この方法で、どのような条件でも確実にインストールできるか怪しいですが、本家 wiki にも書いていないので紹介します。依存パッケージが入らないケースがあれば教えてください

  1. openSUSE 用の RPM を Skype のウェブサイトからダウンロード
  2. ダウンロードしたファイルのあるディレクトリへターミナルで移動し、次のコマンドを実行(ファイル名はダウンロードした実際のファイル名に合わせてください)

openSUSE 13.1 で mikutter を使う

By ftake @ 2013-11-29 13:39

2014/06/03 必要なパッケージを追加

mikutterは ruby で記述されたオープンソースの Twitter クライアントです。

残念ながら、今のところ openSUSE 向けの保守されているパッケージはありませんので、開発元から提供されているアーカイブからインストールする事になります。注意する点は GTK の ruby バインディングをインストールする必要があることです。

まず、ビルドに必要なコンパイラなどの開発ツール一式、依存するライブラリのヘッダファイル類、mikutter が使う notify-send コマンドをインストールします。

次に、ruby-gtk2 をインストールします。ruby-gtk2 は rubygem でインストールします。

ここでは、ホームディレクトリの下に apps/mikutter というディレクトリを作り、そこにインストールします。

mikutter のアーカイブは「ダウンロード」フォルダに保存してあるものとします。ファイル名は実際にダウンロードしたファイルに合わせて下さい。

次のようにして起動できます

2回目以降の起動は、~/apps/mikutter/mikutter.rb へのショートカットを作成するのが良いでしょう。

TeXLive 2012 で pTeX を使う

By ftake @ 2013-05-31 02:29

openSUSE 12.3 では、TeX Live 2012 になり、導入の方法が少し変わりました。 卒論シーズンを迎える前に、日本語を扱える TeX 処理系の1つ、pTeX (platex など) のインストール方法を紹介します。

TeXLive 一式と、pTeX を入れるには、zypper であれば、次のコマンドでインストールできます。なお DVD には含まれていないパッケージのため、インストール時にはネットワークへの接続が必要です。 (YaST であれば、ソフトウェアの管理から texlive-ptex を入れて下さい)

これで platex などのコマンドは使えるようになりますが、dvipdfmx で PDF に変換する時にフォントが埋め込まれません。PDF に IPAex フォントを埋め込むのに必要な ptex-ipaex.map ファイルは、TeXLive 2012 に含まれていますので、以前のように自分でファイルを書く必要はありません。 TeXLive を構成するファイルがどのパッケージに属しているかを検索するには zypper wp ‘tex(ファイル名)’ が使えます。ptex-ipaex.map では次のようにして、texlive-jfontmaps に含まれていることが分かります:

‘tex(ファイル名)’ はインストールするときにもそのまま使えます:

インストールしたら、dvipdfmx が自動的にフォントを埋め込むように設定します

また、日本語でドキュメントを書くときに、旧来の jarticle.cls ではなく、jsarticle.cls を使う人も多いでしょう。これも同様にインストールできます。

残念ながら TeXLive には含まれていない TeX パッケージもあります。(日本語を含むソースコードのフォーマットに便利な jslisting など)そのような TeX パッケージは ~/texmf/tex の下に配置すると良いでしょう。

16日に日本 Microsoft で行われたオープンソースカンファレンス.Cloud に参加してきました。当日は衆議院選挙の日でしたが、OSC 会場ではクラウドインフラ用(ゲスト)OS 総選挙を行いました。

この総選挙ではクラウドインフラ(EC2, Azure, VPS, …)のゲストに導入している OS と、その OS の理想とするサポート年数(パッチ提供期間)を投票してもらいました。使用用途での分類もしました。

投票結果

「お仕事・本格的」カテゴリでは、事前の予想通り CentOS がトップとなり、RedHat Enterprise を使っている方もいるようです。興味深いのはサポート期間で、

  • クラウドでも長ければ長い方が良い
  • 仮想化するとハードウェアが壊れても使い続けられるので長くなりそう
  • Web フレームワークのサポート期間が3年くらいなので、OSもそれくらいで十分
  • ハードウェアの減価償却で5年+α 欲しい

などの意見があり、3年以内と、5年、それ以上に分かれるようです。5年以上となると、やはり Enterprise 版の出番かと思いますが、3年であれば、コミュニティサポートのディストリビューションでも考えても良いのでは無いかと思います。(openSUSE には Evergreen と呼ばれる LTS サポートチームもあります)

個人的な用途や研究開発ではサポート期間は特に関係ないという意見が占めました。openSUSE 表が7票入っていますが、そのうち4票はユーザ会関係者以外により投じられています。また Ubuntu の割合も多くなっています。

最新号の Geeko Magazine では SUSE Studio を使ってカスタマイズ済の openSUSE のディスクイメージを作り、VPS と Azure 上に簡単に仮想マシンを構築する方法を紹介しました。後日公開予定です。

Tips: Zypper が遅い…そんなときは?

zypper コマンドで search や install をするのに、実行後出力が出るまで待たされることは無いでしょうか?

Zypper が裏で何をしているか、何に時間がかかっているかを知るには、-v オプションを使います。

$ zypper -v search ibus
冗長性: 1
オプション以外のプログラム引数: ‘ibus’
ターゲットを初期化しています
取得しています: repomd.xml ………………………………..[完了 (548 B/s)]
取得しています: content ……………………………………………[完了]
取得しています: media ……………………………………………..[完了]
取得しています: content ……………………………………………[完了]
取得しています: media ……………………………………………..[完了]
取得しています: repomd.xml …………………………………………[完了]
取得しています: repomd.xml …………………………………………[完了]
リポジトリのデータを読み込んでいます…
インストール済みのパッケージを読み込んでいます…
強制的な解決: いいえ (N)

S | 名前 | 概要 | 種類
–+————————————–+———————+—————–
i | ibus | Linux OS 向けイン-> | パッケージ

遅くなる大きな原因はリポジトリの自動更新です。リポジトリの自動更新を有効にすると、上記の例の場合は、検索をする前に、リポジトリの内容が変更されているかをサーバーに問い合わせ、変更されていればリポジトリの情報を取得し直します。 software.opensuse.org の 1-click インストールで、たくさんのリポジトリを登録している場合、これらのリポジトリを1つ1つ調べに行くので、時間がかかります。

手っ取り早い解決策は自動更新を無効にすることです。zypper コマンドからであれば

$ zypper mr –no-refresh リポジトリ番号or名前

で指定したリポジトリの自動更新を無効にできます。リポジトリ番号は

$ zypper repos

で確認できます。もちろん YaST からも変更できます。

自動更新を無効にすると、適当なタイミングでリポジトリの情報を取得しなければいけません。サーバーなどであれば

$ zypper refresh

を、検索やインストールする前に1回だけ実行して下さい。デスクトップであれば Packagekit が定期的にリポジトリの更新を行っていますので、上記のコマンドはあまり必要ありません。

参考: 覚えておきたい! zypper コマンドの使い方

IRC Proxy (znc) を導入する

By ftake @ 2012-09-23 00:46

12.2 が公開されたというのに、最近、更新が少なくてすみません。写真をアップロードしたりするのは Facebook が手軽すぎて…。アカウントを持っている人は日本 openSUSE ユーザ会のページももチェックしてみて下さい。

さて、毎週土曜日の夜に行われている IRC の定例をやっていると、次のようなことがあります。

  • 参加していない日のログが欲しい
  • 途中で抜けて戻ってきたときに、その間の発言を受け取りたい(特に途切れやすいモバイル環境で)

そこで便利なのが IRC Proxy です。IRC Proxy をどこかのサーバーにインストールしておくと、proxy が IRC サーバ(freenode など)に接続し続けてくれます。手元の IRC クライアントから proxy に接続すると、そのまま会話ができ、ログなども取得できます。

今回は、IRC proxy に znc を選びました。通信の暗号化にも対応しています。またサーバーは OSC で無料の VPS アカウントを配布している、Joe’s の VPS に openSUSE 12.1 をインストールして行いました。

znc は公式リポジトリには収録されてなく、OBS の server:irc に入っています。まずは、リポジトリを登録してから、znc をインストールします。

$ sudo zypper ar -R obs://server:irc/openSUSE_12.1 sever:irc
$ sudo zypper install znc

znc を動かすのに使うアカウントでログインして設定をします。こちらの記事を参考に設定しました。非常に手抜きですみませんが、今日はここまでです。

初めてのオンライン勉強会を聞いてくださった皆様、
ご清聴、ありがとうございました!

さて、勉強会で紹介しました「ルーターを構築しよう」の資料は、そのまま置いておきます。

openSUSEでルーターを構築しよう!

オンライン勉強会を聴けなかった(?)という皆様は、読んでもわからない箇所とかあると思いますので、
その不足分については、またこのブログにアップしようと思います。

というわけで、添付資料にありますが、、、
3/10 (の午前中の予定)の OSC 東京では、セキュリティ講座?を予定しています。

そちらも併せてよろしくどうぞです!

前の記事 で Dropbox をコンパイルしながらこつこつインストールする
…なんて記事を書きましたが、

んなことせんでも、openSUSE なら1クリックでインストールできるんじゃい!

てわけで、今回はその方法を紹介します(^^)

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