By ftake @
2019-12-05 00:29
openSUSE Advent Calendar 4日目です。
2019年12月31日(火)東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケットC97でGeeko Magazine Special Edition 2019 冬を発行します。スペースは南ラ-02aです。
今回の内容は次のようになっています:
- Linux から Azure Files を使う
- システム構成管理ツール Uyuni を触ってみた
- 自動テストツール openQA を使って Live Image をテストする
- ~ゼロからスタート~30分で作る仮想マシンコンテナホスト
- openSUSE のデフォルト NTP サーバ設定は使えるのか?pool.ntp.org で提供する NTP サーバを調べてみた
- 我が輩はギーコである ~続・ちゃんおぷ学園の一日~
当日は2019夏号も若干数持ち込み予定です。コミケ以降も2月のOSC東京や openSUSE 新年会(京都・東京)などでも頒布予定です。
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By ftake @
2019-12-04 00:42
openSUSE Advent Calendar 3日目です。
11月23日、24日に東京都日野市の明星大学で開催されたオープンソースカンファレンス2019 Tokyo/Fall に日本 openSUSE ユーザ会として参加しました。
今回は久しぶりに超特大カメレオンぬいぐるみが登場!宅急便で送ることのできるぎりぎりのサイズの箱に詰められてやってきました。
ブースでは フリーチラシ版の Geeko Magazine を配布しました。
セミナーは川上さんによる「最近よく聞く!? ― eBPF (extended Berkeley Packet Filter) を用いた PostgreSQL の性能測定」で、Asia Summit の内容を日本語で話してもらいました。難しい内容でしたが、そこそこの人数が集まったので良かったです。
次回は2月21日(金)、22日(土)で、会場は9年ぶりに23区内に戻り駒澤大学です。
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By Syuta Hashimoto @
2019-12-02 22:31
この記事は openSUSE Advent Calendar 2019 の二日目です。
Kubicでは、コンテナを制御するコマンドに、dockerでなくてpodmanが採用されています。Podmanは、デーモンレス、ルートレスなコンテナ制御ソリューションで、主にRed Hatで開発されています。せっかくなので、podmanを使ってみました。
インストール
KubicやTumbleweedが新しいバージョンをパッケージングしているのに対し、Leap 15.1用は若干バージョンが古いようです。Podman は日進月歩で成長してますので、極力なら新しいバージョンを使いたい所。私はTumbleweedの派生であるMicroOSを使って、新しいバージョンを使っています。
ネットワーク設定ファイルパッケージ podman-cni-config も同時にインストールする必要がありますが、podmanの推奨に設定されていて、podmanのインストールだけで自動的に入ってくれるかもしれません。
zypper in podman podman-cni-config
MicroOSはトランザクショナルサーバーのため、私はtransactional-updateコマンドでインストールしました。(このあたりの詳細はGeekoMagazineに書いています。)
デーモンレス
Dockerを動かす時、Dockerのサーバーを起動させますよね。podmanはサーバーを使わない設計なので、サーバーを起動させる必要はありません。また、サーバー型であることに起因する脆弱性も回避しているとのことです。
ルートレス
Dockerはルート権限で実行するか、Dockerグループに追加したユーザーで実行する必要があり、これが脆弱性に結びつくのでは、と言われています。podmanは一般ユーザー権限でも動作するように設計されていて、この問題を回避しています。
ただ、私が使ってみた感じですと、一般ユーザーでボリュームマウントがうまくいかないんですよね・・・おいおい調査したいと思います。
Docker互換
もちろん、Dockerイメージをそのままrunすることができます。また、コマンドもDockerと同じように設計されていて、dockerの部分をpodmanに置き換えるだけでほとんどのコマンドを実行できます。実際に、dockerコマンドをpodmanのエイリアスにする、という代替方法も紹介されています。
- コンテナ実行 podman run 【イメージ名】
- コンテナ一覧 podman ps
- コンテナ停止 podman stop 【コンテナIDやコンテナ名】
- コンテナ削除 podman rm 【コンテナIDやコンテナ名】
などなど。
使ってみて
コマンドがDockerと同じなので、同じように使えて、違和感とかは全くありませんでした。サーバー起動に気を使わなくていいのは、素直に楽ですね。調査すればDockerとPodmanの差みたいなところもでてくると思うのですが、そこまで使い込むのはもうちょっと先になりそうです。(通常の使用では差がわかりませんでした。)
イメージ作成
Podmanは、Dockerのコンテナ制御、イメージ作成、の機能のうち、コンテナ制御を受け持っています。イメージの作成はbuildahというソリューションで行うことができます。アドベントカレンダーの中で、buildahについても紹介できればと思っています。
明日は ftakeさんによる、OSC Tokyo/Fallのイベントレポートです。・・・そういえば、私も参加させて頂いていました。 ftakeさんの後にイベントレポート書きますね!
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By Syuta Hashimoto @
2019-12-01 17:54
この記事は openSUSE Advent Calendar 2019 一日目の記事です。
openSUSEには安定版のLeap、ローリング・リリース(最新バージョンを追いかける感じ)のTumbleweedがありますが、その他にもKubernetes用OSのKubicなどもリリースされています。Leapにしても、ライブ用があったりしたので、ダウンロードサイトを覗いて何があるのか見てみました。
ダウンロードサイトへの導線はメインページにあります。ここを見ると、左側にTumbleweed、右側にLeapの見出しがまず目に入ると思います。マウスオーバーすると「Tumbleweedのインストール」「Leapのインストール」という、ダウンロードサイトへのリンクボタンが表示されます。
前はダウンロードサイトへのリンクがどこかわかりづらかったのですが、大分見やすくわかりやすいデザインにかわりましたね。
選べるのは以下の4つです。
インストール x86_64
通常のLeapです。
JeOS x86_64
JeOSってなんだろう?と思って調べてみると、openSUSEのwikiがありました。仮想環境やクラウドで利用するための、LeapをスリムにしたOSのようです。JeOSを元に自分なりのカスタマイズをしたイメージをKiwiで作成する、みたいな使い方もあるようですね。表示されている容量を通常のLeapと比較すると、スリムさがよくわかります。
ライブ x86_64
CDやUSBなどから起動できるライブイメージですね。
移植版 aarch64 ppc64le
説明に、「openSUSE Leap の PC 以外のアーキテクチャへの移植版は、本体とは異なる少人数のコミュニティチームでメンテナンスされております。」とありました。メンテナの方たちに感謝です。
こちらも4種類ありました。
インストール x86_64 i586 aarch64 ppc64le
通常のTumbleweedです。
Kubic x86_64 aarch64
Kubernetesをすぐ動かせるOSです。MicroOSという、Tumbleweedから派生した、スリムでコンテナを動かすことを目的としたOSを元にしています。・・・このあたりの関係性や定義はちょっとずつかわるらしく(あるいは私が正確に把握していなくて)、サイトを久しぶりに見ると表現が変わっていたりします。
私がGeekoMagazineに構築記事を書いたり、OSC東京のセミナーで紹介させて頂いたのが、このOSです。
JeOS x86_64
TumbleweedのJeOSですね。今度使ってみようと思います。やはり、こちらも通常版とのサイズの差がはっきりしてます。
ライブ x86_64 i686 aarch64
Tumbleweedのライブイメージです。
所感
JeOS、Kubicあたりが、目新しい単語でしょうか。私はKubernetes構築をKubicでしているのでKubicには馴染みがありましたが、JeOSは単語だけ聞いたことがある程度でした。今度使ってみようと思います。
何気に、ライブイメージも使ったこと無いので、どんな感じなのか使ってみたいですね。
さて、次は・・・・次?みなさん、Advent Calendar に登録がありません!!是非登録してください!
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