packagesの説明文書を訳しつつ、使えるものを探してみました(O編)
By ribbon @
2021-03-26 20:45
前回は B でしたが今回は O です。
パッケージ名 okteta
バージョン okteta-0.26.5-1.3.x86_64
動作 ◎
詳細
okteta は KDE のバイナリエディタです。単にバイナリデータの編集だけではなく、文字コード変換やファイル中の文字の統計、ブール演算処理などもできます。
起動すると以下のような画面になります。
左側にファイルの内容を表示、右側に処理機能といようになっています。処理機能は色々選ぶことができ、選ぶと1つのウィンドウが表示されます。複数表示することもできます。
たとえば、文字コードを変更する場合は、まず変更したい部分を左側のウィンドウで選択し、変更先として、To: を選び、文字コードを指定して、 Convert をクリックすることで変更ができます。
また、バイト単位のバイナリ演算をすると、たとえば各バイトの最上位に1を立てる(ハイビット ON)ということもできます。ただ、フォント設定がうまくないのか、1バイトかな文字は表示されませんでした。
バイナリ編集は、左側の画面で、テキストエディタと同じように、なぞってコピーや削除を選べば編集できます。データを追加するときには、メニューで、挿入を選べば、文字のパターンやランダムデータなどで入力できます。
okteta はいくつかの処理がプリセットされていて、適合する処理があればかなり便利に使えそうです。ただ、文字コードの変換対象に UTF-8 が無いので、文字コードの変換に使うには、あまり希望に添わないかもしれません。