openSUSEの日本語マニュアルページは最新なのか?
By ribbon @
2020-12-16 00:03
Geeko Blog » マニュアルのみのRPMファイルを作ってみた で、Sambaの日本語マニュアルパッケージを作成した時に参照したLinuxの日本語マニュアルページですが、2017年12月15日バージョンでした。これは openSUSE 15.0 から変わっていません。ちょっと古いですね。そこで、他のディストリビューションなどと比較して見ることにしました。結果は以下の通りです。なお、各ディストリビューションとも、各種コマンドでパッケージの最新化をして確認するか、配布サイトのパッケージ情報を見ています(※のもの)。
- CentOS 7 20130615版
- Debian10 20180315版
- openSUSE 15.2 20171215版
- openSUSE Thumbleweed 20191215版(※)
- Fedora 20200315版(※)
- Oracle Linux 20130615版(※)
- Arch Linux なし(※)
- Gentoo Linux 20180315版(※)
CentOS(=RedHat=Oracle Linux)はちょと古すぎますね。Fedora はやはりというか新しいです。しかし、Thumbleweed も結構新しい方でしょう。とりあえず15.2で使うのであれば、Thumbleweed版を持ってきて入れてしまうと言うのも手かもしれません。rpmファイルの中身はテキストだけなので、バイナリの互換性で引っかかることはないですから。
ちなみに、日本語マニュアルについては、Open Build Service で20201115版を作成し、更新をお願いしておきましたので、そのうちopenSUSE用の最新版が提供されるようになるのではないかと思います。
ただ、ls コマンドのマニュアルを見てみると、openSUSE 15.2 での日本語マニュアルはは GNU Fileutils のバージョンが4.1であると表示されますが、英語版は バージョン8.29 となっています。となると、日本語マニュアルに頼りすぎるのは少々危険かもしれません。