この記事は、「openSUSE AdventCalendar 2018」15日目の記事です。

今、諸事情でぜーんぜんアップグレードしていない、openSUSE13.2(32bit)のマシンがあります。さすがに何とかしたいのですが、最近のopenSUSE は 64ビット。アーキテクチャが違います。果たしてそのままアップグレードできるのでしょうか?
ということで、実際にどうなのか、実験してみることにしました。

まずは、openSUSE 13.2 (32ビット版)をテスト用の仮想環境にインストール。ただ、13.2は、すでにopenSUSEのサイト(ミラー含む)には存在していません。探しまくったあげく、ここにあることを発見。ダウンロードしました。一応 zypper update も動いたので、可能な限り最新版にしておきます。
次に、Leap 15.0 のDVDイメージを仮想環境にマウントし、DVDイメージからブート。アップグレードを選びます。一応通常通り起動し、アップグレードが始まります。しかし途中でアーキテクチャが違うという警告メッセージが出てしまいました。

警告なので、ここは取りあえず「続行」を選び、先に進むことにします。その後は特に警告が出ることもなく、無事アップグレードが終わり、Leap 15.0(64ビット版)にアップグレードができたようでした。

ただ、アップグレードすると、各ソフトウェアのバージョンもかなり上がります。とえば Samba は4.2.4から4.7.10になります。当然機能差があるので、個別に変更点を吸収していく必要があります。