packagesの説明文書を訳しつつ、使えるものを探してみました(C編その1)
By ribbon @
2022-01-17 20:09
今回は chafa を紹介します。
chafa は、種々のグラフィカルデータを、コンソール上に表示するためのツールです。ASCII/Unicode文字やsixel 拡張を使ってコンソール上に表示します。コンソールに表示するときには、コンソールがどのような表示機能を持つかによって、表示方法を変えます。たとえば、/usr/share/cups/ipptool/color.jpg にある花の画像を変換すると、以下のようになります。
teraterm の場合

ASCII 文字列を使って表示するので、かなり荒い感じになります。
しかし、rlogin を使うと、以下のようにもっときれいに表示できます。

これだと、ほとんどイメージ表示ツールで表示したのと差がありません。rlogin は sixel 拡張などを使えるので、より良い条件で表示しているものと思われます。ちなみに、chafa を使って rlogin 上に表示するとき、文字を使って表示、と指定しても、以下のように teraterm よりかなりきれいに表示できます。

コンソールで繋いでいる状態の時、画像を確認したいときに使うと便利だと思います。
なお、上記の画像はすべて、データ量圧縮のため、256色に減色しています。