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openSUSE のパッケージを YaST からインストールするとき、そのパッケージの説明が表示されます。ただ、残念ながら、その多くは英文のままです。パッケージの多くは OS インストール時に自動的にインストールされてしまいますので、説明文を読むことはないのですが、後から個別にインストールする場合には、日本語の説明文があるとわかりやすいですね。
そこで、まだ訳されていないパッケージの説明文を訳してみることにしました。
また、訳していると結構おなじみなソフトウェアにお目にかかることもありますが、今まで聞いたことがないような、かつ、何か面白そうなソフトウェアに出くわすこともあります。そこで、そのようなソフトウェアを試しに動かしてみて、使えそうかどうか調べて見ることにしました。

パッケージ名 wkhtmltopdf
バージョン wkhtmltopdf-0.12.6-1.3
結果 △
詳細
これは、html を pdf に変換するためのツールです。が、残念ながらうまく変換してくれませんでした。情報がごっそり落ちてしまいます。

パッケージ名 w3c-markup-validator
バージョン w3c-markup-validator-1.3-10.4
結果 △
詳細
htmlファイルが w3c のマークアップ定義に準拠しているかどうかを調べるソフトウェアです。これは apache2 のcgiとして提供され、perl で書かれています。が、すんなりと動いてくれませんでした。起動時にエラーとなります。これは、
/etc/apach2/conf.d/w3c-markup-validator.conf の46行目に、
Order Deny,Allow と言う記述があり、Apache2.4では非推奨なためです。そのため、
https://www.adminweb.jp/apache/allow/index10.html
にあるように、 access_compat_module の導入が必要となります。
そこで、/etc/apache2/loadmodule.conf に下記の行を追加しました。

LoadModule access_compat_module /usr/lib64/apache2/mod_access_compat.so

が、やっぱりエラーとなります。原因は簡単で、/etc/sysconfig/apache2 の中にロードするモジュール一覧を記述するところがあり、そこに、access_compat という文字列を追加しなければならないのでした。
調べて見ると、まず最初に見るファイル、/etc/apache2/httpd.conf の内容から、openSUSEでは、apache の設定が、機能単位毎にファイルが分かれていることがわかりました。その中に、/etc/sysconfig/apache2 でモジュール設定をすることが書いてありました。動かなかったのはこういうことだったわけです。

次に、データの準備をします。w3c-markup-validation は /srv/www/w3c-markup-validation と言うディレクトリにデータをおいてくれます。今回はサクッとテストするので、これを /srv/www と置き換え(ディレクトリを1つ下げてディレクトリ名を入れ替え)てみました。これでブラウザを使ってアクセスしてみると動きました。

が、テストしてみるとやはり駄目です。

もう少し apache の設定ファイルに調整が必要なようです。
今回は、openSUSE の apacheの設定ファイルが、他のものとはかなり異なっていることが分かったというのが幸いでした。

パッケージ名 watchman
バージョン watchman-4.9.0-5.4
結果 △
詳細
ファイル変更を監視するプログラムらしいです。一応。コマンドを叩いて、サーバモードで動作することまでは動作確認が出来ました。しかし、ドキュメントを軽く読んで限りでは、使い方がよく分かりませんでした。一応試してみた方はいらっしゃるようです。

https://kore1server.com/260/ファイル監視のwatchman

パッケージ名 wcd
バージョン wcd-6.0.3-1.5
結果 ×
norton utility の wcd クローンです。最初にディレクトリをスキャンして、すべてのサブディレクトリを内部的に保持。次回からは、ずっとずっとしたのディレクトリ名を指定すれば一気に cd ができるというもののようです。
パッケージのバイナリは、 /usr/libexec/wcd.exe 。当然のことながら、パスが通ってないので直接指定しないと動きません。オプションで -g を付けると curses ベースのグラフィック表示になります。

ここまではいい感じでした。
が、実際にやってみると cd しないのです。元のまま。というわけで使えませんでした。

パッケージ名 wdiff
バージョン wdiff-1.2.2-6.8
結果 ◎
詳細
単語レベルでの比較をする diff です。たとえば


% wdiff COPYING COPYING2 | head
GNU GENERAL PUBLIC LICENSE
Version 2, June 1991

Copyright (C) 1989, [-1991-] {+2021+} Free Software Foundation, Inc.,
51 Franklin Street, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301 USA
Everyone is permitted to copy and distribute verbatim copies
of this [-license document,-] {+license-documents,+} but changing it is not allowed.

のように、差分を表示してくれます。
英単語では当然のことながらちゃんと動きます。が、やはり日本語での単語切り分けは無理のようです。
….と思ったのですが、なんと、jwdiff という日本語対応の wdiff があったのでした。

https://fumiyas.github.io/2013/12/12/jwdiff.sh-advent-calendar.html

https://github.com/fumiyas/home-commands/blob/master/jwdiff

mecab を使うところがポイントですね。
そのほかに docdiff というのもあるそうです。

https://github.com/hisashim/docdiff

パッケージ名 whohas
バージョン whohas-0.29.1-1.10
結果 ◎
詳細
これは、あるパッケージが、複数のディストリビューションに含まれているかを調べるコマンドです。たとえば、このコマンド自身を検索すると

Couldn't fetch "http://dl.fedoraproject.org/pub/fedora/linux/releases/26/Everything/x86_64/os/Packages/w/". Giving up.
AUR 0.29.1-1 5 http://aur.archlinux.org 0.29.1-1
Ubuntu whohas 0.29.1-1 179K all http://packages.ubuntu.com/xenial/whohas
Ubuntu whohas 0.29.1-1 179K all http://packages.ubuntu.com/bionic/whohas
Ubuntu whohas 0.29.1-1 179K all http://packages.ubuntu.com/focal/whohas
Ubuntu whohas 0.29.1-1 179K all http://packages.ubuntu.com/groovy/whohas
Ubuntu whohas 0.29.1-1.1 179K all http://packages.ubuntu.com/hirsute/whohas
NetBSD whohas 0.29.1nb2 192K 2020-09-01 misc https://pkgsrc.se/misc/whohas
Couldn't fetch "http://ftp.openbsd.org/pub/OpenBSD/6.0/packages/i386/". Giving up.
Source Mage whohas 0.29.1 test
Source Mage whohas 0.29 stable
Debian whohas 0.29-0.3 189K all http://packages.debian.org/jessie/whohas
Debian whohas 0.29.1-1 180K all http://packages.debian.org/stretch/whohas
Debian whohas 0.29.1-1 180K all http://packages.debian.org/buster/whohas
Debian whohas 0.29.1-1.1 180K all http://packages.debian.org/bullseye/whohas
Debian whohas 0.29.1-1.1 180K all http://packages.debian.org/sid/whohas

という感じで表示されます。検索は、各ディストリビューションの検索サイトを使って行い、その結果を表示するということをやっています。そのため、似たようなパッケージなども表示されるときがあります。複数のバージョンが表示されるときもあります。
対象となるディストリビューションはArch, Debian, Fedora, Gentoo, Mandriva, openSUSE, Slackware (と linuxpackages.net), Source Mage, Ubuntu, FreeBSD, NetBSD, OpenBSD, Fink, MacPorts, Cygwin and OpenMoko です。ただ、openSUSE については、うまく検索ができないようです。ソースコードが期待している結果が返ってきてないのかもしれません。
あるパッケージの移植状況などを調べるときには重宝しそうです。

パッケージ名 wmutils
バージョン wmutils-1.4-1.9
結果 ◎
詳細
X のウィンドウに対して情報を得たり種々の操作をするコマンドラインツールです。たとえば、現在のウィンドウのサイズを調べるには、pfw コマンドを使ってウィンドウの ID を取得し、wattr コマンドでサイズを取得します。

以下の機能が用意されています。

  • chwb - change window's border
  • chwso - change window's stacking order
  • ignw - ignore/unignore window
  • killw - kill windows
  • lsw - list windows
  • mapw - map/unmap windows
  • pfw - print focused window
  • wattr - show window's attributes
  • wmp - move the mouse pointer
  • wmv - move a window
  • wm_wtf - focus a window
  • wrs - resize a window
  • wtp - teleport a window

スクリプトなどでウィンドウの制御をするときには便利に使えそうです。

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