HP 6710b/CTにSLES10 SP2をインストール(続報)
先週の金曜日、無事にHP 6710b/CTの残りが納品されました。
先行して納品されていた分も含めて、15台です。
懸案の液晶モニターですが、WSXGA+(1680×1050)という高解像度も無事にXで認識されて、その他のデバイスもまったく問題ありませんでした。これでどこでも出張してSUSEのハンズオンセミナーが開催できます。
有効活用しないといけませんね〜。
先週の金曜日、無事にHP 6710b/CTの残りが納品されました。
先行して納品されていた分も含めて、15台です。
懸案の液晶モニターですが、WSXGA+(1680×1050)という高解像度も無事にXで認識されて、その他のデバイスもまったく問題ありませんでした。これでどこでも出張してSUSEのハンズオンセミナーが開催できます。
有効活用しないといけませんね〜。
こんばんは、kazuhisyaです。
前回『Xenで仮想NIC追加』の資料をあげましたが、つい最近openSUSE11.0(と、SLES10sp2)のXen3.2をいじりました。
で、やっぱり変わってました、ネットワーク関係の設定。
今までの設定方法だと、追加したNICを認識してくれませんでしたので、3.2用にスクリプトを作成しました。
まずはroot権限で読み込ませるファイルを /etc/xen/scripts に作成。
# vi /etc/xen/scripts/my-network-script
中身は下記の通り。
#!/bin/sh
script=/etc/xen/scripts/network-bridge
case $1 in
start|stop|status)
$script $1 netdev=eth0
$script $1 netdev=eth1
;;
*)
echo “unknown $1”
exit 1
esac
※↑ echo~のくだりの“は半角に直してくださいね。
作成した my-network-script に実行権を与える。
# chmod +x /etc/xen/scripts/my-network-script
次に xend-config.sxp を書き換える。
(network-script network-bridge)
↑を↓に変更。
(network-script my-network-script)
最後にXendを再起動させれば完了です。
Xen3.2なかなか良いですね。
Domain-Uの一時停止とかも出来るのですが、停止→再動すると、ちゃんと止めていた時間分Dom-Uのlocaltimeも動くし、CDやDVDのメディアの交換も楽になりました。
会社の仕事として、教育サービスを行っているのですが、私用しているノートPC端末がかなり古くなってきたことと、画面サイズが1024×768しかないので最近のツールが使いにくくなったこともあり、リプレースを行おうとしています。
条件は以下の通りです。
・Intel VTかAMD-Vが使える
・メモリが沢山載せられる
・HDD交換が簡単
・画面解像度が高い
・SLES10 SP2がインストールできる
・XPも動く
・Vistaは微妙・・
候補として上がったのが、HPの6710b/CT。さっそくHPさんにお願いして、Core 2 DuoにCPUを変更したモデルを評価機としてお借りしました。
テストした結果
・SLES10 SP2のインストールOK(ネットワーク・画面等々)
・Intel VT OK(Xenで完全仮想化)
・その他条件も全てクリア
最後に残っているのが、画面解像度をBTOしてWXSGA+にしたものがきちんと大丈夫か。一応Control Centerで見ると解像度として選択できるので、大丈夫だとは思うのですが。先行してBTOしたマシンを1台注文してあるので、届き次第最終テストを行いたいと思います。
SLES10 SP2がなかなか良い感じなのが分かったので、これまで使用していたSLES10 SP1の環境をSP2にアップデートしてみる。
SLES10 SP2のISOイメージをDVDに焼いて起動。インストールする際に新規インストールではなくアップデートを選んであげて、あとは特別なところはない。もしVMDPをインストールしていると、アップデートできないと言われるので、場合によっては先にVMDPをアップデートしておいた方がいいかもしれない。ここではとりあえず無視することにする。
アップデート後の再起動時の注意点としては、通常のLinuxについてはGRUBが書き換えられるのだけど、Xen環境については新しい起動用エントリーが追加されるようになっている。デフォルトをSP1側にしていると、再起動してもファイルが見つからないと言って起動できないので、手動で選ぶなどして新しいSP2なXenで起動すること。
また、既存の仮想マシンのうち、疑似仮想化の方がいいが、完全仮想化の方はコンソール仕様が変わっているため、そのまま起動するとうまくコンソール表示が行えない。一度仮想マシンを削除し(ディスクイメージは消えない)、改めて使っていたディスクイメージを再利用する形で仮想マシンを新規作成する形を取ること。
思った以上に簡単にSP2化することができました。皆さんもお試しください。
日本仮想化技術 宮原です。
先頃リリースされたSLES10 SP2では、仮想化のためのハイパーバイザーであるXenのバージョン3.2が採用されました。何が嬉しいかといえば、なんといっても完全仮想化のライブマイグレーションがサポートされたことでしょう。
さっそく手元の環境を使って、2台のSLES10 SP2環境を構築。Windows XPを導入した完全仮想化の仮想マシンを停止せずにライブマイグレーションすることに成功しました。たとえば3Dピンボールを動かしている状態で、動作しているマシンを右に左に移動できるのは、なかなかのものである。
というわけで、VMware ESX Serverに比べるとできなかったことの一つであるWindowsのライブマイグレーションもできるようになり、また野望に一歩近づいた。
SUSE には、他のディストリビューションにはないオリジナルの便利なコマンド(代表格といえば、SuSEconfig でしょうか…)が同梱されてたりしますよね。
そんなオリジナルコマンドの一つに siga(System Information GAthering) というコマンドがあることはご存知でしょう(…えっ!? 知らない!? でしたらこの機会に覚えてしまいましょう)。root 権限でこのコマンドを実行すると、その名の通りシステム情報を収集して /tmp/siga 以下に siga.txt、siga.html というファイルにして書き出してくれるので、リモートの相手をサポートしてあげなければならない場合等、いちいち相手の環境を問い質すより、このコマンドの実行結果を送ってもらった方が正確で話が早かったりするわけです。
で、実は最近Cool Solutionsを見ていて見つけたのですが、siga と同じような用途で使える supportconfig というツールがあるとのこと。SLE についての情報として紹介されているんですが、実は openSUSE でも使えるツールなので、早速試してみました。
上記リンク先でインストール手順に書かれている
1. Uninstall the supportconfig and chkbin RPM packages
…については、openSUSE であればデフォルトで入っているようなパッケージではないので省略可能です。また、同リンクからダウンロードできる ntsutils パッケージは既にちょっと古くなってしまっているので、ここは BuildService にある最新パッケージを 1-Click Install で入れてしまいましょう。
インストールしてしまえば、後は root 権限で supportconfig コマンドを実行するだけ。これで、/var/log 以下に nts_HOSTNAME_YYMMDD_hhmm.tbz という名前の圧縮されたファイルが出来上がります。そのファイルを展開すると、basic-environment.txt、basic-health-check.txt、boot.txt、chkconfig.txt…といった形で、小分けにされたテキストファイルが見つかります(このへんが、単一のファイルとして出力される siga と違うところでしょうか…)。
siga も supportconfig も、本来の用途は Novell のサポートを受けるための基本情報収集にあるわけですが、それは抜きにしても、一度実行してみてどんな結果が出力されるか一通り見ておくと、とても勉強になります。是非お試しください。
SUSE Linux Enterpriseの最新版、SLE10SP2がリリースされていますので、よろしければお試しください。
あと、WindowsやRHELを、XenのFullvirtualizationで動かすには、Paravirtualドライバを入れるのがオススメ。
ところで、SUSE Linux EnterpriseにはSDKがあるのをご存知でしょうか?
今日、お客様のところで「SLES10でSubversionを使いたくていろいろやったんだけど、結局SDKっていうものがあることに後から気づいた」とのことでしたので、ノベルの告知不足ですね。
これまでSLE10にパッケージがないときは、10.1のリポジトリをインストールソースに追加して持ってきていたのですが、先日消えてしまいましたのでメディアかリポジトリをコピーしていないとこれはダメですね。
今なら、openSUSE Build Serviceで探すのがよいかな。
個人的には今回のリリース、以下のところが気に入っています。