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2017年1月15日の記事で、firstboot的な機能をautoyastに埋め込む例を紹介しました。しかし、当該記事では、うまくいかない場合があることが分かりました。記事中では

<scripts>
<post-scripts config:type=”list”>
<script>

と言う記載がありましたが、ここが問題でした。

実は、autoyastで、設定後、各種スクリプトを動かすための設定方法は
マニュアルにきちんと書いてあります。<scripts>の次のタグの記述で、どのタイミングでスクリプトを動かすかを決められるのです。そして、<post-scripts>の場合には、再起動後YaSTが各種設定をしている中でスクリプトを動かします。これがどういう問題を引き起こすかというと、スクリプトの中にzypperコマンドでリポジトリを設定しようとするときに、ファイル競合を起こして設定が出来ないという問題が発生してしまうのです。

そこで、<init-scripts>に切り換えて、各種daemon等が起動したあとに、スクリプトを実行するようにします。そうすることで、zypper コマンドが正しく動くようになりました。

google での検索では、当該マニュアルまでうまくたどり着けなかったのですが、/usr/share/doc/packages/autoyast2/ 配下にマニュアルがあり、そこを参照することで原因と対策が分かりました。やはり、マニュアルは読むものですね。

 

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