packagesの説明文書を訳しつつ、使えるものを探してみました(F編その2)
By ribbon @
2021-12-07 00:06
この記事は openSUSE Advent Calendar の7日目です。
今回は filelight を紹介します。
filelight はグラフィカルにファイルの使用量を表示するツールです。KDE 環境が必要です。起動すると、以下のように、おそらくマウントポイント単位でディスクの使用状況をドーナツ状のグラフで表示します。

色が付いているところをクリックすると、その部分をドリルダウンして詳細を表示していきます。


また、特定のディレクトリについては調査対象外とすることもできます。既定では、/dev,/proc,/sys,/root が除外対象になっています。

そのほかにも、注目しているところをズームインしたり、画像を SVG 形式で保存できる機能もあります。
ただ、ドリルダウンは、最初の状態、すなわちマウントポイント毎の表示画面には戻れません。あるマウントポイントのトップまでしか戻れません。別のマウントポイントの状況を見るときには、一旦 filelight を再起動する必要があります。/homeや/var などをそれぞれ別パーティションにしてマウントしている場合には少々不便です。
ただ、その点を考慮に入れても、状況をグラフィカルに見ることができるのはとても便利です。気軽に使えるツールとして常用しても良いと思います。
なお、filelight は、Windows 版もあります。Microsoft Store で入手が可能です。