openSUSE mini Summit 2015
9月12日に openSUSE mini Summit 2015 を開催しました。
事前登録22人で、すぐに帰られた方を含めて20人が集まりました。
ありがとうございました。
今回はピクスタ株式会社の会議室をお借りしました。
渋谷駅前にあり、アクセスのよい会場でした。
受付に「ぎーこ」が登場
受付横に積まれた中サイズの Geeko のぬいぐるみ。参加者にプレゼントしました
オープニング: 「日本の openSUSE コミュニティのこれまでとこれから」
mini Summit 開催にあたり、私(ftake)が今までの活動を紹介しました。
openSUSE mini Summit は、今後の openSUSE.Asia Summit の日本での開催に繋がっています。
今年は12月5日、6日に台湾で開催されます。
https://events.opensuse.org/conference/summitasia15
インドネシアという強敵がいますが、来年以降の開催地として期待されています。
基調講演:「ディストロユーザ会と地域ユーザグループの素敵な関係」
発表者紹介: 第9回 日本 OSS 貢献者賞。2002年より、地域 Linux ユーザーグループ、小江戸らぐを主宰し、合計157回の活動報告会(オフ会)を毎月開催してきました。Slackware ベースの Linux ディストリビューションを地道に開発している一方で、どのようにして openSUSE ユーザになったかを紐解くところから語って頂きます。
Slackware から openSUSE に乗り換えたときの話と、地域 Linux ユーザーグループと、ディストリユーザー会が一緒に活動することのメリットについても語って頂きました。
openSUSE Leap 42.1 とは!?
11月4日リリース予定の 42.1 について話しました。32 bitは公式にはサポートされなくなりますが、サポートして欲しいという声や、Fedora のように、一部のパッケージを提供すればよいなどの意見が出ました。
openSUSEと日本語入力なお話
OSC 新潟のセミナーと同じように、会場にいる人に、どのインプットメソッドフレームワークやエンジンを使っているかを質問していました。
僻地で openSUSE を布教した結果(仮
Ubuntu のシェアが高いとある大学で、Windows ユーザーを対象に openSUSE を布教した結果、Ubuntu に次ぐ2位に押し上げたとのことです。
Autoyastを使ってみた
この日、唯一の YaST の話でした。意外と使ったことのある人がいない Autoyast です。
YaST の不可解な挙動や DHCPサーバーに悩まされつつも、一応インストールができたという報告でした。ribbon さんには、OSC 東京でも同じテーマで話して頂くことになっています。
今さら聞けない質問大会
質問を申込時に集め、当日に会場にいる人に答えてもらうコーナーです。次のような質問がありました。
- Systemd でデフォルトのランレベルを変える方法は?
- A: YaST で変える
- A: systemctl set-default を使う
- X が起動しないときのトラブルシューティング方法は?
- zypper / yum / dnf / apt, rpm / dpkg
- apt のことは Debian の人に聞いた方が良さそうですね
ライトニングトーク
持ち時間5分間のライトニングトークを行いました
- 「数学アプリケーションあれこれ」by Yokota Hiroshi
- 「ダイソーでWiMAX用パラボラアンテナ作ってみた」by 羽鳥 健太郎
- 「My first experiences with openSUSE」by Daniel Sangorrin
- 「メールが送れない… SORBSとの交渉顛末のその後」 by ribbon
クロージング
最後に、openSUSE グッズの争奪じゃんけん大会を行いました。中 Geeko のぬいぐるみは、数が十分にあったため、欲しい方にプレゼントできました。ということで、一番の目玉は、openSUSE Tシャツとなりました。
まずはぎーこの格好をした「はくり」さんと対決です。「じゃんけんぽん」
おめでとうございます。
ということで、初めての mini Summit はいかがでしたでしょうか?
来年も開催していきたいと考えていますので、よろしくお願いします。