By Syuta Hashimoto @
2018-06-25 23:04
2018年6月23日(土)に行われた、openSUSE mini Summit 2018 の開催レポートです。
前準備
yoshinonさんが12:30 に来てくださり、途中合流のkhashimotoさんにも受付をお願いしました。私が懇親会回答を写しきれず、その辺りのオペレーションもお任せしてしまう事に・・・有難うございます。
Streaming with Taiwan
私の黒歴史一つ・・・
openSUSE Asia Summit 2018(今年のopenSUSEアジアサミット)のミーティングで話が上がったのですが、 13:00 〜 13:30までの、開催前の時間で、台湾チームとストリーミングをする事に。
ただ、@ftake さんのPCはLeap15 にアップデートしてデバイスが不調、私のノートPCに交換するも、そもそも私のノートPCはopenSUSEでは音が出ないという状態・・・ストリーミングは行ったものの、上手くコミュニケーションできず?な状態で、ぐだぐだスタートでした。日本チーム、台湾チーム、台湾リーダーsakana、申し訳無かったです。次はもっと良いストリーミングを・・・
Opening
会場を提供してくださった株式会社SHIFT様より、小笠原さんが会場のご案内をして下さいました。また、mini Summitと懇親会の様子をtwitterで実況してくださっていて、トゥゲッターにもアップしてくださっております。
Leap の初メジーアップデート! openSUSE Leap 15.0 リリース
by 武山さん
武山さんが、openSUSEユーザ会の活動報告の後、Leap15の概要を発表して下さいました。
Leap15での新機能を各種紹介。
transactional updateや、FlatPack等を紹介してくださいました。余りLeap15での新対応状況は広がっていない印象があるので、ここでの発表内容を広めたいと思います。
DRBD with openSUSE
株式会社サードウェア 黒木さん、櫻井さん
黒木さん、櫻井さんより、DRBDの講演です。
※櫻井さんより写真をご提供頂きました。
まず、櫻井さんより株式会社サードウェアの現状、好調をご報告頂き、その後、黒木さんよりDRBDの技術的なお話を頂きました。DRBDがブロックデバイスのレプリケーションで果たす役割と、その管理ソリューションのopenSUSE対応状況(芳しくない・・・)のお話を頂きました。参加者の中にDRBDを仕事で使った人がある、という人も居て、DRBDの利用シーンに対する具体的な質疑応答も充実しました。
参照サイト
自己紹介
恒例の自己紹介タイム。openSUSEユーザ会のメンバーとして、皆さん、お互いに名前や顔を覚えられたのではないでしょうか。
Portusでイメージの脆弱性診断
by 橋本修太
不肖私も、発表させて頂きました。今年2月、OSCで講演したPortusに、Clairを使った脆弱性診断の機能が追加されたので、その紹介です。
概要は小笠原さんがまとめてくださってるまさにそのものなのですが、「内訳(内部構成)を知らずに使いたい」コンテナと、「内訳(内部構成)を知らないとどんな脆弱性を持っているかわからない」ジレンマを、Clairなら解決できる、という内容でお送り致しました。
openSUSEから使うOneDrive
by ribbonさん
OneDriveをLinuxから使う時のアカウント回りの注意点、また、そのソリューションの紹介をして頂きました。
ソリューションは、onedrived-dev、OneDrive Free Client、rclone等、いくつか上げて頂いて、その現状や良し悪しを説明してくださいました。比較結果はrcloneが良さそうです。
openSUSEでおうちクラウド
by 井川さん
OpenStack開発者の井川さんから、なんと1Uラックサーバーを使った安価自宅クラウド体験談を発表して頂きました。
1Uラックサーバーの調達から、設置場所の構築(!?)、OpenStackのインストール等をお話してくださいました。安価な構築なのに電気代が10K/month かかってしまった等、良い点ばかりでなく課題の話も。
質問大会
予め応募して頂いた質問を皆で回答するコーナー。恒例行事との事です。(以下概要です。)
Q: WSL + VcXsrv + openSUSE で VisualStudioCode を使いたいのですが、うまくいきません。設定方法がわかれば、教えて頂きたいです。
A: Windows版を使うのがよさそうです。
Q: アップデート方法を教えてほしい~。いつも失敗するので
A: ISOから起動してアップデートすると失敗が少ない。
Q: openSUSE を デスクトップ・サーバ・VM上で使用してる方は、それぞれどれくらいいますか?
A: デスクトップ利用半分ほど。RasPiやVMで利用している人もいます。
Q: 使ってる場合、バージョンは?(42.x, 15, Tumbleweed, etc..?)
A: 15は少なめ。42.3が大多数。Thumbleweedは少数だが、利用者からは安定しているし使えるとの事。
Q: rubyのバージョン管理は何を使ってますか?
A: ディストリビューションパッケージで動かす、どうしても切り替えたければrubyenvを使用。
Q: ファイアーウォールに阻まれているかのどうかの確認はどうやってますか?
A: wiresharkで確認、nmapで確認、lsofで確認、ログで確認、サーバーに近い所からどんどんつなぎ変えて確認
現場感覚鋭い回答が多かった印象がありました。
LT
LEGOでGeeko ribbonさん
自宅より発掘されたレゴで作成したLEGO Geekoのお話でした。めでたく、LEGO GeekoはOSC北海道、OSC京都、と、全国を旅する事になったのでした。
openSUSEの替え歌を楽しんで歌って騒ぎましょう BurnDuck (nabaua)さん
SUSEのパロディムービーの日本語訳を紹介。しかし、そのパロディムービーはこの後の懇親会で皆で鑑賞した為、見たこと無い人にはピンとは来ない内容に・・・・
openSUSE.Asia Summit 2018 に行く方法 (物理) Hisa_Xさん
台湾に詳しい Hisa_Xさんより、台湾旅行の具体的な方法と台湾の簡単な案内でした。COSCUP、GNOME Asia、openSUSE.Asia Summitと、三つのカンファレンスが共催される台湾。暑い夏になりそうです。
じゃんけん大会
大人の事情でOSCには連れていけなくなってしまったちびぎーこ、前日まで開催されていたOpen Source SummitのTシャツ、まだまだ残っていた openSUSE.Asia Summit 2017 のTシャツ、等をじゃんけん大会で争奪しました。
また、Open Source Summitで仲良くしてくださったSUSEから、mini Summit 用にと最新ちびぎーこを沢山頂きました!こちらは人数分あったので、もれなくプレゼントに。ありがとうございました。
懇親会
そして一部はお開きしまして、二部は Leap15 リリースパーティー兼懇親会で皆さんで楽しみました。
小笠原さんが差し入れしてくださったシャンパンで乾杯し、懇親会LTでは、BurnDuckさんがSUSEのパロディムービーを流してくれたり、鹿さん、桔梗さんが近況報告的なLTをしてくださったりと、大盛り上がりの一夜でした。
さいごに
年に一回のopenSUSEユーザ会カンファレンス、いかがでしたでしょうか。講演はサーバーサイドに寄ってはいたものの、openSUSE(に限らずLinuxの)幅広い使い道を知る事が出来たのでは無いでしょうか。
GeekoMagazineの制作、頒布、各地OSC等、openSUSEユーザ会として活動する場面はまだまだあります。何処かでお会いしましたら、その時はまたよろしくお願いします。
By Syuta Hashimoto @
2018-06-24 23:01
2018年6月23日(土)に開催されました openSUSE mini Summit 2018 の開催レポート準備編です。
会場
サイボウズ様に頼もうか、とか、JSP様に頼もうか、とか、色々ありました。参加予定20〜30で、適当な場所は・・・
イベント利用可能ですが、審査があるとの事でした。まぁ応募だけしてみようか、と思った所、突然の「突然ですが今週一週間は受付を休止します」案内。結局はその間に会場決まったので、応募せず、でした。yahoo lodgeさん辺りだと、この規模のイベントで使う難易度ってどんな感じなんでしょうか?
300人規模の会場で、企業様は有料ですが、個人やコミュニティ活動では無料で使わせて頂けるとの事です。会場規模に対して参加人数が折り合わないなぁ、と思いつつ、一部を貸して頂ければ、と、応募しました。すると、すぐに「打ち合わせしましょう」とご連絡を頂けました。結局会場は決まってしまったので辞退させて頂いたのですが、何かの折に利用させて頂きたいです。
で、結局・・・
openSUSE Asia Summit 2017でも運営として強力にopenSUSEコミュニティをサポートしてくださった、LibreOfficeの小笠原さんの案内で、株式会社SHIFT様のカフェスペースをお借りすることが出来ました!写真からでもいい雰囲気だとわかる場所だったのですが、実際は広く素敵で使いやすい、写真の3倍は素敵な空間でした。小笠原さん、株式会社SHIFT様、有難う御座いました。アクセスしやすい立地なのも、高評価ですよね。
スピーカー
株式会社サードウェア 黒木さん 櫻井さん
株式会社サードウェアの久保さんには、去年のopenSUSE Asia Summit2 2017でスポンサーをしてくださり、openSUSEコミュニティとしても感謝しております。その久保さんを忍び、今回は株式会社サードウェアの黒木さん、櫻井さんにご講演願いました。
ちょっと私の頼み方が肩苦しく、もっとフランクリーな感じで、と色々ご指摘頂いたりしましたが、なんとかDRBDの講演をして頂ける事となりました。
途中、DRBD管理ソフトのopenSUSEの対応状況の悪さなどが話題にあがり、@ftake さんがバグレポートを書いてくれたり、と、準備そのものがopenSUSEコミュニティへの貢献へ発展していく様子を見ることが出来ました。
井川さん
井川さんには @ftake さんからラブコールを送って頂きました。
OpesStackアップストリーム開発者に講演して頂けるって、凄いことですよね。コミュニティ活動に積極的な方なので、これからも良い関係を持っていただければ、と思います。
鎌田さん
スピーカーでは無いのですが・・・
openSUSEの翻訳の99%をしてくださっている、鎌田さん。MLで名前は登場するも、イベントでお会いしたことは無かったのですが、今回参加してくださいました!openSUSE活動には興味を持ってくださっているとの事ですので、これからもよろしくお願いします。(私も翻訳したいのでよろしくお願いします)
懇親会
発注は @ftake さんに御願いしてしまいました。@ftake さんの調査で、食事は レガラート さんにケータリングを依頼し、カクヤス さんに飲み物を依頼しました。レガラートさんは注文が別ページにリダイレクトされていたらしく、しかもそちらの方が注文が多かった様子・・・でも、一通り揃えられたのでよかったです。注文はコースでは無く、単品をチョイスしての構成。少しユーザー会費から出してますが、一人1000円で開催できて良かったです。(少し足りなかったかな?)
それでは、イベント編へ続きます。
By Syuta Hashimoto @
2018-06-02 21:10
※英語原文はこちら
openSUSE.Asia Summit 2018(開催地:台北・台湾) のロゴコンテストを開始致します。ロゴはサミットの成功に必要不可欠です。ご存知の通り、openSUSE.Asia Summit では開催地のコミュニティの特色を反映したユニークなロゴを使用してきました。今年も素晴らしいロゴを用意する為、例年と同様にロゴコンテストを行います。
ロゴコンテストはこの通知発表後から開始し、2018年6月30日を締め切りとします。最優秀ロゴ応募者にはopensuse.Asia Summit 実行委員会より「Geeko Mystery Box(なにが入っているかはお楽しみ)」を贈呈致します。
ロゴコンテスト締め切り: 6月30日(土) UTC 13:00(日本時間22:00)
応募ロゴ審査期間: 7月1日(日)〜 2日(月)
ロゴ投票期間: 7月3日(火)〜 10日(火)
結果発表: 7月11日(水)
ロゴコンテスト募集要項:
- ロゴは CC-BY-SA 4.0 ライセンスに準拠する事とします。また、openSUSE.Asia Summit 2018においてあなたの作品をロゴとして使用する場合、帰属【attribution(BY)-著作権者の表示】なく使用出来る事とします。帰属(著作権者の表示)はサミットのウェブサイトで行います。
- ロゴはオリジナルである事とし、第三者の制作物を含む等、上記の著作権者の表示の特別条項付きCC-BY-SA 4.0 に抵触してはいけません。
- 応募はモノクロとカラーの両方を必須とします。
- フォーマットは SVG とします。
- アジアの openSUSE コミュニティの特色を反映したものとしてください。
- ロゴは以下の項目を避けるよう、厳重な注意を払って下さい。
- 何れかのブランド名や商標、及びそれらを連想させるもの
- 不適切な表現、攻撃的な表現、ヘイト表現、苦痛を与える表現、中傷的な表現、他人の名誉を毀損するような表現
- 性別を限定した表現、および性別に対して挑発的な表現
- 暴力や武器を連想させるような表現
- アルコール、煙草、ドラッグの使用を連想させるような表現
- 人種、ジェンダー、信仰、国籍、身体障害、性的指向、年齢に関する差別表現
- グループや個人に対する、偏見、人種差別、中傷、及び何らかの害を与えるような表現
- 宗教、信条、国家主義を連想させるような表現
ロゴは「openSUSE Project Trademark Guidelines」に従うものとします。
【openSUSE Project Trademark Guidelines】
https://en.opensuse.org/File:OpenSUSE_Trademark_Guidelines.pdf
「branding guidelines」がロゴ作成の指針となるでしょう。(任意)
【branding guidelines】
https://opensuse.github.io/branding-guidelines/
応募方法はメール送付となります。デザインしたロゴは以下の注意事項を確認の上、応募先メールアドレス opensuseasia-summit@googlegroups.com へメールして下さい。
- 連絡先として、名前とメールアドレスを必ず入力してください。
- デザインに付いてのコメント(何をイメージしているか等)を添付して下さい。(txtかpdfにて)
- ベクターファイルのフォーマットは SVG とします。(他は受け付けません。)
- 添付のビットマップの形式は以下の通りとします イメージサイズ: 256 * 256 以上 フォーマット: png
- 容量は 512KB を超えないようにしてください。
openSUSE.Asia Summit実行委員会は各ロゴが募集要項を満たしているかを判定します。openSUSE.Asia Summitが最終決定を行いますので、最も得票数を得たデザインで必ずしも決まるわけではありません。
ロゴの作成には Inkscape を使用する事を強くおすすめします。 Inkscape は、多機能で、オープンソースな、デザインに使用出来るベクトル画像編集ツールです。
Category
openSUSE.Asia Summit |
受け付けていません
By kimitoboku @
2018-05-22 21:26
5月19日(土)に開催されたOSC名古屋2018に出展しました.
OSC名古屋では,openSUSEが得意とする仮想化環境の構築についてのセミナーを行いました.
また,openSUSEによって構築されたKVM環境にて,GPUとUSBパススールを行い,仮想マシンのWindows10上でVRゲームを行うというデモの展示も行いました.
その他
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レポート,
仮想化 |
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By Syuta Hashimoto @
2018-03-11 19:18
2018年2月23日(金)にOSC東京 spring で発表した、「PortusでプライベートDockerレジストリを作ってみよう」の、設定編資料を作成しましたので公開します。
Portusを、nginxによるリバースプロキシ、SSL通信、で動かす時の設定内容について紹介しています。
簡単に動かす事が出来ますので、是非Portusを体験してみてください。
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By ftake @
2018-02-26 23:45
2月11日にOSC 2018 浜名湖、2月23日、24日に OSC 東京に出展しました。
OSC 2018 Hamanako
OSC 浜名湖は15分の短いセミナーを会場の中央で行う形式で、openSUSE の枠では openSUSE の紹介をしました。
OSC 浜名湖 2018 セミナーの様子
ライトニングトークでは Portus を動かすまでの流れを紹介しました。Portus の詳細はこの後ろの東京のスライドも見て下さい。
OSC 2018 Tokyo/Spring
いつものようにブースで openSUSE 使っていますか?と質問すると、「使っています」「ちょっと使っています」「使い始めました」という声をいつもよりちょっとだけ多く聞けた気がしました。
セミナーではWeb UI や高度な認証機能を持つDockerプライベートレジストリを作成できる Portus の紹介をしました。金曜日のお昼休みの時間帯にも関わらず、20人程度の方に参加して頂きました。
OSC 2018 東京/春 セミナーの様子
その他
DELL Venue 10 PRO 5056
CPU: Atom Z 8500
メモリー: 4 GB
OSC 会場から帰っていく、今回初参加の超特大ギーコ
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openSUSE,
イベント,
レポート |
受け付けていません
By Syuta Hashimoto @
2017-11-19 13:16
去る10月21日(土)22日(日)に開催され成功のうちに全日程終了となりました、「openSUSE.Asia Summit 2017」をレポートしたいと思います。
なお、私は実行委員としてお手伝いさせて頂きましたので、その視点からレポートを書きたいと思います。
openSUSE.Asia Summit 2017
アジアでopenSUSEコミュニティの交流を、と発足されたopenSUSE.Asia Summit。年1回の開催で今年は4回目となり、初年度は北京、2年目に台湾、次いでインドネシアと開催されて、今年は待望の日本開催。場所は調布の電気通信大学で、開催中、会場のB棟は国際色豊かな空間へと様変わりしました。
開催告知で掲げた目標
日本開催の告知の時、次のような目標を立てました。それぞれについて結果を見てみます。
1 アジア地域の openSUSE コミュニティの情熱を日本に持ち込むことで、openSUSE への注目を高め、コミュニティの発展を目指します。
中国、台湾、インドネシアと、それぞれ熱心なコミュニティがあり、特にインドネシアは前回の現地開催時に400人を超える来場者がある程の熱狂ぶり。今回のセッションでも各国エンジニアが優れた発表をしてくれたり、コミュニティリーダー達が秘訣や経験を講演してくれたりと、参加者に大きなモチベーションを与えてくれました。※セッション詳細はセッションの所を参照ください。
また、日本では他のコミュニティの方等へも参加を呼びかけ、彼らにもopenSUSEの今を伝える事が出来ました。
当日は、イベント活動ではお目にかかれなかったopenSUSEユーザーの方や、遠方で普段はなかなかお会い出来ない方ともお会いする事が出来ました。
2 アジア地域で活動する openSUSE コミュニティメンバーの活動範囲を、それぞれの地域から、アジア地域、そして世界へと広げる機会を作ります。
各国コミュニティメンバー同士での会話も大きく弾んでいました。また、今回はopenSUSEよりチェアマンのRichad氏等が来日してくださり、openSUSEそのものへの距離をぐっと縮めてくださいました。
Richad氏と開発者が新しいアイデアに付いて語り合っていたり、各国コミュニティリーダーが興味深く意見交換している様子を見たりと、活動範囲が広がっていく予兆を存分に感じることが出来ました。openSUSEはアジア、世界との距離が限りなく近いコミュニティでは無いでしょうか。
3 より多くの地域から参加者を集め、地域を限定しない、真の意味での openSUSE.Asia Summit (アジア/グローバルなサミット)を目指します。
参加登録の中に今まで参加されていなかった韓国からの方がいらっしゃって、また一つ、openSUSE.Asia Summitの活動の幅が広がりました。まだ参加者のいない国でもopenSUSEコミュニティはあるので、呼びかけは継続して行っていきたいです。
まとめると・・・
新規参加の国があったり、各国のメンバー同士の交流があったりと、アジアでのコミュニティ活動に膨らみが出ました。また、openSUSEチェアマンの来日等、世界が身近なものとなりました。日本国内で言えば、他のコミュニティへのアプローチ、また、他のコミュニティからの参加と、広くopenSUSEの今を共有出来ました。
参加者
概算となりますが、1日目130人程、2日目70人程で、延べ200人を超える方に来場頂きました。特に2日目は台風の悪天候にも関わらずの来場に感謝しています。ユニークで数えると150人強。国内開催のopenSUSEイベントとしては過去最高となりました。
また、その内40人程は国外からの参加者で、日本を含め垣根無く交流を持たれていました。
セッション
総数、50弱。内容もLibreOffice mini Conference併催や他コミュニティからの発表等、openSUSEの枠に捕らわれないセッション構成となりました。openSUSE、デスクトップ、セキュリティ、コミュニティと設けたトラックはそれぞれ面白いセッションの目白押しとなりました。
初日
オープニングトーク
by 武山さん
胸踊るオープニングムービーの後、武山さん特有のフレンドリーなトークに会場は一気にお祭りムードに。
稲葉さんのイングリッシュナビゲーションも喝采を浴びていました。
キーノート
by Richard
Suse Linux Enterprise Serverとの開発協調関係、歩調に付いての解説がありました。相互にどう影響し進んでいくか、ビジョンを共有する事が出来ました。
Open Source is an option of life
by Sunny
運営があった事もあり、失礼ながら途中から聞かせて頂きました。
言語による壁なんて薄い、皆、この機会にRichad達と会話してその事を実感しよう、というアプローチに勇気づけられました。
How to Encourage Community
by Edwin
「仲間を信じろ!」「若いヤツを狙え!」というダイレクトなメッセージに、氏のコミュニティに対する真摯な態度を感じる事が出来ました。
今までで一番大変だった事と一番嬉しかった事は?と聞きたかったのですが、英語力無くて聞けなかったのが残念です。次の機会には是非。
2日目
Kernel – Entrance to geek
by rivarten
エントランスホールでの講演だったので、運営がてら聞かせて頂きました。
私も興味のあったカーネル起動部分をソースコードレベルで解説していて、興味深かったです。カーネルもくもく会を開催しているとの事で、是非参加したいのですが、場所が松山・・・日程調整が必要ですね。
逆に、はるばるありがとう御座いました。
セッションを聞いていたniibe氏が非常に興味を示されていまして、質問タイムが盛り上がっていました。失礼ながら時間が来てしまったのでその場での会話は中断させて頂きましたが、エントランスホール等で続きを楽しんで頂きました。
Managing Volunteers in openSUSE Asia Summit 2016
by Sendy Aditya Suryana
去年のアジアサミットのボランティアマネージャーのセッション。
ローカルメンバーは4人のみ、参加者に対して人数が圧倒的に足りないので、ボランティアを必要としたし、上手く使った、と講演されてました。
今年の開催では、学生ボランティアは良い人達に恵まれたのですが、どうしても絶対数集められなかったので、その辺りの秘訣も伺いたいと思いました。
Kernel tracing by using trace event and systemtap
by Joey Lee
systemtapによるカーネルトレースのワークショップ。参加予定は無かったのですが、時間が空いたので急遽参加させて頂きました。
事前にインストールしておくパッケージ等があったのですが、セッション始まってからのzypperで全て揃えられた辺りに、openSUSEの威力を実感しました(本筋では無いですね)。
歴史の話などがあり、実際のカーネルトレース等の時間が押されてしまってはいたのですが、イベントトレースを出力してちょっとばかりカーネルに近付けた気がしました。
ちなみに
Building Japanese Full-Text Search System by Solr
by hashimotosyuta
不肖、私も、プロポーサルを提出しまして(ほとんど武山さんに見ていただきましたが)、発表させて頂きました。
内容はOSC東京で発表した内容をスライドだけ英語化しまして、講演は日本語でさせて頂きました。
日本語全文検索はシステムとしては枯れた方だと思いますが、それだけに皆さんの関心は具体的な適用方法等にあるみたいで、質問時間はかなり具体的な事があがりました。なかなか上手に回答出来なかったくやしさがあるのですが、より効果的、より構築がスムーズなやり方に付いてまとめていければと思います。
スポンサーブース
今回はSUSEがプラチナスポンサー、TDF(LibreOffice)様、LPIC様、楽天様がゴールドスポンサーになってくださり、ブースを展示して頂きました。
国外の参加者の方もブースを訪ねていて、LPICくんと写メを撮ったり、楽天様のリクルート案内に耳を傾けたりしていました。
TDF様は日曜日にLibreOffice mini Conferenceでセッションを開き、私は聞けなかったのですが中々面白い講演だったとの事です。
また、ブース展示は遠慮して頂いてしまったのですが、MNU様にはセッションをライブストリーミング配信して頂きました。会場関係も協力して頂いており、感謝しております。
会場と言えば、電気通信大学様には事前やり取り等、多大なご協力を頂きました。合わせましてこの場を借りてお礼申し上げます。担当の方がOSSイベントにご理解を示されていまして、次の機会があればまた是非お願いしたい、と思っています。
その他、スポンサーとなってくださったサードウェア様、アイクラフト様、メディアスポンサーとなってくださったThinkIT様、SoftwareDesign様、技術評論社様、マイナビニュース様、日経Linux様、事務局としてかなりの業務を支援してくださったOSPNにお礼申し上げます。
やはり多くの方、企業様の御支援あってのOSSイベントだと実感しました。
グローバルメンバー
今回の開催に向けて、週に一回グローバルメンバーとslackでミーティングを重ねてきました。(私は聞いている一方でしたが・・)
基本的に運営準備や運営はローカルメンバーで行うのですが、ロゴ投票システムの構築やビザの為の情報集め等、彼らも出来ることを率先してやってくださり、その姿に彼らのこのアジアサミットに対する熱い想いを感じました。
なので、お会い出来た事をとてもうれしく思っていますし、ビビる自分の気持ちを奮い立たせて話しかけさせて頂きました。そんな私に皆さんにとっても優しく対応してくださって、嬉しかったです。
サミットツアー
23日(月)は、エクスカーションとして浅草寺、スカイツリー、そして秋葉原へと皆さんとツアーを楽しみました。
私は本来はアテンドする役だったのですが、もう疲れ切ってしまって、最低限の道案内のみで失礼させて頂きました。
インドネシアの方はかなり日本文化に造詣があるらしく、「heisei」「showa」と言った単語を知っていたり、通りかかったプラモ屋にあった「ロボタン」を見て、「oh,robotan」と盛り上がったりしていました。
実行委員として
今回、OSSイベント、というか、OSSという領域に初めて参加させて頂きまして、非常に楽しく、また得るものも多かったです。
前夜祭、懇親会では、実行委員という立場を利用して、Richad氏やその他の方達とコミュニケーションを取らせて頂きました。私はこれを役得だと思っております。
運営ですが、何分、初めてな事ばかりでいろいろと上手くやれず、反省点ばかりが残ってしまいましたが、次の機会に活かしていきたいと思います。また、こんな私を迎えてくださったメンバーの方、色々と支援してくださった皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。有難う御座いました。
せっかくこのイベントで多くの方、国外も含めた多くの方との繋がりが出来ましたので、それを育てていきたいと思います。また、openSUSEのコアな部分を垣間見る事が出来たので、より鮮明に見えるように視野を広げていきたいと思います。
二日目に、去年のアジアサミットで作成した靴を頂きました。インドネシアコミュニティのメンバー、ローカルチームのメンバー、プレゼンターのEstu、ありがとう!
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