By ribbon @
2023-05-05 19:51
最近では、Video系はHDMI/Display Port、信号系は USB Type-C で統一されつつある感がしますが、まだまだ古い機種があると、種々のコネクタ形状のケーブルがたくさんあります。USB でも mini/micro なものもありますし、カメラなどに繋ぐケーブルもあります。そして、それらはほとんどが黒色。USB3のタイプAコネクタ内部は水色になっていますが、それを除くとぱっと見ただけでは区別が付きません。
そこで、ケーブルを色分けしてわかりやすくすることを考えました。
手段としてはいろいろあります。テプラシールなどを貼り付けてしまう方法とかが一番楽そうですが、今回はコネクタ部分の補強も兼ね、熱収縮性チューブを使ってみることにしました。
熱収縮チューブとは
熱収縮チューブとは、その名の通り、加熱することで縮まるプラスチックチューブです。色、太さ、性質など、種々の特性を持ったチューブが各社から販売されています。ヒシチューブとかスミチューブとか、商品名で呼ばれることもあります。100均ショップなどでも売っていますが、ホームセンターなどでも取り扱いはあるようです。今回は、秋葉原まで行って買ってみることにしました。秋葉原ではガード下のお店(だいぶ減っちゃいましたけど)で、種々の色を混ぜた、サンプル品を売っていますので。複数の幅のものを買っておきました。
スミチューブサンプル品
取りあえず試してみる
今回入手したものは住友電工が作っている、スミチューブでした。おおよそ熱を加えると径が1/2くらいになります。そこで、比較的径が細い所に使ってみることにしました。
加熱はヘアドライヤーでは無理で、高熱が出るヒートガンとかが必要です。今回ははんだごてを使う事にしました。たまたま従来から使っていたものが壊れてしまった(電源線が切れた)ので、新しいものを手配。新品なのできれいな部分を直接熱収縮チューブにあてて縮めることにしました。あまり熱を加えすぎると、ベースの方のケーブルを痛めてしまうので、思うようには縮まりませんでした。また、伸縮率が1/2くらいなので、大きな段差がある所では、収縮しきれなかったというのもありました。
MicroUSBコネクタに巻いてみる
まるごと覆うのは諦める
段差がある所を覆うのは無理そうと諦め、コネクタ部分の一部を覆うようにチューブを付けて見ることにしました。それだと手軽ですぐに判別がつきます。ただ、コネクタ部分は結構分厚いので、買ってきたサンプル品では、タイプAのコネクタにはうまく入りませんでした。Type-C のコネクタにはうまい感じで入ったので、そちらだけ付けて見ました。
こうすればぱっと見てなんだかすぐに分かるかなと思います。
USB-TypeC コネクタに巻いてみる
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By ribbon @
2023-01-28 18:17
openSUSE 15.4 では、emacs が動かなくなることがあります。その問題と、暫定的な解決方法は、https://blog.geeko.jp/syuta-hashimoto/3113 に書かれていました。
しかし、今試してみたところ、rpm -e コマンドで、hunspell,hunspell-tools を抜くことで、emacs を問題なく起動することが出来ました。
emacs がうまく起動しなかった場合、上記の方法も試してみてください。
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By ribbon @
2022-12-24 00:10
FreeBSD ではできているのに、openSUSE で、less を使ってファイルやマニュアルを表示すると、less終了後に表示された画面が消えてしまいます。結果を見ながら別の作業をしたいときには少々不便です。調べた結果、この問題を解決するにはいくつかの方法があることが分かりました。
- オプション -X (または –no-init) を引数として指定して起動する。
一番簡単なやり方です。
- 環境変数 LESS に -X オプションを指定しておく。
あらかじめシェルの初期設定ファイル (.bashrc とか .cshrc とか) に、
LESS=’-X’
を指定しておきます。
- terminfo の値を変更する。
http://kurokawh.blogspot.com/2015/01/linuxcygwin-less-man.html や、https://t9md.hatenadiary.org/entry/20080802/1217655775によると、terminfo の値を修正することによっても変更出来るそうです(この方法は試していません)。
ただし、アプリケーションによっては、画面を消すことを前提としている物もあるようなので、色々テストしながら設定をするのが良さそうです。
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By Syuta Hashimoto @
2022-12-22 08:29
この記事は openSUSE Advent Calendar 2022 の22日目です。
ファイルマネージャーにDolphinを使ってるのですが、開いているディレクトリでコンソールを即座に使う方法を紹介します。
方法
F4を押す
以上です。
普通のDolphinはこんな感じでコンソールはありません。
F4を押すと下部に開いているディレクトリをカレントディレクトリにしたコンソールが表示されます。
もちろん、コンソールとして使えます。
ウィンドウズでアドレスバーにcmdと打つとコマンドプロンプトが立ち上がるの、地味にいいなぁと思っていて、同等機能を探していたら見つけました。
最近はPDFの表示などをDolphinからすることが多いので、その横にあるテキストファイルをcodeで開きたい、とかいう時に重宝しています。
(と思ったのですが、ファイルを右クリックで「Visual Studio Codeで開く」が出てきましたね・・・)
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By Syuta Hashimoto @
2022-12-21 08:17
この記事は openSUSE Advent Calendar 2022 の21日目です。
openSUSE、というかKDEを使ってる方なら、手軽に外観をがらりと変えることが出来ます。
事実、僕は月に一回変更して、都度新しいイメージを楽しんでいます。
ではさっそく方法ですが、メニューから「設定」->「KDE設定」を選んでKDE設定を開きます。
その中から、「外観」を選びます。
外観
ここからGlobal Themeを選ぶと、がらりとイメージが変わります。アイコン、起動時の画面、ウィンドウのデザインと変わるので、別OSになった気分です。
え?これだけ?と思われるかもしれませんが、ご安心ください。有志の方が作成された多くのテーマを右下の「Get New Themes…」から選ぶことが出来ます。
テーマ
ドラッグすれば結構な数のテーマが表示されていきます。中にはvistaライクな外観も・・・
なお、上に表示されているように、openSUSEがレビューしたりしているわけではない、有志の作ということを留意してください。
たまに切り替え直後にアイコンが表示されなかったり(何かの拍子に直ります)、テーマによってはLibreOfficeのアイコンがみずらくなったりしてしまうのですが、元に戻すのも簡単ですのでぜひいろいろと試して新しい風をopenSUSEデスクトップに吹かせてみてください。
なお、自分のテーマを作成してアップロードすることもできますので、「俺の考えた最強のデスクトップ」をお持ちの方はぜひアップロードしてみてください。
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By Syuta Hashimoto @
2022-12-20 08:01
この記事は openSUSE Advent Calendar 2022 の20日目です。
オンラインカンファレンスなどで広く使われてるZoomをopenSUSEで手軽に使おうと思います。
そう、もうおわかりですね。Flatpakで導入します。
Flatpakとはコンテナ技術をデスクトップアプリに応用したユーティリティで、隔離環境でデスクトップアプリを使うことができます。
つまり、ホストの環境に依存しないので、僕のようにあれこれしてしまっているホストでも安心して使うことが出来ます。
まず、Flatpakがインストールされてなければインストールします。
sudo zypper in flatpak
そして、Flathubという、パッケージのリポジトリを登録します。
flatpak remote-add --user --if-not-exists flathub https://flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo
登録したらアップデートを行います。
flatpak update
後はFlathubの公式ページ通りにすればすべてOKです。
Zoomのインストール
flatpak install flathub us.zoom.Zoom
Zoomの起動
flatpak run us.zoom.Zoom
これだけで比較的新しいバージョンのZoomを使うことが出来ます。
僕の所にパッケージで入っていたZoomがあったのですが、ある日「バージョン上げないとログインできないよ」と出てしまい、さっと思いついたのがFlatpakの利用でした。確か、30分後にZoomが必要、な時で、ちょっと焦ったのを覚えています。Flatpakを抑えておくと、こういう時に助かったりします。
また、skypeもslackもdiscordも、僕はFlatpakで快適に運用しています。
隔離環境のため、ローカルファイルとの連携などに多少流儀がありますが、環境を気にせず使える利点はありがたいです。いずれ、Flatpakを深堀してみたいと思います。
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By ribbon @
2022-12-19 00:12
第四世代の Intel CPU を使ったマシンで openSUSE を使っていると、シャットダウンコマンドで電源をOffにしようとしても( poweroff など)電源が切れません。一旦切れたようになりますが、再度起動してしまいます。この動作は、なぜか Windows と BSD (Dragon Fly BSD)では起こらず Linux のみ起こる現象のようです。 openSUSE 意外に Debian でも現象を確認しています。
色々調べたのですが、正解にはたどり着けず、毎回手動で電源を落としていました。そうすると、マジックパケットを飛ばして WOL による起動ができなくなり、ちょっと不便に感じていました。
結局、Kernel の詳しい人に正解をいただきました。Grub のオプションに
xhci_hcd.quirks=0x2000
を付けるのだそうです。これでちゃんと電源が切れ、さらに WOL も動くようになりました。
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