

あとは、Deploying SCF on Vagrantのセクション通りにやっていけばよさそうです。

ただ、要件にいきなり「メモリは16G以上は用意してね」とあって、私のデスクトップはもう無理状態です。

D. SUSE Cloud Foundryをインストール(on Kubernetes)

C.で触れましたが、Kubernetesの上にインストールできるのが、SCFの強みとの事。Helmでインストールするようですね。インストールページには要件等書いてありますので、適応させて行けば動くでしょうか?

ちなみに、環境チェック用スクリプトがあるのですが、Kubic上で走らせた所、半分ぐらいerrorとなってしまいました。

課題&感想

  • やってみる!
  • もう少し、正確かつ精密な情報を収集し、記事にする

駆け足で情報収集だけしたのですが、結構複雑な構成をしていて、ちゃんと理解しようとするとそれなりのボリュームになりそうです。使う側は、ソースコードをcf pushすれば、デプロイまで完了、とやりやすい事この上無いですね。

では、16Gメモリを積んでいるノートPCがあるので、近いうちにやってみたをやってみたいと思います。

明日は @ftake さんの、geeko.jpをメンテナンスした話ですね。塩漬けに近かったサイトですので、色々と面白い話題が出てきそうです。こうご期待。

 

 

 

 

この記事は、「openSUSE AdventCalendar 2018」15日目の記事です。

今、諸事情でぜーんぜんアップグレードしていない、openSUSE13.2(32bit)のマシンがあります。さすがに何とかしたいのですが、最近のopenSUSE は 64ビット。アーキテクチャが違います。果たしてそのままアップグレードできるのでしょうか?
ということで、実際にどうなのか、実験してみることにしました。

まずは、openSUSE 13.2 (32ビット版)をテスト用の仮想環境にインストール。ただ、13.2は、すでにopenSUSEのサイト(ミラー含む)には存在していません。探しまくったあげく、ここにあることを発見。ダウンロードしました。一応 zypper update も動いたので、可能な限り最新版にしておきます。
次に、Leap 15.0 のDVDイメージを仮想環境にマウントし、DVDイメージからブート。アップグレードを選びます。一応通常通り起動し、アップグレードが始まります。しかし途中でアーキテクチャが違うという警告メッセージが出てしまいました。

警告なので、ここは取りあえず「続行」を選び、先に進むことにします。その後は特に警告が出ることもなく、無事アップグレードが終わり、Leap 15.0(64ビット版)にアップグレードができたようでした。

ただ、アップグレードすると、各ソフトウェアのバージョンもかなり上がります。とえば Samba は4.2.4から4.7.10になります。当然機能差があるので、個別に変更点を吸収していく必要があります。

openSUSEでDvorakキーボード配列を使う

By Syuta Hashimoto @ 2018-12-12 07:27

この記事は「openSUSE AdventCalendar 2018」12日目の記事です。

※2018/12/15 頂いたコメントを反映しました

全国1名※1のDvorakキーボード配列ユーザーの皆様、こんばんわ。橋本修太です。

※1 独自調査(要するに、私は一人しかDvorakユーザーを知らないのです・・・)

それでは、早速openSUSEでキーボード配列をDvorakにする方法を見てみましょう。

結論 YaSTで設定

YaST > ハードウェア > システムキーボード配列 と辿っていきます。

そして、このシステムキーボード配列を選択すると出てくる一覧から、「Dvorak」を選択します。

一番上なので、選びやすいですね。みなさんもどんどんこのDvorakを選択していきましょう。

Dvorakとは

Dvorak博士が考案した、タイプしやすさを考えたキーボード配列です。左手の小指の所が「a」なのは変わらないのですが、そこから内側に向けて「o」「e」「u」「i」となっています。これ、ローマ字タイプですと、母音に当たりますね。なので、感覚的に右手、左手、右手、左手、と、リズムを刻むように交互に指を動かす感じになって、スムーズにタイプが出来ます。

配列の全容は先程のページでどうぞ。タイプ負荷か減るので、腱鞘炎の予防にもなるとの事です。

使っている感想としては、キーがほぼホームポジションで足りるので、指を少ししか動かさずにタイプ出来ます。QWERTY時の幅広く指を動かさないといけないダルさが全く無いです。素直に、楽ですね。

一般的なキーボード配列

対して、一般的なキーボード配列は「QWERTY」と呼ばれています。左上の「Q」から右に向かってキーを読んでみましょう。ほら、「QWERTY」になりましたでしょう。

このQWERTY、生い立ちには諸説あるようですね。様々な理由から少しづつかわっていって、この形になったようです。

その他の設定方法

さて、さっきはぱぱっとYaSTでDvorakを設定してしまいましたが、X環境下なら以下のコマンドで設定も出来ます。

setxkbmap dvorak

これをXmodmapに書いておけば、Xセッション開始時にDvorakにする事も出来ますね。

ちなみに私はXmodmapには以下の設定を書いています。

!replace 無変換 to Alt_L
keycode 102 = Alt_L
!replace 前候補変換 to Alt_R
keycode 100 = Alt_R

スペースの左の「無変換」を左Altに、右の「変換」を右Altに、それぞれ割り当てています。

※2018/12/15追記

@ftakeさんより、コメントを頂きました。

ibus-mozc を使っている人は、エンジンに Mozc (Dvorak) を追加するだけでも使えます。Mozc (JP) や Mozc (US) も追加しておけば、Super+Space でレイアウトの切り替えもできます。

との事です。をを、なるほど。

そう言えば、その昔、この辺りの設定でDvorakにした事があったような・・・

と、いうことで

YaSTで簡単設定なので、是非皆さんもDvorak試してみましょう。すっごく楽ですよ。

課題&感想

  • 職場のキーボードはQWERTYから変更できなかったりする
  • emacsのキーバインドが意図された動きでなくなる
  • 物理的にプリントされているアルファベットが参考にならないため、ランダム文字列のパスワード入力とか至難
  • YaSTの設定は結局何処の何を設定している?
  • 右手、左手、の交互打鍵が、たまに入れ替わってしまう
  • ログイン時はQWERTYで、コンソールでもXでも、ログインしたらDvorakにしたい

そういえば、以前ribbonさんにタイピング練習ソフトを紹介して頂いたような・・・ribbonさん、何でしたっけ?

※2018/12/15追記

@ribbonさんより、教えて頂きました。

GNU Typist https://www.gnu.org/software/gtypist/ の、たぶん前身です。
今見てみましたが、Dvorakコースがあります。

今度やってみたいと思います。

明日はemaxserこと、川上さんの、openSUSEでDropboxを使う記事です。即効性の高い記事になりそうですね。こうご期待。

Geeko Magazine Special Edition 2018 冬

By ftake @ 2018-12-11 00:21

いつもの告知ですが、openSUSE Advent Calendar の 11日目です。

Geeko Magazine Special Edition 9巻目となる 2018冬号を発行します。

最初の頒布は12月30日(日)のコミックマーケットC95 2日目、東テ-53b です。その後、京都での openSUSE 新年会、2月の OSC 東京などで頒布する予定です。

今回の内容

  • openSUSEからGoogle Driveを使う
  • Kubicでお手軽Kubernetes
  • SICEで快適! Proxmox-VE
  • Let’s EncryptでHTTPSを使えるようにする
  • 格安ローミングSIMを持って海外旅行に行こう!
  • 小説『鏡のむこう』第4話 秋霞
    openSUSE Leap 15.0で『ハチプロ』を鳴らしてみよう!

近日中に見本をWebカタログで公開する予定ですので、こちらのお気に入り登録もよろしくお願いします。
https://webcatalog.circle.ms/Perma/Circle/10269059/