Weekly News の翻訳

By HeliosReds @ 2008-10-15 17:27

いつの間にか openSUSE Weekly News の翻訳責任者扱いされて逃げ場を失いつつあるような…。

ことの発端は、OSC の会場で、顔を出してくれた belphegor-belbel 氏(現在 openSUSE のローカライズをほとんど一手に引き受けてくれている方)を Zonker に引き合わせたところ、Zonker が彼に対して「ニュースの翻訳をしてもらえないか」と打診したことに始まります。

ローカライズならば(リリース予定から逆算される締切りはあるにせよ)自分のペースでコツコツ進められるが、ニュースとなるとそれなりに即時性が求められる…ということで、 belphegor-belbel 氏は日本語 ML に協力者募集の投稿。行きがかり上私も手伝わないわけにはいかないだろうということで、試しに先週出た第41号を翻訳してみてどの程度手間がかかるものか感触をみてみたんですが…。

英語版原文に日本語版へのメタリンクを張っておいたらどうやら Weekly News の責任者である Jan-Simon Möller に見つかってしまったようで、今週の第42号で「Weekly News が日本語でも読めるようになりました」とアナウンスされちゃったではありませんか!

しかも、昨晩 X-Chat を立ち上げて IRC の #opensuse-project チャンネルにつないだまま寝てしまっていたら、寝ている間に Jan-Simon Möller からメッセージが届いていて、これからのことについて「よろしく」とか言われちゃってるし(笑)。…まったくもって油断も隙もあったもんじゃありません!

…ということで、これから息が続く限り毎号、翻訳が中途半端なままになってしまうこともあるかと思いますが、せっせと日本語ページを作っていこうと思ってますんで、どうぞよろしくお願いします。なお、引き継いでくれる方(笑)、手伝っていただける方は常時 Welcome! ですので、連絡お待ちします。

米国に次いで日本国内でも7月16日から「コミュニティ・パテント・レビュー」が試行されているのをご存知ですか?

先行する米国では、米特許商標局が、IBM、Open Source Development Labs(OSDL)、オープンソースソフト(OSS)コミュニティー、学術界とともにイニシアチブを立ち上げ、下記の3つの取り組みを行っています。

  • Peer to Patent (旧名称:Open Patent Review)
  • Open Source Software as Prior Art
  • Patent Quality Index
(ITmediaで取り上げられたニュース記事: 「米特許商標局、OSSコミュニティーとともに特許改善を目指す」2006年1月11日)

日本で試行が始まった「コミュニティ・パテント・レビュー」は、米国の「Peer to Patent」に倣ったもので、企業や大学等の研究者・技術者等からなるコミュニティのレビュアーが、インターネット上で、先行技術の提示や特許性についての評価等の特許出願に対するレビューを行い、その結果、有益な先行技術を、特許審査の際の参考資料として特許庁審査官に提示するシステムです。

現在、情報分野等における技術知識を有する研究者、技術者又は知的財産担当者等を対象にレビュアーの募集が行われています。ご興味のある方は下記URLにアクセスして、レビュアーとして登録されてみてはいかがでしょうか?

Community Patent Review: http://www.cprtrial-iip.org/

レビュアーの役割って?

特許出願されたもののうち、期間内(出願から3年以内)に出願審査の請求があったものについては、特許庁審査官による審査を経て特許査定となった後、設定登録(特許料納付)が行われたものについて特許権が発生します。

(特許庁ホームページ:「特許権を取るための手続」

「コミュニティ・パテント・レビュー」におけるレビュアーの役割は、「特許庁審査官による審査」に関してレビュアーの有する技術的知識を提供することです。

具体的な例で考えてみましょう。

  1. あるソフトウェア企業から特許出願された技術が、あるオープンソースソフトウェアにおいて既に実装されている技術(=先行技術)であった
  2. その出願を審査する特許庁審査官がそのオープンソースソフトウェアに関する情報を知らない、もしくは、その情報を入手できなかった
  3. その特許出願された技術が、特許査定され特許権を得る

という様に、特許出願された技術に対する先行技術があるため、実際には無効な(新規性又は進歩性がない)特許が発生してしまうことがあります。
こういったケースにおいて、レビュアーが「その特許出願された技術は、既に○○というオープンソースで実装されていますよ。」という知識を提供することで、無効な(新規性又は進歩性がない)特許が発生してしまうことを未然に防止することができます。

「コミュニティ・パテント・レビュー」に関してご関心のある方へ

「コミュニティ・パテント・レビュー」には関心があるけど、「仕組みがよくわからない」、「特許明細書を読むのは難しい」という方がいらっしゃいましたら、弁理士さんのご協力を得てセミナーを開催することもできます。セミナー開催を希望される方は、本記事にコメントしてください。

<<Wednesday, June 11th, 2008 by Joe Brockmeier>>

openSUSE プロジェクトは、openSUSE ビルドサービス 1.0 の最初のリリース候補版をリリースしました。このリリース候補版により、openSUSE の構築にコミュニティが公式に参加できる体制をサポートするためのすべての機能が実装されました。これにより、開発者は build.opensuse.org で openSUSE に対して直接寄与することができるようになりました。

openSUSE ビルドサービスは当初から、パッケージやソリューションの構築において各グループが緊密に作業できるように、シンプルな協力システムを提供してきました。1.0 RC 1 リリースは、ビルドサービスを openSUSE の Factory ディストリビューションのようなより大きなプロジェクトに拡大するために、以前から備わっていた機能をより良いものとしました。

コントリビュータ(貢献者)にとって、今回の変更は以下のような意味を持ちます。

  • 誰でも、公式パッケージャまたはパッケージチームによりメンテナンスされた開発真っ最中のパッケージを探し出すことができます。コントリビュータは、その開発中のバージョンに対する変更を提案することができます。
  • どんなコントリビュータにも、自分が変更した分をプロジェクトに取り込んでもらうべくリクエストすることができるように、提案を処理し、通知するシステムが実装されました。
  • 寄与された提案を取り込む前の段階で、品質の検証ができます。提案された変更が誰にとっても納得のいくものか、テスト構築してみることができます。
  • ブランチ処理機能が改善されました。パッケージのブランチをセットアップすることが容易になりました。ブランチはオリジナルのパッケージと同様に構築することが可能で、なおかつ変更を加えることも可能です。
  • 1.0 において、ソース処理が改善されました。これによってブランチを保守することが容易になり、すべてのコピーを取ることなく変更部分の履歴を取り置くことができるようになりました。このため、パッケージの最新版を元にしたフィーチャーを保守することが容易になります。ビルドサービスは、変更した要素を含む最新のパッケージを自動的に構築します。

これらの機能の大部分は、サーバサイドで実行されます。残りの部分については、コントリビュータが新機能の恩恵を受けられるよう、様々なビルドサービスのクライアント上で実行されます。

ビルドサービスチームはこの他にも、システムがより柔軟性に富み、使いやすくなるように、たくさんの小さな改善やバグフィックスを行ってきました。

openSUSE ビルドサービスは今や、協力体制を作るうえで”機能的な部分は完成した”と言えるでしょう。しかし、チームはユーザから多くのフィードバックがあることを期待しています。なぜなら、今やこれがディストリビューションの標準作業ツールとなっているからです。私たちはこのフィードバックに基づいてビルドサービスを改善するアップデートを今後もリリースし続けていきます。コントリビュータは、メーリングリストや Freenode の #opensuse-buildservice チャンネル上でビルドサービスについて語り合うことができます。

<< Translated by Satoru Matsumoto>>

※原文はこちら

openSUSE 統合フォーラム稼働開始

By HeliosReds @ 2008-06-11 11:13

<<Tuesday, June 10th, 2008 by Joe Brockmeier>>

openSUSE プロジェクトは、openSUSE の3大英語専用サポートフォーラムである openSUSE Novell サポートフォーラム、suseforums.net、そして suselinuxsupport.de が統合された forums.opensuse.org が稼働を開始したことを、ここに報告いたします。forums.opensuse.org において統合されたフォーラムは、openSUSE コミュニティのために、サポートを求めることも openSUSE について語ることもできる場を提供します。

このフォーラムは、suseforums.net、suselinuxsupport.de、そして Novell フォーラムのスタッフがお互いに協力し合うことにより6月9日より稼働を開始しました。

この新しいインフラは、最高級のサービスを提供するために Novell の openSUSE プロジェクトに対するサポートの一部として Novell によりホストされています。

forums.opensuse.org に配置されたフォーラムは、早速利用可能となっています。Wiki、Bugzilla、その他のサービス用に既に openSUSE のアカウントを取得しているユーザは、そのままそのユーザ名をこのフォーラムでも使うことができます。suseforums.net と suselinuxsupport.de のユーザは、forums.opensuse.org で新しいアカウントを作成することができます。

稼働が開始したことをもって、フォーラムチームが openSUSE コミュニティをサポートするために新機能を追加する手を休めることはありません。統合フォーラムは、すべての openSUSE ユーザと貢献者に、交流したりお互いに助け合うためのより良い方法をもたらすための第一歩でしかありません。

このフォーラムについて質問やコメントがありましたら、フォーラムのスタッフは Freenode の以下の IRC チャンネル 上で見つけることができるはずです。
#opensuse-forums

<< Translated by Satoru Matsumoto>>

※原文はこちら

forums.opensuse.org 間もなく始動

By HeliosReds @ 2008-06-07 03:30

すでに3月にはその計画が発表されていましたが、いよいよ9日から forums.opensuse.org(6/7現在、まだ利用はできません)が動き始めるようです(アナウンスメント)。

この forums.opensuse.org というのは、suseforums.net、suselinuxsupport.de、forums.novell.com の”openSUSE support forums”という3大(英語)ユーザ・サポート・フォーラムを統合したもので、opensuse.org のユーザアカウントでそのまま利用できるものとなります。

フォーラムと聞くと、思い出すのは先日の Linux World での .org パビリオンのパネルディスカッションで聞いた、日本LDAPユーザ会/日本Sambaユーザ会の小田切さんのお話。

従来のオープンソース開発コミュニティにとって情報交換メディアのメインだったメーリングリストは、どうも、若い世代にとってはちょっと敷居が高いものらしく、新規参加者が少なく、また、投稿される量なども減少傾向にある。彼らにとっては、フォーラムだとか BBS だとかに書き込む方が気楽で、質問等もむしろそちらに投稿することが多いようだ。ところが、そういった質問に回答してあげられるだけの知識、経験を持っている「おじさん世代」にとっては、メーリングリストであれば質問は放っておいても自分の元に届くので「いっちょ答えてやるか」という気持ちにもなれるが、どんな質問が上がっているかわざわざこちらから覗きにいかなければならないフォーラムや BBS だと、どうしても面倒に感じてしまう。結果、フォーラムや BBS に投げられた質問に対してはあまり有効な回答が付かないか、あるいは中途半端な知識しか持っていない者による不正確な回答が氾濫しやすくなる。

確かに、opensuse-ja メーリングリストを見てみても、けして活発にやりとりが行われているとは言い難いし、他のコミュニティのメーリングリストを覗いてみても、やはり似たような状況。かたや、OKWave のような質問掲示板には毎日かなりの量の投稿が集まるし、openSUSE についてだけ見ても、2ch の方がむしろ活気があったりする。

質問する側からすれば、入り込みやすいフォーラムは魅力でしょうが、問題となるのは、回答してあげられる知識とモチベーションを持った人をどれだけ集められるか。今回の本家での動き、しばらくその成り行きを見ていって、盗めそうなノウハウはどんどん盗んでいきたいものです。

DistroWatch の”ページヒットランキング”で、デフォルト表示の “Last 6 months” だと首位は Ubuntu なのですが、集計期間を “Last 7 days” として表示すると、(6/6)現在、 openSUSE が首位に立っています。

distrowatch_hpd_ranking_7days_20080606

ZDNet のブログ(英語)でも「もし Ubuntu をフォルクスワーゲンだとするなら、openSUSE はメルセデス・ベンツだ」と評価されているようで、11.0 のリリースに向けて皆さんの注目が集まってきているようです。

SLE10SP2

By tokamoto @ 2008-06-05 23:09

SUSE Linux Enterpriseの最新版、SLE10SP2がリリースされていますので、よろしければお試しください。

何が変わったの? (英語)

あと、WindowsやRHELを、XenのFullvirtualizationで動かすには、Paravirtualドライバを入れるのがオススメ。

ところで、SUSE Linux EnterpriseにはSDKがあるのをご存知でしょうか?

今日、お客様のところで「SLES10でSubversionを使いたくていろいろやったんだけど、結局SDKっていうものがあることに後から気づいた」とのことでしたので、ノベルの告知不足ですね。

内容物一覧

これまでSLE10にパッケージがないときは、10.1のリポジトリをインストールソースに追加して持ってきていたのですが、先日消えてしまいましたのでメディアかリポジトリをコピーしていないとこれはダメですね。

今なら、openSUSE Build Serviceで探すのがよいかな。

 

個人的には今回のリリース、以下のところが気に入っています。

  1. Xen
    • Windows Server 2008が結構速く動く
    • FullvirtualizationでWindowsなどがLive Migrationできる
    • blktapが裏技を使わなくても使える
  2. heartbeat 2.1.3でorder制約をつけたcloneリソースがちゃんと使えて片系障害時にもマトモに動作する
  3. OpenOffice.org 2.4 Novell Editionで、最近のMicrosoftからのダウンロード物が.*xなので、これに苦労しない