【Warning!】マルチブート環境への 11.0 RC1 インストール
By HeliosReds @
2008-06-03 11:13
openSUSE 11.0 RC1 のリリースアナウンスメントでも Most Annoying Bugs として挙げられている下記、
…について、ついうっかり忘れて「やっちまったぁ」ので、自戒の意味を込めた備忘録です。
今回 11.0 RC1 を入れてみたマシンのパーティション構成は以下のような感じ。
- /dev/sda1 -> Windows C:\
- /dev/sda2 -> Windows D:\ (実は Windows は未インストール)
- /dev/sda3 -> swap
- /dev/sda4 -> Extended
- /dev/sda5 -> openSUSE 10.2 (/boot)
- /dev/sda6 -> openSUSE 10.2 (/)
- /dev/sda7 -> openSUSE 10.3 (/boot)
- /dev/sda8 -> openSUSE 10.3 (/)
この、10.2 で使っていた領域(/dev/sda5、/dev/sda6)に 11.0 RC1 を入れてみたのですが、インストールに伴い MBR に上書きされた grub からだと、10.3 が起動できないという罠が待ち構えていたわけです。
/boot/grub/menu.lst を見てみると、最初は本来自動で認識されて加えられているはずの 10.3 のエントリそのものが見当たらない。YaST 経由で追加してやっても
title openSUSE 103
root (hd0,6)
…というエントリがポツンと書き加えられるだけ。この後に続くべき
configfile /boot/grub/menu.lst
が見当たりません。
ただ、これはあくまで「YaST を通じてブートローダの設定をした場合正しく/boot/grub/menu.lst に書き込まれていかない」ということで、grub そのものが壊れているわけではないので、ここは慌てず騒がず configfile 以下を追記してあげて
# grub-install /dev/sda
としてやれば無事に 10.3 も起動できるようになってくれます。