LeapとTumbleweedのカーネルはポリシーに違いがあった
この記事は、「openSUSE AdventCalendar 2018」19日目の記事です。
皆さんこんばんわ。橋本修太です。
今日は、本家MLでみかけた豆知識について紹介したいと思います。
スレッドの流れ
①投稿者は、古いラップトップがTumbleweedで上手く動かないようです。でも、Windowsや、Leapだと上手く動く模様。そして、エラーメッセージを添付しています。
②エラーメッセージを見た他の方が、対処方の書かれたページを案内してくれます。「グーグルすれば見つかるよ」
③投稿者は、そこにかかれてあった方法で無事に解決しました。「なんてことだ、どうしてぐーぐる事をすぐ忘れてしまうんだ」(すみません、多分な訳です)
めでたしめでたし・・・・なのですが、この次に、SUSEで カーネル開発を行っている岩井氏が、次の投稿を。
④【意訳・一部抽出】ちょっとこのバグについて補足を。どうしてこの現象がLeapでは起こらないかと言うと、Leapのカーネルにはワークアラウンドを適用していて、この手のバグが発生しないようにしている。それに対して、Tumbleweedは可能な限りupstreamに近い形を保持しようとしているので、こういうワークアラウンドは適用していない。そのうちupstreamで修正されるんじゃないか?
※①のMLはこちら 右下のnextから次の投稿へ進めます。
ふむふむ。確かに、TumbleweedとLeapのコンセプトに合うやり方ですね。
カーネル
そこで、カーネルのパッケージを眺めてみたのですが・・・申し訳ありません!リテラシーが無さ過ぎて、ここだ、という部分は見つけられませんでした。
眺めてみたページはこちら。
kernel-source.changesを比べてみるのが、それっぽかったです。Tumbleweedは次々と新しいバージョンのカーネルが適用されるログが見られ、Leapは長いことパッチ適用が続いています。(少なくとも、そういうふうに見えました。)
TumbleweedはTumbleweedで、パッチ類は何もしていない、という訳でもなさそうですね。
課題&感想
- カーネル読みたい
- そもそもOBSでのパッケージングを知りたい
- 機会があれば岩井さんとお会いしたい
- Tumbleweedの方にだけ、klpなんとかっていうのがあって、どうも、Kernel Live Patchの事っぽい
明日は @ftake さんによる、openSUSEでChromeを使う方法です。こちらもemacsインストールの記事等のように、即効性の高い記事になりそうですね。こうご期待。