OSC 2015 Tokyo/Fall
10月24日~25日に開催された、オープンソースカンファレンス 2015 Tokyo/Fall に参加しました。
会場はいつもの明星大学。今年は資格試験とも重ならず、天気も良かったため、多くの方にブースに立ち寄って頂きました。
セミナー資料
前編は YaST でファイルサーバーを構築する話、後編は AutoYaST で、openSUSE を自動インストールする話です。
後編: AutoYaST を使ってみた!
写真
10月24日~25日に開催された、オープンソースカンファレンス 2015 Tokyo/Fall に参加しました。
会場はいつもの明星大学。今年は資格試験とも重ならず、天気も良かったため、多くの方にブースに立ち寄って頂きました。
前編は YaST でファイルサーバーを構築する話、後編は AutoYaST で、openSUSE を自動インストールする話です。
後編: AutoYaST を使ってみた!
9月12日に openSUSE mini Summit 2015 を開催しました。
事前登録22人で、すぐに帰られた方を含めて20人が集まりました。
ありがとうございました。
今回はピクスタ株式会社の会議室をお借りしました。
渋谷駅前にあり、アクセスのよい会場でした。
受付に「ぎーこ」が登場
受付横に積まれた中サイズの Geeko のぬいぐるみ。参加者にプレゼントしました
mini Summit 開催にあたり、私(ftake)が今までの活動を紹介しました。
openSUSE mini Summit は、今後の openSUSE.Asia Summit の日本での開催に繋がっています。
今年は12月5日、6日に台湾で開催されます。
https://events.opensuse.org/conference/summitasia15
インドネシアという強敵がいますが、来年以降の開催地として期待されています。
発表者紹介: 第9回 日本 OSS 貢献者賞。2002年より、地域 Linux ユーザーグループ、小江戸らぐを主宰し、合計157回の活動報告会(オフ会)を毎月開催してきました。Slackware ベースの Linux ディストリビューションを地道に開発している一方で、どのようにして openSUSE ユーザになったかを紐解くところから語って頂きます。
Slackware から openSUSE に乗り換えたときの話と、地域 Linux ユーザーグループと、ディストリユーザー会が一緒に活動することのメリットについても語って頂きました。
11月4日リリース予定の 42.1 について話しました。32 bitは公式にはサポートされなくなりますが、サポートして欲しいという声や、Fedora のように、一部のパッケージを提供すればよいなどの意見が出ました。
OSC 新潟のセミナーと同じように、会場にいる人に、どのインプットメソッドフレームワークやエンジンを使っているかを質問していました。
Ubuntu のシェアが高いとある大学で、Windows ユーザーを対象に openSUSE を布教した結果、Ubuntu に次ぐ2位に押し上げたとのことです。
この日、唯一の YaST の話でした。意外と使ったことのある人がいない Autoyast です。
YaST の不可解な挙動や DHCPサーバーに悩まされつつも、一応インストールができたという報告でした。ribbon さんには、OSC 東京でも同じテーマで話して頂くことになっています。
質問を申込時に集め、当日に会場にいる人に答えてもらうコーナーです。次のような質問がありました。
持ち時間5分間のライトニングトークを行いました
最後に、openSUSE グッズの争奪じゃんけん大会を行いました。中 Geeko のぬいぐるみは、数が十分にあったため、欲しい方にプレゼントできました。ということで、一番の目玉は、openSUSE Tシャツとなりました。
まずはぎーこの格好をした「はくり」さんと対決です。「じゃんけんぽん」
おめでとうございます。
ということで、初めての mini Summit はいかがでしたでしょうか?
来年も開催していきたいと考えていますので、よろしくお願いします。
8月7日から8日にかけて京都リサーチパークで開催されたオープンソースカンファレンスに出展しました。全体での来場者数は1日目は400名、750名とのことです。
OSC のブースで YaST の説明をしていると、「これは便利そうですね」という声を頂くことが多いため、YaST を中心に解説するセミナーを行いました。聴講者は15名程でした。
スナップショットツール Snapper + Btrfs + Samba で、ファイルサーバーを構築するストーリーで YaST の使い方を紹介しました。一応補足しておきますが、Snapper や Btrfs 自体は Debian 8 や CentOS 7 でも使えます。
いつでもファイルを昔の状態に戻せる、Windows の「以前のバージョン」機能に対応したファイルサーバーを YaST でかんたんに構築する事例を紹介します。
YaST は世界的に使用されている Linux ディストリビューション openSUSE の設定ツールです。設定ファイルを vi で開いて編集しなくても、各種設定が行えます。OS のセットアップはさくっと終わらせて、他のことに時間を使いませんか?
現在開発中の LTS 版やローリングリリースの Tumbleweed など、openSUSE の最近の動向も紹介します。
トピック: Samba サーバー、ユーザーの管理、ネットワークの設定、ディスクの増設
セミナーの最後でじゃんけん大会を行い、Lサイズの openSUSE T シャツを1名の方にプレゼントしました。(Tシャツの写真は後半に)
YaST はディスプレイが繋がっていなくても(SSHでコマンドラインを使っている場合でも)Curses による TUI で、同じ画面構成で操作できることが伝わっていない感じがしますので、今後、もうちょっと工夫してアピールしていきたいなと思います。
今回はドイツのニュルンベルグから openSUSE グッズを送ってもらい、電球型ボールからコマンドのチートシートになっている小冊子、ステッカーを配布しました。いつものようにたくさんのちびギーコたちが配布していました。
また、日本openSUSEユーザ会の独自キャラクター「ぎーこ」の被り物を制作し、会場にいたスタッフや斜め向かいのおーぷんここんの島田さんが交代で着ていました。実は、衣装はワンピースを含む全身を用意してあり、今後 OSC 東京などで(涼しくなったら)披露する予定です。
はじめましてkimitobokuです。
5月22,23日に開催されたオープンソースカンファレンス 2015 Nagoyaに出展しました。
今回は特大ぎーこも参加で大人気でした。
Open Build Serviceで楽してパッケージ作成というタイトルでのセミナーも行いました。
初めてのセミナーだったので緊張してましたが、聞きに来て頂いた人が少なかったのでまぁ気楽にやれて良かった感じなのですが、もうちょっと人が来て欲しいので来年リベンジします!
2/27, 28日に開催されたオープンソースカンファレンス 2015 Tokyo/Spring に出展しました。
冬コミの同人誌の流れで、Scribus と Krita についてのセミナーを行いました。
openSUSE などの Linux ベースの OS で利用可能なグラフィックスアプリケーションは充実してきており、ペンタブレットを接続してイラストを描いたり、そのイラストを使って本格的な冊子の作成を行うこともできるようになりました。
本セミナーでは、豊富なブラシが特徴的で、CMYK カラーも扱える高機能なペイントソフト Krita と、本格的な冊子の編集を行える Scribus の使い方をデモやコミックマーケットで頒布した openSUSE の同人誌の実例を交えながら紹介します。 また、11月にリリースされた openSUSE の最新版 13.2 と今後の動向についても 触れる予定です。
後半の Krita パート
10名くらいの方に参加して頂きました。
悪天候が多い気がする OSC 東京ですが、今回は快晴で暖かく、恵まれていました。展示ブースではいつものようにぎーこがたくさんですが、なんとディスプレイとペンタブレットを持ち込み Krita のデモを行いました。高機能で自由なペイントソフトが openSUSE 上で使えることに驚いた人も何人かいて、興味を持って頂けたようです。
金曜日の懇親会は、いつものように学食で。懇親会 LT で openSUSE.Asia Summit と同人誌の紹介をしました。キムワイプはいつかのテロの残りでしょうか。
土曜日の懇親会は、京王で浜田山に移動して、おなじみのバックビートでした。改札機の写真は多摩動物公園のものですが、Debian が動いている EG-5000 だと思ったら、旧型 EG-2000 だった模様(OSは不明)。
10月17と18日に初のアジア地域でのopenSUSE Summit が北京航空航天大学で開催されました。
openSUSEの開発は世界中からの多くの人が関わっているため、主なコミュニケーション手段は、メールやオンラインシステムを通して行われます。openSUSE.Asia Summit の重要な目的の1つは、普段オンラインでしか交流の無い人と実際に会うことです。実際に、会場入りすると、次々と挨拶が始まります。まずはopenSUSE.Asia Summitの準備を一緒にしてきた運営メンバー、そして日本語入力まわりを協力してパッケージングしているHillwood(中国人)と出会いました。
実際に会うことで初めて「どのような人か」分かることは多く、今後のオンラインコミュニケーションにも役立つのではないかと思います。 Asia Summitの発起人で、台湾のコミュニティメンバーのsakanaは「イベントの規模や、話す言葉は重要ではない。会う機会を作ることが重要」といっていました。実際に、今回もほとんどのセッションが中国語でした。
基調講演では、openSUSE Board長のRichard BrownとSUSEのエンジニアリング副社長であるRalf FlaxaがともにopenSUSEとSLESの今後の役割についてふれました。13.2のリリースと同時に、ローリングリリースのTumbleweedがFactoryのスナップショットベースとなり、より最新のフルパッケージがディストリビューションとして提供されます。13.2に向けて整備してきた自動テストフレームワークopenQAがこれを可能にしました。
一方、エンタープライズ向けのSLESと、新しさを求めるopenSUSEの間にはギャップがあります。このギャップを埋めるアイデアとして、バージョン番号付きのopenSUSEのリリースサイクルを見直すこと、長期サポートをするEvergreenプロジェクトが紹介されました。
Max Linは13.2以降のリリースの鍵となる、openQAとStagingプロジェクトの紹介を行いました(2セッション)。この2つの役割を簡単に説明すると、パッケージメンテナーによって更新されたパッケージは Factory に取り込む前に、まずはStagingプロジェクトに送られ、Staging プロジェクトのパッケージとFactoryの他のパッケージを合わせた状態でテストが行われます。このテストに使われるフレームワークがopenQAです。OSを仮想マシンで起動し、アプリケーションの起動・キーの入力などから構成されるテストケースを自動で実行します。openQAはGUIのテストにも対応しており、画面上に表示されている文字列が期待したものと同じかを判定することもできます。
その他には、Gary Linによるセキュアブートが有効な環境下でopenSUSEを動かす仕組みの解説もありました。現在のセキュアブートの環境では、Microsoftの鍵で署名されたブートローダーしか起動できませんが、署名されたプリローダーのShimを通してShimの鍵で署名されたGRUBを起動できます。また、マシン所有者のカスタムブートローダーやカーネルはmachine owner keyという鍵を用いて署名し、セキュアに起動できることが紹介されました。ブートローダーやカーネルの署名はOBSを通して簡単に行うこともできます。
台湾・日本・インド・北京のopenSUSEコミュニティの活動についての紹介も行いました。(日本は筆者が担当)インドコミュニティでは頻繁にパーティを開くようで、これがコミュニティを盛り上げる秘訣だと言っていたのが印象的でした。 私の発表スライド「A closer look at fonts and font rendering system on openSUSE」のスライドはこちらです。Notoフォントの話や、fontconfig、ヒンティングについて話しました:
会場で実際に手を動かすワークショップもいくつか開催されました。OBSワークショップでは学生ボランティアのメンバーが初めてのパッケージングに挑戦していました。
北京の町中にはセブンイレブンを始めとする日本でお馴染みのお店がちょくちょく見られますが、吉野家もそのうちの1つです。Summitの昼食は2日とも吉野家でした。とても人気があるようで、お昼の大混雑の中、参加者全員でお店に押しかけました(残念ながら、OSC界隈で人気のある松屋は見当たりません)。お店の雰囲気は日本のハンバーガーチェーン店に似ています。牛丼・豚丼・鶏丼・きのこ丼と一緒にコーラを頼むのが定番だそうです。
OSCでお馴染みの、最後のLT大会にしてみました。時間を拡大して当日申し込みを可能にしてみました。中でも面白かった発表は、Justin Wongによるgdanmakuの紹介です。gdanmakuはニコニコ動画のようなコメントを、スクリーン上に表示するアプリケーションで、LT会場からブラウザ経由でコメントを投稿していました。
2日間を通して、アニメが好きだとか、今度日本に行くけど、どこに行くべきか、次回は秋葉原で開催して欲しいといった話題が上がっていました。次回は台湾になりそうですが、より多くの人が日本から参加してもらえれば…と思います。(写真は主にボランティアのみなさん)
配付資料: Geeko Magazine Vol.8
前回の「サーバーだけじゃない!Linux デスクトップを使い倒そう!」の続編として、セミナーを行いました。参加人数は前回よりも少し多い25人くらいの方が聞きに来てくれました。
プレゼンテーション中に2つ質問をしました。1つめの質問は Linux 環境をインストールするために、仮想マシンを使用しているか物理マシンを使用しているかでした。物理マシンを使っている人は1人もいないという結果でした。使用している仮想マシンは VirtualBox が、VMware 系を使っている人よりも多い結果となりました。
2つめの質問は vi と emacs のどちらを使っているかという定番のものでした。vi が圧倒的に多い結果になりました。
土曜日の朝には、出展団体のサポートキャラクターが大集合するイベントが開催されました。会場にはちゃんおぷのパーソナリティの渕上さんをはじめとする声優さんと、約200名以上の人が集まりました。プロのモデルさんがサポートキャラクターのコスプレをするという、豪華なイベントでした。
ユーザ会では Geeko と「ぎーこ」を連れて行きました。結果は13/15位でしたが、「20年もマスコットをやっていることに驚いた」「名前を初めて知った」「意外と可愛い」など、良い反応を得られました。
その後、ブースでちゃんおぷのコミュニティ紹介のインタビューを受けましたので、近いうちにニコニコ動画で公開されると思います。
今回のブースは Raspberry Pi、Cubieboard、Beaglebone Black と、ARM ボードが勢揃いでした。気になる方も多いようで、多くの方に「これは何ですか?」と聞かれました。
また、今回はユーザ会として初めて作成した openSUSE シールセットを配布しました。キャラクター大集合の影響もあってか好評で、気づいたら100枚以上配布していました。まだ残っていますので、欲しい方は今後のイベントに是非来て下さい。
Geeko Magaine vol. 8 は「openSUSE に貢献してみませんか」と「さくらのクラウドに openSUSE をインストール」の2本立てでした。貢献する方法は本文中に書いた以外にも、コミュニティを盛り上げるための「ぎーこ」のコスプレをする、絵を描くなど、色々あります。興味のある方はぜひ、メンバーに声をかけて下さい。
今回は2日間合計で、7人のユーザ会メンバーがブース対応をしてくれました。ありがとうございました。ブースでの対応は、様々な人と情報を交換する良い機会だと思います。次回以降のイベントでも、ブースに立って頂ける方を募集していますので、よろしくお願いします。
人手が足りているか足りていないかは、あまり問題ではありません。多くの人がブースにいれば、コミュニティが盛り上がっていることを感じてもらうこともできるのではないかと思います。
次回のイベントはオープンソースカンファレンス浜名湖です。4月からはオフラインイベントも復活予定です。