By Syuta Hashimoto @
2020-12-21 01:00
12/19(土)に開催された、ODC 2020 onlineに参加してきました。
Cross Distro Developers Camp
今回は、ディストリビューション横断で日本語入力の課題などを解決しようと結成されたチーム、Cross Distro Developers Campで参加してきました。
Linuxディストリビューション大集合 〜あなたのLinuxディストリビューションを見つけてみよう〜
ディストリビューションとはなんぞや?から、openSUSE、Debian、Solusの各ディストリビューションの紹介を行いました。
openSUSEは武山さんが紹介してくださいました。
Debianさんなど、あらためて説明を聞くと、特色や方向性が理解できて面白かったです。開発体制なんかも普段は目にすることがないので、興味深かったです。
Solusさんからは、日本語入力関連のパッケージの開発にまつわる、難題のお話も・・・・
休憩時間・雑談タイム
次のコマがミーティングだったので、間で雑談を。
参加者からは話題の?Centos8の事や、ターミナルでの日本語表示に関する問題などが出てました。
データの形式と、それを表示するソリューション(ターミナル)は独立しているべきですけど、ソリューション側で対応すると、それぞれのソリューションで日本語対応しなければならないことに・・
Linuxディストリビューション開発談話
openSUSEから武山さん、Debianから杉本さんがメインパネラーとして、あとはSolusのPG_MANAさん、ひよこLinux(?)の羽鳥さん、opencoconの島田さんにオブザーバーとして参加して頂いて、ディストリビューション開発について談話しました。
結構、ディストリビューション開発って(ソフトウェアもですが)敷居高いイメージありましたが、もちろん世界でどなたかが実際に開発しているわけで、方法もノウハウもあるわけですよね。
日本のコミュニティがそういった情報を持っているし、世界とのコネクションもあるので、まぁアクセスしてよ、とおっしゃってました。
私も来年はパッケージ開発何かしたいなぁ。
ブース
終日、JitsiをOSPNからお借りしてブース展示をしていました。私は主にこのブースの管理をしていました。
関係者の方?が多く入ってくださって、openSUSEユーザ会のRibbonさんとは、最近MLで話題になってた日本語manの話とかを聞けました。あとはみなさんと近況を連絡しあったり、と、普段はオフラインで開催している時にやってた情報交換ができた感じでよかったです。
新しい方はちょっと入りにくかったですかね・・私も無理に声掛けとかしなかったのですが、もうちょっと配慮してもよかったかもしれません。反省。そのあたり、東海道LUGの島田さんが上手にアプローチしてくださっていて、さすがだなぁと思いました。(島田さんには、セミナーのディストロとは?の所をお話して頂きまして、それもあってブースに来てくださってました。)
感想
セミナー・ミーティングは、Zoom 30人強、YouTube 40人弱で70人前後の方が見てくださってました。ありがとうございます。
openSUSEに興味持たれたら、ぜひアクセスしてください!
Cross Distro Developers Campとしては、次回活動は2021年1/31日(日)にもくもく会(オンライン)を予定しています。
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By ftake @
2020-12-19 22:47
開発環境である日突然 venv が使えなくなり、はまりました。先日のアップデートで配信された python3-base-3.6.12-lp152.4.9.1 に不具合があり、起動できなくなりました。
https://bugzilla.opensuse.org/show_bug.cgi?id=1179756
|
# python3 -m venv venv Error: Command '['/home/geeko/venv/bin/python3', '-Im', 'ensurepip', '--upgrade', '--default-pip']' returned non-zero exit status 1. |
ensurepip を動かしてみると、
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
|
# python3 -Im ensurepip --upgrade --default-pip Traceback (most recent call last): File "/usr/lib64/python3.6/runpy.py", line 193, in _run_module_as_main "__main__", mod_spec) File "/usr/lib64/python3.6/runpy.py", line 85, in _run_code exec(code, run_globals) File "/usr/lib64/python3.6/ensurepip/__main__.py", line 5, in <module> sys.exit(ensurepip._main()) File "/usr/lib64/python3.6/ensurepip/__init__.py", line 204, in _main default_pip=args.default_pip, File "/usr/lib64/python3.6/ensurepip/__init__.py", line 99, in _bootstrap "_bundled/{}".format(wheel_name), File "/usr/lib64/python3.6/pkgutil.py", line 634, in get_data return loader.get_data(resource_name) File "<frozen importlib._bootstrap_external>", line 832, in get_data FileNotFoundError: [Errno 2] No such file or directory: '/usr/lib64/python3.6/ensurepip/_bundled/setuptools- 40.6.2-py2.py3-none-any.whl' |
実際にあるのは…
|
/usr/lib64/python3.6/ensurepip/_bundled/setuptools-44.1.1-py2.py3-none-any.whl |
当面はバージョンを1つ戻すか、修正が配信されるのを待ちましょう。
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By Syuta Hashimoto @
2020-12-17 01:00
私はKubicでKubernetesを構築しているのですが、Kuibcをアップデートしてkubeletのバージョンが1.19に上がったはずなのにもかかわらず、kubectl get nodeでずっとバージョンが1.18となっていて悩んでいました。
結論
/etc/sysconfig/kubelet に設定されている KUBELET_VERを、1.18から1.19に変更する
調査
パッケージを確認
まず、パッケージがなんのバージョンが入っているかを確認します。
kubic1-host:~ # zypper se kubelet
S | Name | Summary | Type
—+——————————-+—————————+——–
i | kubernetes-kubelet | Kubernetes kubelet daemon | package
i | kubernetes1.17-kubelet | Kubernetes kubelet daemon | package
| kubernetes1.17-kubelet-common | Kubernetes kubelet daemon | package
i | kubernetes1.18-kubelet | Kubernetes kubelet daemon | package
i | kubernetes1.18-kubelet-common | Kubernetes kubelet daemon | package
i+ | kubernetes1.19-kubelet | Kubernetes kubelet daemon | package
| kubernetes1.19-kubelet-common | Kubernetes kubelet daemon | package
| kubernetes1.20-kubelet | Kubernetes kubelet daemon | package
| kubernetes1.20-kubelet-common | Kubernetes kubelet daemon | package
どうやら、1.17、1.18、1.19、と、いろいろなバージョンが入ってるようです。
今見たら、1.20も入ってますね。
使ってるバイナリを確認
kubic1-host:~ # type kubelet
kubelet is hashed (/usr/bin/kubelet)
ふむふむ。/usr/bin/kubelet、ですね。
こういう実行ファイルはスクリプトの場合があったりするので、種別を調べてみます。
kubic1-host:~ # file /usr/bin/kubelet
/usr/bin/kubelet: POSIX shell script, ASCII text executable
なるほど、スクリプトっぽいですね。
中身を確認します。
kubic1-host:~ # cat /usr/bin/kubelet
#!/bin/sh
# Loader Script for Multi-Version Kubelet arrangement introduced to openSUSE in March 2020
source /etc/sysconfig/kubelet
if [ -z “$KUBELET_VER” ]
then
echo “ERROR: KUBELET_VER= not defined in /etc/sysconfig/kubelet”
exit 1
else
/usr/bin/kubelet$KUBELET_VER “$@”
fi
どうやら、/etc/sysconfig/kubeletの値を参照しているようです。こちらを確認してみます。
kubic1-host:~ # cat /etc/sysconfig/kubelet
KUBELET_VER=1.19
KUBELET_EXTRA_ARGS=”–container-runtime=remote –container-runtime-endpoint=unix:///var/run/crio/crio.sock –runtime-request-timeout=15m –c
group-driver=systemd -v=2 –runtime-cgroups=/systemd/system.slice –kubelet-cgroups=/systemd/system.slice”
なるほど、KUBELET_VERが定義されています。nodeのバージョンが低いときは、ここが1.18となっていましたので、それを1.19に更新しました。
それからKubernetesを起動すると、見事バージョンが1.19にあがってました。
今なら1.20に上がる予感・・・・
メーリングリスト
最近忙しいこともあって、なかなかメーリングリストなどの情報源にあたれず・・・もしかしたら、こういったことはとうに情報共有されていたのかもしれません。また、この設定がKubic独自なのか、一般的なのか、といったことも追いきれておらず。追って調査したいと思います。
そもそもの使い方
アップデートで使い続けるのではなく、折を見て最新プリメイドイメージに乗り換えていく運用が今っぽいのかも・・・・・
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By ftake @
2019-12-16 23:45
openSUSE Advent Calender の 16日目です。今日は小ネタです。
スマートフォンを通してインターネットに接続するテザリングをするとき、一般的には Wi-Fi を使ってスマートフォンと PC を接続することが多いのではないかと思います。
実はUSBケーブルで接続してテザリングをすることもできます。充電・電源供給しながら使用することができるので、長時間使うときには便利です。
Android のスマートフォンであれば、どの機種でも簡単にできます。USB ケーブルで接続し、スマートフォン側のネットワークの設定で USB テザリングを有効にすれば、特にパッケージ等のインストールをすることなくつながります。
Network Manager では、1番目に Type-C で接続した有線LANアダプタがあるため、スマートフォンは「Wired connection 2」として設定されました。
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By ftake @
2018-12-20 01:08
この記事は openSUSE Advent Calendar の 20日目です。完走も見えてきました。
さて、今日は Twitter などでときどき質問が飛ぶ Google Chrome のインストール方法です。
openSUSE では Google Chrome の OSS 版である Chromium がパッケージとして提供されています。普通のウェブサイトを見る分にはこれでよいのですが、Flash Player が必須なウェブサイトや、DRM で保護された不自由なコンテンツを見るために、ときどき Chrome が欲しくなるときがあります。
それでは、インストール方法です。
(1) Google のリポジトリのGPG 公開鍵のインポート
Chrome のパッケージを署名している鍵の公開鍵をインポートします。この手順を飛ばすとパッケージの署名チェックでエラーになってしまいます。
|
wget https://dl.google.com/linux/linux_signing_key.pub sudo rpm --import linux_signing_key.pub |
こちらのページにも手順が書かれています:
https://www.google.com/linuxrepositories/
(2) Chrome をダウンロードする
ブラウザで Linux 用の Chrome のrpmファイル(Fedora/openSUSE用)をダウンロードします。
https://www.google.com/chrome/
※Windows などからダウンロードする場合は、画面の下部に「他のプラットフォーム」というリンクから Linux 版のダウンロード画面にたどり着けます。
(3) セットアップを実行する
ダウンロードした rpmファイルを zypper でインストールします。
|
cd ダウンロード sudo zypper in ./google-chrome-stable_current_x86_64.rpm |
おわりに
以上、Chrome のインストール方法でした。Amazon Prime などの動画配信サイトが見られないといったような場合は、Chrome を試してみて下さい。
明日は「openSUSEでディスクの健康状態を取得」です。
By Syuta Hashimoto @
2018-06-24 23:01
2018年6月23日(土)に開催されました openSUSE mini Summit 2018 の開催レポート準備編です。
会場
サイボウズ様に頼もうか、とか、JSP様に頼もうか、とか、色々ありました。参加予定20〜30で、適当な場所は・・・
イベント利用可能ですが、審査があるとの事でした。まぁ応募だけしてみようか、と思った所、突然の「突然ですが今週一週間は受付を休止します」案内。結局はその間に会場決まったので、応募せず、でした。yahoo lodgeさん辺りだと、この規模のイベントで使う難易度ってどんな感じなんでしょうか?
300人規模の会場で、企業様は有料ですが、個人やコミュニティ活動では無料で使わせて頂けるとの事です。会場規模に対して参加人数が折り合わないなぁ、と思いつつ、一部を貸して頂ければ、と、応募しました。すると、すぐに「打ち合わせしましょう」とご連絡を頂けました。結局会場は決まってしまったので辞退させて頂いたのですが、何かの折に利用させて頂きたいです。
で、結局・・・
openSUSE Asia Summit 2017でも運営として強力にopenSUSEコミュニティをサポートしてくださった、LibreOfficeの小笠原さんの案内で、株式会社SHIFT様のカフェスペースをお借りすることが出来ました!写真からでもいい雰囲気だとわかる場所だったのですが、実際は広く素敵で使いやすい、写真の3倍は素敵な空間でした。小笠原さん、株式会社SHIFT様、有難う御座いました。アクセスしやすい立地なのも、高評価ですよね。
スピーカー
株式会社サードウェア 黒木さん 櫻井さん
株式会社サードウェアの久保さんには、去年のopenSUSE Asia Summit2 2017でスポンサーをしてくださり、openSUSEコミュニティとしても感謝しております。その久保さんを忍び、今回は株式会社サードウェアの黒木さん、櫻井さんにご講演願いました。
ちょっと私の頼み方が肩苦しく、もっとフランクリーな感じで、と色々ご指摘頂いたりしましたが、なんとかDRBDの講演をして頂ける事となりました。
途中、DRBD管理ソフトのopenSUSEの対応状況の悪さなどが話題にあがり、@ftake さんがバグレポートを書いてくれたり、と、準備そのものがopenSUSEコミュニティへの貢献へ発展していく様子を見ることが出来ました。
井川さん
井川さんには @ftake さんからラブコールを送って頂きました。
OpesStackアップストリーム開発者に講演して頂けるって、凄いことですよね。コミュニティ活動に積極的な方なので、これからも良い関係を持っていただければ、と思います。
鎌田さん
スピーカーでは無いのですが・・・
openSUSEの翻訳の99%をしてくださっている、鎌田さん。MLで名前は登場するも、イベントでお会いしたことは無かったのですが、今回参加してくださいました!openSUSE活動には興味を持ってくださっているとの事ですので、これからもよろしくお願いします。(私も翻訳したいのでよろしくお願いします)
懇親会
発注は @ftake さんに御願いしてしまいました。@ftake さんの調査で、食事は レガラート さんにケータリングを依頼し、カクヤス さんに飲み物を依頼しました。レガラートさんは注文が別ページにリダイレクトされていたらしく、しかもそちらの方が注文が多かった様子・・・でも、一通り揃えられたのでよかったです。注文はコースでは無く、単品をチョイスしての構成。少しユーザー会費から出してますが、一人1000円で開催できて良かったです。(少し足りなかったかな?)
それでは、イベント編へ続きます。
By 杜若 桔梗 @
2017-03-25 17:53
どうも、お久しぶりです。桔梗です。
どっかの誰かさんがスキルミスマッチの現場に放り込んだため相変わらずの爆発炎上案件にすべてのやる気を吸い取られていました。
なかなか時間が取れない中、#ssmjp があることを当日に知るという暴挙が発生いたしまして、たまたまThinkPad X220を野暮用のため持ち歩いていたことが幸いしてそこそこメモを取るつもりでいました。
が。。。
悲劇が。無線LAN認識しているのだけれども、電波が弱くてつながらない。
途中までせっせとTwitterでツイートしていましたが途中でどうにもならなくなり、Twitterへのアクセスもままならくなりました。
詳しい話は一足先にhashimonがアップロードしていますので、こちらはダイジェストで流していきたいと思います。
会場は、さくらインターネットさんのセミナールームをお借りして行われました。もともとは新橋で行われていたイベントとのことで、みんなが話したいことを話すという主義(LTの練習台)といった感じのようです。
トップバッターは会場を貸してくれたさくらインターネットの方で宣伝がありました。
さくらのクラウドでもopenSUSEが使えるようになったので使ってくださいと。
この話には、さくらのフィードバックでopenSUSEを使えるようにしてくださいというう意見が二桁の票を集めたからとのこと。二桁というと大した数ではないように見えますが、実際、中の人いわくそれなりの意見ということでした。
続いては、絵文字にまつわるお話でした。
絵文字的にはx^2の文字数をアイコン化することがかなり楽とのこと。それはまあ正方形作りやすいですからね。
個人的に思ったのは、英数字のフォント問題できれいに見せることを考えたら必ずしもx^2の文字列が作りやすいとは限らないのかなーと思いました。
このセッションが終わった段階で本当に、無線LANが不安定になりその対策に追われることとなります。
ドライバの更新やらロールバック、あまつさえは再起動に、モバイルルーター(L-09C)経由のインターネット接続、LGL34経由の接続(無線LAN・Bluetooth・USB)とやりましたが復旧しません。
私が悪戦苦闘している中、セッションはキーボードの話、openSUSEの使い方の話、イベントリポートなどと盛りだくさんで進んでいきます。
この時点でかなり焦ってパニック状態に近かったのですが、先週のごたごた関係の電話でとどめを刺され、完全にパニック状態になっていました。
といったところで。
気がつけばじゃんけん大会という名のプレゼントタイム。
中GeekoのぬいぐるみをなぜかGentooの方がもらうという一幕もありお開きになりました。
ちなみに。
ThinkPad X220の無線LANが絶不調だった件のオチは・・・・
ドライバやOSが原因ではなく物理的に無線LANカードのアンテナ線が外れてた(今朝判明)。
思い当たる節はあるのですが、何で今まで問題なく使えていたかが謎です・・・