packagesの説明文書を訳しつつ、使えるものを探してみました(B編)
前回は G でしたが、今回は B です。
パッケージ名 bats
バージョン bbe-0.2.2-3.5
動作 ◎
詳細
ブロック単位で処理が出来る sed のようなストリームエディタです。sed はあくまでもストリームとして処理しますが、 bbe ではバイト位置やブロック単位での処理が出来ます。
http://bbe-.sourceforge.net/bbe.html#bbe-programs に例がありますが、
echo “The quick brown fox jumps over a lazy dog” | bbe -b “/The/:21” -e “j 4” -e “s/ /X/”
を実行すると
The quickXbrownXfoxXjumps over a lazy dog
と言う結果が得られます。まず、処理ブロックとして “The” という文字列から21文字目までを対象とし、さらに、 “j” から4文字は対象外とし、そののち、空白を大文字の “X” に置き換えるという動作をします。また、
echo “The quick brown fox jumps over a lazy dog” | bbe -b “:5” -e “A XYZ”
は5バイトのブロックを定義し、そのブロックの後に “XYZ” という文字列を付加します。
The qXYZuick XYZbrownXYZ fox XYZjumpsXYZ overXYZ a laXYZzy doXYZg
バイト位置を考えねばならない文字列変換を行うときには便利に使えそうです。
パッケージ名 bing
バージョン
動作 ◎
詳細
2つのポイントの間のスループットを ICMP パケットで調べるツールです。ping の結果を整理して表示するようなイメージです。結果は以下のようになります。
2つの host を指定する意味はあまりないように思えますが、ping の結果を整理(平均を取るなど)しなくてもすむのは便利かもしれません。
% bing localhost www.opensuse.org BING localhost (127.0.0.1) and proxy-nue.opensuse.org (195.135.221.140) 44 and 108 data bytes 1024 bits in 3.896ms: 262834bps, 0.003805ms per bit 1024 bits in 0.000ms 1024 bits in 0.090ms: 11377778bps, 0.000088ms per bit 1024 bits in 0.000ms ^C --- localhost statistics --- bytes out in dup loss rtt (ms): min avg max 44 1275 1275 0% 0.037 0.057 0.160 108 1275 1275 0% 0.017 0.025 0.126 --- proxy-nue.opensuse.org statistics --- bytes out in dup loss rtt (ms): min avg max 44 1275 1274 0% 241.446 244.020 402.245 108 1274 1273 0% 241.444 244.103 329.752 --- estimated link characteristics --- warning: rtt big host1 0.017ms < rtt small host2 0.037ms warning: rtt big host2 241.444ms < rtt small host2 241.446ms minimum delay difference is zero, can't estimate link throughput.