openSUSE 11.4 で Mozc を使う
初投稿です。
先日 M17N プロジェクトに Mozc を追加しました。
Mozc は Google によって開発された日本語入力エンジンです。Windows や Mac OS X 向けに提供されている Google IME とは変換に用いる辞書が異なり、オープンなものに置き換えられています。
間に合えば、11月に公開される openSUSE 12.1 に搭載される予定です。(標準の IM エンジンは Anthy)
2011/10/15 追記: 12.1 への搭載は見送られました。今度のバージョンについては利用者数などに応じて判断が変わる可能性があります。議論は是非 opensuse-ja の ML にて。12.1 も以下の手順で導入することになります。
2011/11/17 追記: 12.1 用のリンクを追加しました。11.4 用のリンクを修正しました
以下の手順で 12.1 の公開を待たずに、11.4 や Thumbleweed でもインストールして使うことができます。
SCIM から使用する場合
scim-mozc をインストール
11.4 向けの 1-click インストール
12.1 向けの 1-click インストール
IBus から使用する場合
ibus-mozc をインストール
11.4 向けの 1-click インストール
12.1 向けの 1-click インストール
- ibus-gtk, ibus-qt を忘れずに
- x86_64 で 32bit アプリケーションを使う場合はibus-*-32bit も
- ibus-gtk-32bit: FlashPlayer (32bit), Adobe Reader
- ibus-qt-32bit: Skype
emacs から使用する場合
mozc のみがインストールされていれば使用可能。scim-mozc または ibus-mozc と同時にインストールされます。
11.4 向けの 1-click インストール
12.1 向けの 1-click インストール
emacs を起動時に mozc を使えるようにするには、.emacs に以下のコードを追加して下さい。
(require ‘mozc)
(setq default-input-method ‘japanese-mozc)