By ftake @
2019-10-20 12:48
10月5日から6日にかけて、インドネシアのバリ島にある Udayana 大学で開催された openSUSE.Asia Summit 2019 に参加してきました。2014年に始まった Asia Summit はもう6回目で、インドネシアでの開催は2016年のジョグジャカルタに続き2回目です。
今年は地元のインドネシアを中心に約350名が集まり盛大に開催されました。アジア(台湾6人、日本5人、他)はもちろん、今年はヨーロッパ圏からも参加者が集まりました。
バリ島へは成田から1日1便だけの直行便で行きました。4日の夕方に到着して、Udayana 大学のボランティアの学生さんにホテルまで連れて行ってもらいました。
0日目(Community meeting)
中国の重慶から来ている Hillwood に誘われ、GWK カルチャラルパークへ。ホテルからちょっとした散歩かと思えば、けっこうな山道で炎天下の中1時間ほど歩きました。空港からも見える巨大像があります。歴史のあるところなのかと思いきや、この像は最近完成した新しいものだそうです。
午後は空港近くのコワーキングスペースに移動し、主要なメンバーが集まる Community meeting が行われました。新しい openSUSE Board Chair の Gerald とも(全員)初めての顔合わせでした。会議はおもにドキュメンテーションの話で盛り上がり、マニュアルや動画の活用について意見が飛び交いました。
この日のメイントピックの1つは来年のAsia Summitについてだったのですが、肝心の提案者であるインドの Shobha が来られず、消化不良感のまま終了しました。
Community meeting の会場からバスに乗り込み、一路 Welcome party の会場である Jimbaran ビーチのレストランへ。ここで台湾や2016年の開催で出会い、2017年に日本に来てくれたメンバーと次々合流しました。シーフードを食べつつ、楽しい時間を過ごしました。
1日目
ホテルから大学までは 1.5 km ほど離れており、大学は山の上にあります。普通はタクシーを使うところ、日本チームは徒歩を選択。20分ほど歩きました。タクシーを使ったときもありましたが、基本的には徒歩でした。この記事の頭にある写真がエントランスの様子です。
いよいよ開会。私は 2016年のAsia Summitを経験しているので、あまり驚かないのですが、国会斉唱、ダンスで始まります。
大学からの挨拶では、今ではあらゆるところで Linux が使われているので、今回の Asia Summit を通して、学生にはより Linux に慣れ親しんで欲しいとメッセージがありました。30人弱の学生ボランティアが集まっており、openSUSE や Linux をまずは使ってもらって、2016年のときのように来年の Asia Summit にも来てもらえるようになれば良いなと思います。
講演は openSUSE Board の Axel, Gerald, Simon の3人からの基調講演でスタート。Axel は openSUSE プロジェクトに関わる数字を紹介し、30万ユーザーが毎月ダウンロードしていること、未だに 13.2 や 1回だけであるが 10.1 のダウンロードがあること、opensuse-de の購読者が 600 人に対して、opensuse-ja は 389 人であること、486人の openSUSE Member がいることなどが取り上げられました。
Gerald からはコミュニケーションの話で、インドネシア語の Selamat Pagi!(おはようございます)は、口角が上がって、みんな笑顔になるねという話がありました。発表の中で SUSE の CEO Melissa からのビデオメッセージがあり、openSUSE は引き続き重要なプロジェクトであること、その後に Gerald からも、SUSE と共有しているインフラなどの諸課題について解決していくと話がありました。
Simon からは、今後の法的な組織体制の話で、openSUSE の特に財政面で支える財団の設立などについて説明がありました。現在はプロジェクトの名前を変えるかどうかの投票が行われています。
最初のセッションは「Using Portainer (Docker Container Management) at openSUSE Leap 15.1」を聴きに行きました。Portainer はコンテナをデプロイ、管理するためのウェブアプリケーションで、テンプレートからのアプリケーションのインストールやネットワーク、ボリュームの管理までできてしまいます。単純に動かすだけであれば、インストールもとても簡単で、Docker が動いているローカルマシンでは、とりあえず動かしておいても良いかもしれません。
docker run -v /var /run /docker .sock : /var /run /docker .sock -p9000 : 9000 portainer /portainer
お昼ご飯はお弁当。写真には写っていませんが、お弁当には果物が付きもので、ジョグジャカルタはバナナでしたが、バリ島ではみかんのようです。
午後は「We are openSUSE Asia Community」という、Sunny 提案のワークショップ枠の講演へ。中身はみんなで分担しており、openSUSE.Asia のホスト募集、日本のコミュニティの紹介、グローバルコミュニティへの参加方法について20分ほど話しました。
写真はKukuhによるインドネシアコミュニティの紹介で、企業訪問もしているのだとか。遅れていた Shobha もここで合流し、無事インドコミュニティの話を聞くことができました。この1年の間に openSUSE のインストールイベントや、定期的なミートアップを始め、熱心な学生もいるそうです。
裏番組だった hatochan の発表を見に行くと、発表の最後でのお土産タイムで前回同様盛り上がっていました。
1日目の夜は発表者、ボランティアを交えてのパーティ。日本人チームはここでも徒歩を選択。野生の鶏(放し飼い?)を見つけたりしながら会場へ。交通量が比較的多く、空気が良くないのであまり歩きすぎないことをオススメします。
パーティはご飯をそれぞれ取って、あとは適当にテーブルで話すスタイルでした。私はインドネシアからの発表者が集まるテーブルへ。2017年に発表者として日本に来てくた Moko と Alin 夫婦が今年生まれた子供を連れで参加していたりすごい。
日本政府のインダストリー4.0の政策について聞かれて(具体的に何もできていない話が多くて)回答に困ったので、hatochan を呼んで来たときの図。
1日目の録画とハイライトはこちらにあります:
VIDEO
VIDEO
2日目
今回のロゴコンテストの優勝者への記念品の贈呈に続いて、これまでの openSUSE.Asia Summit の記録が集められたアルバムが Sakana から Kukuh へ。そろそろページが足りなくなりそうな予感です。
この後、Simon と GNOME の Neil からそれぞれキーノート。OSS の活動するときに、人にはキャパシティがあるんだから、燃え尽きるなよという話や、Jim Zemlin が2017年は Linux デスクトップの年だという発表をしたときに Mac を使っていたと言うような話がありました。(レポートが長くなってきて、だんだん適当になってきました)
2日目の最初に私の発表。内容は openSUSE Conference と同じで Geeko Magazine についてでした。Douglas からは LibreOffice からコピペじゃなくて、インポートしないの?と聞かれましたが、LibreOffice から良い感じにスタ イルを Scribus 上のものとマッピングしてくれないと意味が無かったりで使っていないです。Sunny からはどのくらいの期間でどのくらいの量を売り切るのかという質問で、1年以内に150部配りきっています。
前から気になっていた Cedric による Uyuni の話へ。Uyuni の使い方の話をすっ飛ばして開発の話でした。Uyuni は SUSE Manager の upstream という位置づけで(SUSE Manager は space walk の fork だった)、OS をインストールしたり、構成管理をするためのウェブアプリケーションです。
Uyuni のフロントエンド部分は Spring + JSP の Java ウェブアプリケーションで、裏側では Salt Stack など色々なものが動いているようです。Maven ではなく OBS から依存するライブラリを取ってくる仕組みを使っているなど、開発するときにはいろいろとはまりどころがありそうです。
井川さんの「How to Participate Open Source development」。
井川さんと同じ時間帯にやっていた Ish の MicroOS ワークショップが気になり15分だけ様子を見に行きました。cgroup の説明から podman コマンドの使い方など、裏側の話もちょいちょい入っており、日本で1回、このハンズオンをやってみても良いかもしれませんね。
いよいよ2日間の Asia Summit もクロージングへ。イベントのラストはライトニングトーク大会です。といっても、Sunny がもっと英語で話そう、今から前に出てきて1分間話せたら、お土産をあげようと言った発表!?をやったりと、自由な感じでした。
ドラがとてもでかい!本来であれば、大学のフォーマルなイベントで使用するためのものだそうです。
インドの Shobha による来年の Asia Summit を Delhi の Faridabad で開催する提案。昨年に引き続き2回目の提案で、課題だった今年はローカルの体制もだいぶ強化されました。
VIDEO
VIDEO
3日目
楽しい楽しい Ubud と Uluwatu への 1 day ツアーのはずが、お腹を壊してホテルに1日籠もっていました。なのでレポートはありません…。食べ物に気をつけるのはもちろんですが、疲れて抵抗力が落ちるのも危険です。
4日目
午後には体調がだいぶ良くなったので、昼過ぎから車をチャーターして、1日遅れで Ubud へ連れて行ってもらいました。帰りの便は翌日の0:45だったので、荷物を載せて行き、空港で降ろしてもらいました。
おわりに
openSUSE.Asia Summit は発表を聞くだけのイベントではなく、openSUSE コミュニティメンバーが集まり、face to face でコミュニケーションを取るためのイベントです。きちんと発表プロポーザルをかければ(コツがあります)、発表のハードルもそれほど高くありません。旅費についても openSUSE Travel Support Program により、最大 80% 補助が出るため、時間だけ確保できれば心配はありません。ぜひ、来年は参加してみて下さい。
By ftake @
2018-09-04 23:27
2018年8月10日〜13日にかけて、台湾の台北で openSUSE.Asia Summit が開催されました。今年は台湾最大のFLOSSコミュニティイベントであるCOSCUPとGNOME.Asia Summitとの共催で盛大に開催されました。
3日間のイベントの内訳は次のとおりです:
10日(金): Community Day @SUSE Taiwan
11日(土)、12日(日): メインカンファレンス @台灣科技大學
13日(月): 1 day ツアー
ウェブサイト:
旅の準備
たまには、海外カンファレンスへの参加の準備方法も書いておきたいと思います。
まず気になるのは航空券と宿の確保ではないでしょうか?簡単に手順を紹介します。openSUSE には旅費の最大8割を支援するTravel Support Programというものがあります。これを申請するとき(発表投稿時)までに、航空券と宿代をある程度見積もっておく必要があり、早めに決めておく必要があります。また、本当はTSPの申請の承認が終わるまで買わないようにという指示がありますが、直前になると値段も高くなるので、TSP の結果(支援金額)によらず参加する場合は、早めに手配してしまいましょう。今回は2ヶ月前に予約していました。
手配の方法にはいくつかあります:
航空券とホテルをそれぞれ手配する
航空券とホテルがセットになったパックプランを旅行代理店経由で手配する
私の場合は、基本的に前者の方法を使います。後者の方法だと安くで入手できる場合や、空港からの送迎が付いていたりしますが、基本2人以上のプランばかりなのと、ホテルがカンファレンス会場にアクセスの良いところが選べないことがあるのが難点です(今回の台北は困らないのですが…)。
次は、航空券をどうやって買うかです。とりあえず、航空券の価格比較サイトで価格を調べながら、旅程と便を決めます。今回は特にお盆休みでしたので、日程や便によって大きく価格が異なりました。このとき LCC には、手荷物の料金が含まれていないため、追加費用を足すのを忘れないようにしましょう。
今回は木曜日の夜発(定時ちょっと前まで仕事できる時間)、水曜日の夕方発にして、ほとんど普段の価格の Eva Air(長榮航空)にすることにしました。LCC は夏休み価格になっていたので、価格は逆転していました。LCC の遅延、欠航リスクについては、修太さんのレポート を見て下さい。
どこから買うと安いかも比較サイトから分かるのですが、基本的には航空会社のウェブサイトから直接買っています。旅行代理店を通して買ったりすることもできますが、手数料がかかるところだと融通が利いたりしますが、間に挟まるものがあるので面倒なことになることもあります。
宿はオンライン予約サイトがいっぱいあるので、どれかを使いましょう。今回は Booking.com でした(前回の台湾は楽天でした、Expedia や Hotels.comを使うこともあります)。Booking.com は部屋の種類ごとに写真がたくさんあるのと、予約時に宿へのリクエストをチェックボックス形式 + 自由記述で書いて送れるのが便利です。グレードは日本で言うビジネスホテルクラス、場所は深夜着で、高速バスを降りてからの足がないので台北駅から徒歩圏内で探しました。あんまり評価値は気にしすぎなくても良いかと思いますが、酷すぎるレビューコメントがついていないか気をつけましょう。
両替についても一応。私の場合は海外キャッシングを有効化したカードを持っていき、現地の ATM で引き出しています。どうしても国内で両替したい場合は、横浜などの主要駅近くの銀行の外貨両替コーナーか成田空港で両替できますが、手数料が高めです。現地についてから空港で両替もできます。
観光をする場合は、観光ガイドを1冊持っていくのがおすすめです。オンラインでも調べられますが、やっぱりまとまった情報にぱっとアクセスできると便利です。2015年の Asia Summit のときに買った「地球の歩き方」を持っていきましたが、九份や十分のバスの本数や料金、入場料などがすっかり古くなっていました。
最後に、海外旅行保険入っておきましょうね。オンライン申し込みで低価格なものや、クレジットカード付帯の保険があります。
移動日
台風が来るということで、木曜日の午後を休暇にしておきました。台風は朝には過ぎ去ってしまいましたが、早めに成田空港に移動しました。
空港に行って、まず中華電信の SIM カードを入手。地下のテレコムスクエアのカウンターで開通日 + 5日間使えるちょうどよい SIM カード(これ以外はない)が1400円で手に入ります。到着が23時を過ぎるので、現地では翌朝まで買えず、駅から宿に移動するときに使えません。
1日前の同じ便が23時間遅れで飛んでいきましたが、乗る便はほぼ定刻通りに出発でした。
そして、台北桃園到着。もう2度目なのでさっさと現金を引き出して、高速バスに乗って台北駅まで行き、深夜の町を歩てホテルにチェックイン。宿は写真詐欺ではなくてよかったです。
Community Day
金曜日は Community Day でした。今回は規模が大きなイベントで、密なコミュニケーションができない懸念があったため、前日に openSUSE コミュニティだけのイベントを設定しました。会場は SUSE / Micro Focus の台湾オフィスの会議室で、ピザとフライドチキン(定番の組み合わせだそうです)を食べながら、Board の Ana と Simon と議論をしました。ビールメーカーに依頼して作った openSUSE.Asia Summit ラベルのビールも用意されました。
最初の話題は GSoC の学生の集め方でした。東アジアでやるにはやっぱり言葉の壁が大きいので、ローカル言語で話せるメンターが必要であること、教員を通して学生にアプローチすることが重要であること、告知がまだまだ足りていないことが挙がりました。
鎌田さんが中心となって行っている日本での openSUSE Leap ユーザガイドの翻訳の話も紹介し、公式化できないかという提案もしました。これについては、今はページごと(doc.opensuse.org)に GitHub プロジェクトがあるので、まずはそこで Issue を発行して議論すること、翻訳プラットフォームの Weblate に持っていきたいよねということを確認しました。
持っていった Geeko Magazine は大人気。各パラグラフの要約だけ作れば、翻訳版を作れるんじゃないかという声がありました。また、イラストを描いてくれるような人が他の地域にはいないので、Geeko Magazine の表紙はすごいとのことでした。
Community Day は少し早めにお開きにして、夜は3イベント合同の Welcome party へ移動。会場は台北101が見える屋上テラスのあるクラフトビールレストランでした。
openSUSE Board の Ana と Simon と、インドネシアの Edwin、日本から参加した榎さん、井川さん、大村さんと。
1日目
公館駅でインドネシアメンバーに呼び止められ、みんなでぞろぞろと会場へ移動しました。まだ準備中の会場でしたが、まず目に入ったのが、壁に貼りだしたタイムテーブルでした。スケジュールはチケットにもなっている COSCUP アプリからも確認できるのですが、発表がどの言語で行われるかが分からないため、この紙か Web サイト上のプログラムで確認していました。
開会式では、openSUSE Board の二人が挨拶。
その後に COSCUP キーノートで台湾のデジタル大臣のAudrey Tang 氏 による講演がありました。細かい内容は YouTube を見ていただくとして、オープンソースの定義から話が始まり、Social Innovation Lab(共創スペース)についての説明がありました。
筆者の発表は openSUSE のトラックの2番目でした。今回は Input Method Framework (IMF) には、今後必要なことについて話しました。3年前は複数の IMF を切り替える話だったのですが、主に GNOME 方面で IBus 一本化が進み始めているので、IBus の課題という観点から話しました。残念ながら、韓国の成さんの IM についての発表が同じ時間帯で、そちらを聞きに行った人が何人か…。
井川さんの発表の様子です。IKEA の LACK/ラック を逆さまにしてサーバラックにするところでは、みんな写真を撮っていました。
openSUSE.Asia Summit での発表だけでは無く、日本のFLOSSコミュニティとしてブース出展もしました。のんびりとブースの設営を行ったあとがこの状況です。机の上には東海道らぐの島田さんがかき集めてくれたステッカー、Geeko Magazine などの書籍、OSC などを紹介するディスプレイが並びました。前日深夜の飛行機が飛ばなかったため Linux User はまだ届いていません。
openSUSE ブースではシールを貼った飲み物を配布していました。OSC と違い、食べ物系が多いです。
夕方、各トラックで一通りのセッションが終わったところで、メインホールで SUSE の執行役員の Ralf によるキーノートが行われました。会場は立ち見が出るほど満員でした。
夜は各部屋にテーマ毎に分かれて BoF です。openSUSE の BoF では、まず、これまでの開催の写真が集まったアルバムの受け渡しを行いました。
続いて openSUSE.Asia Summit 2019 の開催地決定に向けてのプレゼンテーションです。今回からこれまでよりかなり早く募集を行い、開催地を決定するようプロセスを変更しました。事前にインドネシアのバリと、インドのファリダバッドが立候補しており、それぞれのプランの紹介と Q&A が行われました。10月には開催地が決まる予定です。
2日目
朝、参加者が集まる前にプログラムの張替えが行われていました。1枚1枚手作業です。
2日目は GNOME.Asia のキーノートで始まりました。写真は GNOME 関連プロジェクトの管理インフラを GitLab に移行した話です。
openSUSE.Asia トラックの1件目は小笠原さんの発表で、最新の LibreOffice を openSUSE で立ち上げる話でした。到着が間に合ってよかったです。
その裏側では openSUSE Board の Simon が openSUSE への貢献方法などを紹介していました。
中国(北京)の Sunny の発表では、過去の summit の参加者数や、ロゴコンテストの結果などを紹介し、これまでの openSUSE.Asia Summit を振り返りました。
その次は修太さん。DRBD についてでした。
インドネシアの Edwin の発表は “Maintaining the Good Spirit” というタイトルで、インドネシアのopenSUSEコミュニティの実例を交えながら、どのようにコミュニティを育てていくかという話でした。ただ、以下のウェブサイトから引用したという3つのオプションの真意が分からず、みんなで混乱しました。コミュニティが大きくなると、どのようにそのコミュニティのある種の品質 (the good spirit) を保っていくのは大変です。
How To Maintain A Great Community Spirit As Your Community Grows
成さんと一緒に写真を取ろうと、ブースで。
ブースも荷物が届いて完成形に。
「日本のコミュニティ」ブースは FOSS Asia (シンガポールで毎年開催されるカンファレンス) と Hong Kong Open Source Conference に囲まれていました。FOSS Asia を挟んで隣は Wiki Media で、博物館と連携したりしているそうです。
2日間を締めくくる閉会式の写真です。たくさんの並行セッションがあり、一つ一つのセッションはそんな混雑していないような感じがしますが、閉会式で集まると1つの部屋に収まりません。閉会式前のライトニングトークも入れませんでした。
閉会式後は COSCUP のスタッフの打ち上げに招待してもらいました。台湾の海鮮料理のお店で豪華な晩御飯でした。国内のイベントでこんな豪華な打ち上げはないですね。
打ち上げ後、お店のすぐ前が饒河街夜市だったので、毎回夜市に行けなかった小笠原さんを連れてちょっと見学へ。
1 day tour
COSCUP は終わってしまいましたが、GNOME.Asia と openSUSE.Asia はまだ続きます。月曜日は発表者向けの 1 day ツアーでした。
行き先は故宮博物院と台北101で、2015年に個人的に回った場所と同じになってしまいました。故宮博物院では、今回のツアーの添乗員さんが色々と説明してくれました。
台北101は天気が良かったため、前回行けなかった屋外展望台が開放されていました。この天気でもいつ土砂降りの雨になるか分からないので、夜景スポットの山の上に行くのは中止になりました。
夏にしか食べられない(2015年は12月)マンゴーかき氷も食べました。複数人で食べるのが基本だそうです。
まとめ
今年もopenSUSE.Asia Summitは盛大に開催されました。
openSUSE.Asia Summit はこれまでの Contributor だけではなく、誰でもが参加できるイベントです。地理的な条件によらず参加できるよう、旅費支援プログラムも用意しています。来年はどこで開催されるか決まっていませんが、ぜひ参加を検討してみて下さい。
おまけ: 観光編
丸1日確保してあった翌日は、台北市内から東に少し離れた九份、十分、基隆を巡ってきました。
By Syuta Hashimoto @
2018-08-17 18:32
2018年8月11日(土)・12日(日)に、台湾の国立台湾科技大学で開催された openSUSE.Asia Summit 2018 に参加してきましたので、レポートしたいと思います。
COSCUP、GNOME.Asiaとの共催
去年の日本開催が11月で、今年は1年経たないうちの開催スケジュールとなりました。これは、台湾チームの、COSCUP、GNOME.Asiaとの共催がしたい!との強い要望が実現した結果です。
COSCUP は台湾最大のカンファレンスで、GNOME.Asia はGNOMEのアジア地域のカンファレンスですね。例年多くの参加者がいて、今年もすごい賑わいでした。(千人規模?なイメージでした。)
スケジュール
8月10日(金)が、コミュニティ・デイ として台湾のSUSEでboardを交えてopenSUSEに付いて話し合う日でした。私はコミケでgeeko magazineを頒布するタスクがあったため、この日の参加は失礼させて頂いて、夜の便で台湾へ向かおうとしたのですが・・・そのお話はまた後ほど書かせて頂きます。
11日(土)、12日(日)はCOSCOP、GNOME.Asiaとスケジュールを共にし、会場でのカンファレンスとなります。
13日(月)はエクスカーションで、台湾の国立故宮博物院 、台北101 をまわるバスツアーでした。
いきなりトラブル
私は10日(金)の夜のLCCで台北に向かう予定だったのですが、なんと、運用上の理由での遅延により、その日の出発が不可能に。一時は今年のカンファレンス参加を諦めたのですが、24時間後に代替便が出る事が判明。その夜は一緒の便を予約していたLibreOfficeの小笠原さんの所にお邪魔させて頂き、一日遅れでの出発となりました。
今回、TSP を申請させて頂いたのですが、記述にも「極力安い飛行機や宿を探してね」とあるものの、LCCの成田発最終便はリスクが高く、そもそものカンファレンス参加が危ぶまれる事を考えると、もうちょっとリスクの低いルートを選んだ方が良かったかな、という結果でした。
なお、今日は付けないけど、明日チェックインするからね、と、ホテルに問い合わせから連絡したものの、上手く伝わっておらず、到着後はカンファレンス開始まで夜の街を彷徨う事に・・・
カンファレンス
なんとか到着し、12日のセッションに参加させて頂きました。
小笠原さんによる、AppImageやsnapを使った、LibreOfficeのバージョンを恣意的に指定しての稼働方法の講演でした。利用、使用(ユース)だけでなく、デバッグ、検証、といった目的の使い方に付いて具体案が提案されていて、「アプリの使用はインストールの壁があるのももう昔の話なんだな」と感じました。
中国から来た、global committeeの一人でもあるsunnyの講演です。openSUSE.Asia Summitの辿った道やロゴなどの作成したものの紹介などをしてくれました。後半は、各国のコミュニティのリーダーに、モチベーションに付いてなどをインタビューしていました。最初はインタビュームービーの上映だったのですが、その後、実際にその場にいるリーダー達に直接マイクで喋ってもらう事に。
不肖、私も発表させて頂きました。去年のopenSUSE.Asia Summitのスポンサーを務めていただいた、故久保氏へ感謝の意を表し、DRBDによるハイ・アベイラビリティの構築に付いて入門レベルですが概要を講演しました。
最後に、any question?と尋ねた所、特に反応も無かった為、上手く伝わらなかったと思われるのが悔しいです・・・英語によるプレゼン力の向上は課題となりました。また、このレベルのカンファレンスでしたら、もうちょっと深いレベル(例えばOpenSDSの具体例)で講演しても良かったかもしれません。
こちらが使用したスライド です。
インドネシアのコミュニティのリーダー、Edwinによる、コミュニティ運営の秘訣に付いての講演でした。
コミュニティに限らず、人が集まる所には良いも悪いも何かしら起こるもの、という事でしょうか。ルールはあるべき、完全にオープンにする必要は無い、といった主張を掲げたEdwinに、何人か質疑を投げかけていて、対話を重ねていました。
端から見てるから余計なのでしょうが、インドネシアチームは良いコミュニティを築けているように見えるんですよね。人も多いですし。ただ、その裏では、やはり只ならぬ努力があるという事なのでしょうか。
ブース
大村さんの提案で、[Japanese FLOSS community] と題して、日本のコミュニティに付いて紹介するブースも設置させて頂きました。
geeko magazineや小江戸LUG作成のlinuxUSER、また、様々なステッカーも、かなり皆さんの興味を引いていました。何人か日本文化に興味がある人もいらっしゃって、コミケの話題などで盛り上がったりもしました。(日本語を話せないまでも、読める方は結構いらっしゃった感じでした。)
尚、大村さんは現地語で参加者に色々と説明されてました。とても真似出来ないです・・・
他のブースも盛況で、一回に設置されていた企業ブースも人が多くてゆっくり見られないぐらいでした。
ローカルチームのsakanaとALが、openSUSE beerを取っておいてくれました。ありがとう!
最後に
一日遅れでの参加とは言え、ここに書ききれない程の、沢山の経験をさせて頂きました。新しく知り合えた、韓国からいらっしゃっていたソンデヒョン氏、インドネシアのHaris氏、ローカルチームのDaniel Lin氏、その他多くの方と仲良くして頂き、各国の状況に付いて少なからず見識を増やす事が出来ました。
各参加者との会話は、視点が違うというか、とても参考になる意見ばかりでした(ライフサイクルに対するコミュニティ活動の位置づけの話など)。DRBDの技術的な話も出来て、非常に有意義な時間となりました。openSUSEにはTSPという制度もあるので、興味を持たれた方は是非来年のopenSUSE.Asia Summitに参加されては如何でしょうか。
By Syuta Hashimoto @
2018-06-02 21:10
※英語原文はこちら
openSUSE.Asia Summit 2018(開催地:台北・台湾) のロゴコンテストを開始致します。ロゴはサミットの成功に必要不可欠です。ご存知の通り、openSUSE.Asia Summit では開催地のコミュニティの特色を反映したユニークなロゴを使用してきました。今年も素晴らしいロゴを用意する為、例年と同様にロゴコンテストを行います。
ロゴコンテストはこの通知発表後から開始し、 2018年6月30日を締め切り とします。最優秀ロゴ応募者にはopensuse.Asia Summit 実行委員会より「Geeko Mystery Box(なにが入っているかはお楽しみ)」を贈呈致します。
ロゴコンテスト締め切り: 6月30日(土) UTC 13:00(日本時間22:00)
応募ロゴ審査期間: 7月1日(日)〜 2日(月)
ロゴ投票期間: 7月3日(火)〜 10日(火)
結果発表: 7月11日(水)
ロゴコンテスト募集要項:
ロゴは CC-BY-SA 4.0 ライセンスに準拠する事とします。また、openSUSE.Asia Summit 2018においてあなたの作品をロゴとして使用する場合、帰属【attribution(BY)-著作権者の表示】なく使用出来る事とします。帰属(著作権者の表示)はサミットのウェブサイトで行います。
ロゴはオリジナルである事とし、第三者の制作物を含む等、上記の著作権者の表示の特別条項付きCC-BY-SA 4.0 に抵触してはいけません。
応募はモノクロとカラーの両方を必須とします。
フォーマットは SVG とします。
アジアの openSUSE コミュニティの特色を反映したものとしてください。
ロゴは以下の項目を避けるよう、厳重な注意を払って下さい。
何れかのブランド名や商標、及びそれらを連想させるもの
不適切な表現、攻撃的な表現、ヘイト表現、苦痛を与える表現、中傷的な表現、他人の名誉を毀損するような表現
性別を限定した表現、および性別に対して挑発的な表現
暴力や武器を連想させるような表現
アルコール、煙草、ドラッグの使用を連想させるような表現
人種、ジェンダー、信仰、国籍、身体障害、性的指向、年齢に関する差別表現
グループや個人に対する、偏見、人種差別、中傷、及び何らかの害を与えるような表現
宗教、信条、国家主義を連想させるような表現
ロゴは「openSUSE Project Trademark Guidelines」に従うものとします。
【openSUSE Project Trademark Guidelines】
https://en.opensuse.org/File:OpenSUSE_Trademark_Guidelines.pdf
「branding guidelines」がロゴ作成の指針となるでしょう。(任意)
【branding guidelines】
https://opensuse.github.io/branding-guidelines/
応募方法はメール送付となります。デザインしたロゴは以下の注意事項を確認の上、応募先メールアドレス opensuseasia-summit@googlegroups.com へメールして下さい。
連絡先として、名前とメールアドレスを必ず入力してください。
デザインに付いてのコメント(何をイメージしているか等)を添付して下さい。(txtかpdfにて)
ベクターファイルのフォーマットは SVG とします。(他は受け付けません。)
添付のビットマップの形式は以下の通りとします イメージサイズ: 256 * 256 以上 フォーマット: png
容量は 512KB を超えないようにしてください。
openSUSE.Asia Summit実行委員会は各ロゴが募集要項を満たしているかを判定します。openSUSE.Asia Summitが最終決定を行いますので、最も得票数を得たデザインで必ずしも決まるわけではありません。
ロゴの作成には Inkscape を使用する事を強くおすすめします。 Inkscape は、多機能で、オープンソースな、デザインに使用出来るベクトル画像編集ツールです。
Category
openSUSE.Asia Summit |
受け付けていません
By Syuta Hashimoto @
2017-11-19 13:16
去る10月21日(土)22日(日)に開催され成功のうちに全日程終了となりました、「openSUSE.Asia Summit 2017」をレポートしたいと思います。
なお、私は実行委員としてお手伝いさせて頂きましたので、その視点からレポートを書きたいと思います。
openSUSE.Asia Summit 2017
アジアでopenSUSEコミュニティの交流を、と発足されたopenSUSE.Asia Summit。年1回の開催で今年は4回目となり、初年度は北京、2年目に台湾、次いでインドネシアと開催されて、今年は待望の日本開催。場所は調布の電気通信大学で、開催中、会場のB棟は国際色豊かな空間へと様変わりしました。
開催告知で掲げた目標
日本開催の告知の時、次のような目標を立てました。それぞれについて結果を見てみます。
1 アジア地域の openSUSE コミュニティの情熱を日本に持ち込むことで、openSUSE への注目を高め、コミュニティの発展を目指します。
中国、台湾、インドネシアと、それぞれ熱心なコミュニティがあり、特にインドネシアは前回の現地開催時に400人を超える来場者がある程の熱狂ぶり。今回のセッションでも各国エンジニアが優れた発表をしてくれたり、コミュニティリーダー達が秘訣や経験を講演してくれたりと、参加者に大きなモチベーションを与えてくれました。※セッション詳細はセッションの所を参照ください。
また、日本では他のコミュニティの方等へも参加を呼びかけ、彼らにもopenSUSEの今を伝える事が出来ました。
当日は、イベント活動ではお目にかかれなかったopenSUSEユーザーの方や、遠方で普段はなかなかお会い出来ない方ともお会いする事が出来ました。
2 アジア地域で活動する openSUSE コミュニティメンバーの活動範囲を、それぞれの地域から、アジア地域、そして世界へと広げる機会を作ります。
各国コミュニティメンバー同士での会話も大きく弾んでいました。また、今回はopenSUSEよりチェアマンのRichad氏等が来日してくださり、openSUSEそのものへの距離をぐっと縮めてくださいました。
Richad氏と開発者が新しいアイデアに付いて語り合っていたり、各国コミュニティリーダーが興味深く意見交換している様子を見たりと、活動範囲が広がっていく予兆を存分に感じることが出来ました。openSUSEはアジア、世界との距離が限りなく近いコミュニティでは無いでしょうか。
3 より多くの地域から参加者を集め、地域を限定しない、真の意味での openSUSE.Asia Summit (アジア/グローバルなサミット)を目指します。
参加登録の中に今まで参加されていなかった韓国からの方がいらっしゃって、また一つ、openSUSE.Asia Summitの活動の幅が広がりました。まだ参加者のいない国でもopenSUSEコミュニティはあるので、呼びかけは継続して行っていきたいです。
まとめると・・・
新規参加の国があったり、各国のメンバー同士の交流があったりと、アジアでのコミュニティ活動に膨らみが出ました。また、openSUSEチェアマンの来日等、世界が身近なものとなりました。日本国内で言えば、他のコミュニティへのアプローチ、また、他のコミュニティからの参加と、広くopenSUSEの今を共有出来ました。
参加者
概算となりますが、1日目130人程、2日目70人程で、延べ200人を超える方に来場頂きました。特に2日目は台風の悪天候にも関わらずの来場に感謝しています。ユニークで数えると150人強。国内開催のopenSUSEイベントとしては過去最高となりました。
また、その内40人程は国外からの参加者で、日本を含め垣根無く交流を持たれていました。
セッション
総数、50弱。内容もLibreOffice mini Conference併催や他コミュニティからの発表等、openSUSEの枠に捕らわれないセッション構成となりました。openSUSE、デスクトップ、セキュリティ、コミュニティと設けたトラックはそれぞれ面白いセッションの目白押しとなりました。
初日
オープニングトーク
by 武山さん
胸踊るオープニングムービーの後、武山さん特有のフレンドリーなトークに会場は一気にお祭りムードに。
稲葉さんのイングリッシュナビゲーションも喝采を浴びていました。
キーノート
by Richard
Suse Linux Enterprise Serverとの開発協調関係、歩調に付いての解説がありました。相互にどう影響し進んでいくか、ビジョンを共有する事が出来ました。
Open Source is an option of life
by Sunny
運営があった事もあり、失礼ながら途中から聞かせて頂きました。
言語による壁なんて薄い、皆、この機会にRichad達と会話してその事を実感しよう、というアプローチに勇気づけられました。
How to Encourage Community
by Edwin
「仲間を信じろ!」「若いヤツを狙え!」というダイレクトなメッセージに、氏のコミュニティに対する真摯な態度を感じる事が出来ました。
今までで一番大変だった事と一番嬉しかった事は?と聞きたかったのですが、英語力無くて聞けなかったのが残念です。次の機会には是非。
2日目
Kernel – Entrance to geek
by rivarten
エントランスホールでの講演だったので、運営がてら聞かせて頂きました。
私も興味のあったカーネル起動部分をソースコードレベルで解説していて、興味深かったです。カーネルもくもく会を開催しているとの事で、是非参加したいのですが、場所が松山・・・日程調整が必要ですね。
逆に、はるばるありがとう御座いました。
セッションを聞いていたniibe氏が非常に興味を示されていまして、質問タイムが盛り上がっていました。失礼ながら時間が来てしまったのでその場での会話は中断させて頂きましたが、エントランスホール等で続きを楽しんで頂きました。
Managing Volunteers in openSUSE Asia Summit 2016
by Sendy Aditya Suryana
去年のアジアサミットのボランティアマネージャーのセッション。
ローカルメンバーは4人のみ、参加者に対して人数が圧倒的に足りないので、ボランティアを必要としたし、上手く使った、と講演されてました。
今年の開催では、学生ボランティアは良い人達に恵まれたのですが、どうしても絶対数集められなかったので、その辺りの秘訣も伺いたいと思いました。
Kernel tracing by using trace event and systemtap
by Joey Lee
systemtapによるカーネルトレースのワークショップ。参加予定は無かったのですが、時間が空いたので急遽参加させて頂きました。
事前にインストールしておくパッケージ等があったのですが、セッション始まってからのzypperで全て揃えられた辺りに、openSUSEの威力を実感しました(本筋では無いですね)。
歴史の話などがあり、実際のカーネルトレース等の時間が押されてしまってはいたのですが、イベントトレースを出力してちょっとばかりカーネルに近付けた気がしました。
ちなみに
Building Japanese Full-Text Search System by Solr
by hashimotosyuta
不肖、私も、プロポーサルを提出しまして(ほとんど武山さんに見ていただきましたが)、発表させて頂きました。
内容はOSC東京で発表した内容をスライドだけ英語化しまして、講演は日本語でさせて頂きました。
日本語全文検索はシステムとしては枯れた方だと思いますが、それだけに皆さんの関心は具体的な適用方法等にあるみたいで、質問時間はかなり具体的な事があがりました。なかなか上手に回答出来なかったくやしさがあるのですが、より効果的、より構築がスムーズなやり方に付いてまとめていければと思います。
スポンサーブース
今回はSUSEがプラチナスポンサー、TDF(LibreOffice)様、LPIC様、楽天様がゴールドスポンサーになってくださり、ブースを展示して頂きました。
国外の参加者の方もブースを訪ねていて、LPICくんと写メを撮ったり、楽天様のリクルート案内に耳を傾けたりしていました。
TDF様は日曜日にLibreOffice mini Conferenceでセッションを開き、私は聞けなかったのですが中々面白い講演だったとの事です。
また、ブース展示は遠慮して頂いてしまったのですが、MNU様にはセッションをライブストリーミング配信して頂きました。会場関係も協力して頂いており、感謝しております。
会場と言えば、電気通信大学様には事前やり取り等、多大なご協力を頂きました。合わせましてこの場を借りてお礼申し上げます。担当の方がOSSイベントにご理解を示されていまして、次の機会があればまた是非お願いしたい、と思っています。
その他、スポンサーとなってくださったサードウェア様、アイクラフト様、メディアスポンサーとなってくださったThinkIT様、SoftwareDesign様、技術評論社様、マイナビニュース様、日経Linux様、事務局としてかなりの業務を支援してくださったOSPNにお礼申し上げます。
やはり多くの方、企業様の御支援あってのOSSイベントだと実感しました。
グローバルメンバー
今回の開催に向けて、週に一回グローバルメンバーとslackでミーティングを重ねてきました。(私は聞いている一方でしたが・・)
基本的に運営準備や運営はローカルメンバーで行うのですが、ロゴ投票システムの構築やビザの為の情報集め等、彼らも出来ることを率先してやってくださり、その姿に彼らのこのアジアサミットに対する熱い想いを感じました。
なので、お会い出来た事をとてもうれしく思っていますし、ビビる自分の気持ちを奮い立たせて話しかけさせて頂きました。そんな私に皆さんにとっても優しく対応してくださって、嬉しかったです。
サミットツアー
23日(月)は、エクスカーションとして浅草寺、スカイツリー、そして秋葉原へと皆さんとツアーを楽しみました。
私は本来はアテンドする役だったのですが、もう疲れ切ってしまって、最低限の道案内のみで失礼させて頂きました。
インドネシアの方はかなり日本文化に造詣があるらしく、「heisei」「showa」と言った単語を知っていたり、通りかかったプラモ屋にあった「ロボタン」を見て、「oh,robotan」と盛り上がったりしていました。
実行委員として
今回、OSSイベント、というか、OSSという領域に初めて参加させて頂きまして、非常に楽しく、また得るものも多かったです。
前夜祭、懇親会では、実行委員という立場を利用して、Richad氏やその他の方達とコミュニケーションを取らせて頂きました。私はこれを役得だと思っております。
運営ですが、何分、初めてな事ばかりでいろいろと上手くやれず、反省点ばかりが残ってしまいましたが、次の機会に活かしていきたいと思います。また、こんな私を迎えてくださったメンバーの方、色々と支援してくださった皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。有難う御座いました。
せっかくこのイベントで多くの方、国外も含めた多くの方との繋がりが出来ましたので、それを育てていきたいと思います。また、openSUSEのコアな部分を垣間見る事が出来たので、より鮮明に見えるように視野を広げていきたいと思います。
二日目に、去年のアジアサミットで作成した靴を頂きました。インドネシアコミュニティのメンバー、ローカルチームのメンバー、プレゼンターのEstu、ありがとう!
By ribbon @
2017-11-12 18:30
2017-10-21の、openSUSE.Asia Sumut 2017 で、「Zeroconf as simple name resolution for LAN」というタイトルで15分の発表を行いました。英語での発表ではなく、日本語での発表でしたけれど。
最初に日本語の資料を作っておいて、そこから英語に翻訳していったのですが、英語に自信が無いので、英語での発表を何回もしている人に添削をお願いしました。原形をとどめないくらいあちこち直されました。やはり、中学英語レベルで英語プレゼン資料を作るのは難があったみたいです…..
ともあれ、171021-en-opensuse-ribbon に発表資料を置きましたので、ご興味がある方はご覧ください。
By Syuta Hashimoto @
2017-09-14 07:26
告知しています通り、openSUSE.Asia Summit 2017 Tokyo を2017年10月21日(土)、22日(日) に電気通信大学で開催します。
openSUSE.Asia Summit はアジア地域の openSUSE コミュニティ(貢献者、ユーザー)が一堂に集まり、交流し、楽しむイベントです。
openSUSE.Asia Summit 2017ではopenSUSE以外にも,Docker,OpenStackやAnsibleを用いたDevOps,日本語IMEなどのLinux Desktop,オープンソースのオフィススイートであるLibreOfficeやセキュリティについてなど幅広いトークを予定しています。
この openSUSE.Asia Summit 2017 Tokyoにて、学生ボランティアを募集しています。
アジアのオープンソース関係者と交流するまたとない機会です!
学生ボランティアには素敵な特典をご用意。
イベントTシャツ
前夜祭10/20(金)と懇親会10/21(土)のご招待
交通費
[定期券区間除く実経費。上限目安:三日間で3000円(これを超える場合はご相談下さい)]
お願いしたい内容ですが、基本的には当日に1参加者として参加して頂き、会場の準備、来場者受付、スピーカーのサポート(マイク、タイムキーパーなど)などの仕事を行って頂きます。希望するセッションには基本的に参加できます。英語が出来なくても問題ありません。
詳細は以下の通りです。
日時:
2017年10月20日(金)17:00-19:00
2017年10月21日(土)8:00-18:00
2017年10月22日(日)9:00-20:00
※全時間ではなく、分担して担当いただきます。
会場:電気通信大学(京王線調布駅から徒歩10分)
募集条件: 少なくとも土曜日に参加できること(日曜日だけの場合は応相談)
お手伝いいただける方は、以下の情報をopensuse-asia-17-contact@googlegroups.com までお送りください。(締切:10/6)
氏名:
氏名よみがな:
所属(大学名/学部名):
Tシャツサイズ(XS / S / M / L / XL):
メールアドレス:
参加日:
必要な交通費:
イベント詳細については以下をご覧ください。
沢山のご応募をお待ちしています。明日のOSSを担うのは君だ!