openSUSE.Asia Summit 2018 Taiwan

By ftake @ 2018-09-04 23:27

2018年8月10日〜13日にかけて、台湾の台北で openSUSE.Asia Summit が開催されました。今年は台湾最大のFLOSSコミュニティイベントであるCOSCUPとGNOME.Asia Summitとの共催で盛大に開催されました。

3日間のイベントの内訳は次のとおりです:

  • 10日(金): Community Day @SUSE Taiwan
  • 11日(土)、12日(日): メインカンファレンス @台灣科技大學
  • 13日(月): 1 day ツアー

ウェブサイト:

旅の準備

たまには、海外カンファレンスへの参加の準備方法も書いておきたいと思います。

まず気になるのは航空券と宿の確保ではないでしょうか?簡単に手順を紹介します。openSUSE には旅費の最大8割を支援するTravel Support Programというものがあります。これを申請するとき(発表投稿時)までに、航空券と宿代をある程度見積もっておく必要があり、早めに決めておく必要があります。また、本当はTSPの申請の承認が終わるまで買わないようにという指示がありますが、直前になると値段も高くなるので、TSP の結果(支援金額)によらず参加する場合は、早めに手配してしまいましょう。今回は2ヶ月前に予約していました。

手配の方法にはいくつかあります:

  • 航空券とホテルをそれぞれ手配する
  • 航空券とホテルがセットになったパックプランを旅行代理店経由で手配する

私の場合は、基本的に前者の方法を使います。後者の方法だと安くで入手できる場合や、空港からの送迎が付いていたりしますが、基本2人以上のプランばかりなのと、ホテルがカンファレンス会場にアクセスの良いところが選べないことがあるのが難点です(今回の台北は困らないのですが…)。

次は、航空券をどうやって買うかです。とりあえず、航空券の価格比較サイトで価格を調べながら、旅程と便を決めます。今回は特にお盆休みでしたので、日程や便によって大きく価格が異なりました。このとき LCC には、手荷物の料金が含まれていないため、追加費用を足すのを忘れないようにしましょう。

今回は木曜日の夜発(定時ちょっと前まで仕事できる時間)、水曜日の夕方発にして、ほとんど普段の価格の Eva Air(長榮航空)にすることにしました。LCC は夏休み価格になっていたので、価格は逆転していました。LCC の遅延、欠航リスクについては、修太さんのレポートを見て下さい。

どこから買うと安いかも比較サイトから分かるのですが、基本的には航空会社のウェブサイトから直接買っています。旅行代理店を通して買ったりすることもできますが、手数料がかかるところだと融通が利いたりしますが、間に挟まるものがあるので面倒なことになることもあります。

宿はオンライン予約サイトがいっぱいあるので、どれかを使いましょう。今回は Booking.com でした(前回の台湾は楽天でした、Expedia や Hotels.comを使うこともあります)。Booking.com は部屋の種類ごとに写真がたくさんあるのと、予約時に宿へのリクエストをチェックボックス形式 + 自由記述で書いて送れるのが便利です。グレードは日本で言うビジネスホテルクラス、場所は深夜着で、高速バスを降りてからの足がないので台北駅から徒歩圏内で探しました。あんまり評価値は気にしすぎなくても良いかと思いますが、酷すぎるレビューコメントがついていないか気をつけましょう。

両替についても一応。私の場合は海外キャッシングを有効化したカードを持っていき、現地の ATM で引き出しています。どうしても国内で両替したい場合は、横浜などの主要駅近くの銀行の外貨両替コーナーか成田空港で両替できますが、手数料が高めです。現地についてから空港で両替もできます。

観光をする場合は、観光ガイドを1冊持っていくのがおすすめです。オンラインでも調べられますが、やっぱりまとまった情報にぱっとアクセスできると便利です。2015年の Asia Summit のときに買った「地球の歩き方」を持っていきましたが、九份や十分のバスの本数や料金、入場料などがすっかり古くなっていました。

最後に、海外旅行保険入っておきましょうね。オンライン申し込みで低価格なものや、クレジットカード付帯の保険があります。

移動日

台風が来るということで、木曜日の午後を休暇にしておきました。台風は朝には過ぎ去ってしまいましたが、早めに成田空港に移動しました。

空港に行って、まず中華電信の SIM カードを入手。地下のテレコムスクエアのカウンターで開通日 + 5日間使えるちょうどよい SIM カード(これ以外はない)が1400円で手に入ります。到着が23時を過ぎるので、現地では翌朝まで買えず、駅から宿に移動するときに使えません。

1日前の同じ便が23時間遅れで飛んでいきましたが、乗る便はほぼ定刻通りに出発でした。

そして、台北桃園到着。もう2度目なのでさっさと現金を引き出して、高速バスに乗って台北駅まで行き、深夜の町を歩てホテルにチェックイン。宿は写真詐欺ではなくてよかったです。

Community Day

金曜日は Community Day でした。今回は規模が大きなイベントで、密なコミュニケーションができない懸念があったため、前日に openSUSE コミュニティだけのイベントを設定しました。会場は SUSE / Micro Focus の台湾オフィスの会議室で、ピザとフライドチキン(定番の組み合わせだそうです)を食べながら、Board の Ana と Simon と議論をしました。ビールメーカーに依頼して作った openSUSE.Asia Summit ラベルのビールも用意されました。

最初の話題は GSoC の学生の集め方でした。東アジアでやるにはやっぱり言葉の壁が大きいので、ローカル言語で話せるメンターが必要であること、教員を通して学生にアプローチすることが重要であること、告知がまだまだ足りていないことが挙がりました。

鎌田さんが中心となって行っている日本での openSUSE Leap ユーザガイドの翻訳の話も紹介し、公式化できないかという提案もしました。これについては、今はページごと(doc.opensuse.org)に GitHub プロジェクトがあるので、まずはそこで Issue を発行して議論すること、翻訳プラットフォームの Weblate に持っていきたいよねということを確認しました。

持っていった Geeko Magazine は大人気。各パラグラフの要約だけ作れば、翻訳版を作れるんじゃないかという声がありました。また、イラストを描いてくれるような人が他の地域にはいないので、Geeko Magazine の表紙はすごいとのことでした。

Community Day は少し早めにお開きにして、夜は3イベント合同の Welcome party へ移動。会場は台北101が見える屋上テラスのあるクラフトビールレストランでした。

openSUSE Board の Ana と Simon と、インドネシアの Edwin、日本から参加した榎さん、井川さん、大村さんと。

1日目

公館駅でインドネシアメンバーに呼び止められ、みんなでぞろぞろと会場へ移動しました。まだ準備中の会場でしたが、まず目に入ったのが、壁に貼りだしたタイムテーブルでした。スケジュールはチケットにもなっている COSCUP アプリからも確認できるのですが、発表がどの言語で行われるかが分からないため、この紙か Web サイト上のプログラムで確認していました。

開会式では、openSUSE Board の二人が挨拶。

その後に COSCUP キーノートで台湾のデジタル大臣のAudrey Tang氏 による講演がありました。細かい内容は YouTube を見ていただくとして、オープンソースの定義から話が始まり、Social Innovation Lab(共創スペース)についての説明がありました。

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筆者の発表は openSUSE のトラックの2番目でした。今回は Input Method Framework (IMF) には、今後必要なことについて話しました。3年前は複数の IMF を切り替える話だったのですが、主に GNOME 方面で IBus 一本化が進み始めているので、IBus の課題という観点から話しました。残念ながら、韓国の成さんの IM についての発表が同じ時間帯で、そちらを聞きに行った人が何人か…。


井川さんの発表の様子です。IKEA の LACK/ラック を逆さまにしてサーバラックにするところでは、みんな写真を撮っていました。

openSUSE.Asia Summit での発表だけでは無く、日本のFLOSSコミュニティとしてブース出展もしました。のんびりとブースの設営を行ったあとがこの状況です。机の上には東海道らぐの島田さんがかき集めてくれたステッカー、Geeko Magazine などの書籍、OSC などを紹介するディスプレイが並びました。前日深夜の飛行機が飛ばなかったため Linux User はまだ届いていません。

openSUSE ブースではシールを貼った飲み物を配布していました。OSC と違い、食べ物系が多いです。

夕方、各トラックで一通りのセッションが終わったところで、メインホールで SUSE の執行役員の Ralf によるキーノートが行われました。会場は立ち見が出るほど満員でした。

夜は各部屋にテーマ毎に分かれて BoF です。openSUSE の BoF では、まず、これまでの開催の写真が集まったアルバムの受け渡しを行いました。

openSUSE.Asia Summit x COSCUP x GNOME.Asia 2018

続いて openSUSE.Asia Summit 2019 の開催地決定に向けてのプレゼンテーションです。今回からこれまでよりかなり早く募集を行い、開催地を決定するようプロセスを変更しました。事前にインドネシアのバリと、インドのファリダバッドが立候補しており、それぞれのプランの紹介と Q&A が行われました。10月には開催地が決まる予定です。

2日目

朝、参加者が集まる前にプログラムの張替えが行われていました。1枚1枚手作業です。

2日目は GNOME.Asia のキーノートで始まりました。写真は GNOME 関連プロジェクトの管理インフラを GitLab に移行した話です。

openSUSE.Asia トラックの1件目は小笠原さんの発表で、最新の LibreOffice を openSUSE で立ち上げる話でした。到着が間に合ってよかったです。

その裏側では openSUSE Board の Simon が openSUSE への貢献方法などを紹介していました。

中国(北京)の Sunny の発表では、過去の summit の参加者数や、ロゴコンテストの結果などを紹介し、これまでの openSUSE.Asia Summit を振り返りました。

その次は修太さん。DRBD についてでした。

インドネシアの Edwin の発表は “Maintaining the Good Spirit” というタイトルで、インドネシアのopenSUSEコミュニティの実例を交えながら、どのようにコミュニティを育てていくかという話でした。ただ、以下のウェブサイトから引用したという3つのオプションの真意が分からず、みんなで混乱しました。コミュニティが大きくなると、どのようにそのコミュニティのある種の品質 (the good spirit) を保っていくのは大変です。

How To Maintain A Great Community Spirit As Your Community Grows

成さんと一緒に写真を取ろうと、ブースで。

ブースも荷物が届いて完成形に。

「日本のコミュニティ」ブースは FOSS Asia (シンガポールで毎年開催されるカンファレンス) と Hong Kong Open Source Conference に囲まれていました。FOSS Asia を挟んで隣は Wiki Media で、博物館と連携したりしているそうです。

2日間を締めくくる閉会式の写真です。たくさんの並行セッションがあり、一つ一つのセッションはそんな混雑していないような感じがしますが、閉会式で集まると1つの部屋に収まりません。閉会式前のライトニングトークも入れませんでした。

閉会式後は COSCUP のスタッフの打ち上げに招待してもらいました。台湾の海鮮料理のお店で豪華な晩御飯でした。国内のイベントでこんな豪華な打ち上げはないですね。

打ち上げ後、お店のすぐ前が饒河街夜市だったので、毎回夜市に行けなかった小笠原さんを連れてちょっと見学へ。

1 day tour

COSCUP は終わってしまいましたが、GNOME.Asia と openSUSE.Asia はまだ続きます。月曜日は発表者向けの 1 day ツアーでした。

行き先は故宮博物院と台北101で、2015年に個人的に回った場所と同じになってしまいました。故宮博物院では、今回のツアーの添乗員さんが色々と説明してくれました。

台北101は天気が良かったため、前回行けなかった屋外展望台が開放されていました。この天気でもいつ土砂降りの雨になるか分からないので、夜景スポットの山の上に行くのは中止になりました。

夏にしか食べられない(2015年は12月)マンゴーかき氷も食べました。複数人で食べるのが基本だそうです。

まとめ

今年もopenSUSE.Asia Summitは盛大に開催されました。

openSUSE.Asia Summit はこれまでの Contributor だけではなく、誰でもが参加できるイベントです。地理的な条件によらず参加できるよう、旅費支援プログラムも用意しています。来年はどこで開催されるか決まっていませんが、ぜひ参加を検討してみて下さい。

おまけ: 観光編

丸1日確保してあった翌日は、台北市内から東に少し離れた九份、十分、基隆を巡ってきました。

OSC Nagoya 2018 参加報告

By kimitoboku @ 2018-05-22 21:26

5月19日(土)に開催されたOSC名古屋2018に出展しました.

OSC名古屋では,openSUSEが得意とする仮想化環境の構築についてのセミナーを行いました.

また,openSUSEによって構築されたKVM環境にて,GPUとUSBパススールを行い,仮想マシンのWindows10上でVRゲームを行うというデモの展示も行いました.

その他

openSUSE では、Dコンパイラが用意されていて、リポジトリを追加すれば使えるようになります。
リポジトリの情報は
https://software.opensuse.org/download.html?project=devel%3Alanguages%3AD&package=dmdにあります。
ただ、openSUSE 42.3 ではこのままでは動きません。Dコンパイラでコンパイル後、リンクに失敗します。対処法は
https://github.com/skilion/onedrive/issues/252に書いてあるように、phobos-devel-static を追加します。

この記事は openSUSE News の翻訳です。英語が得意な方はぜひ原文をご覧ください。(超特急の和訳のため、お見苦しいところがあるかと思います。)
Ana María Martínez Gómez, CC-BY 4.0
昨年の秋の openSUSE.Asia Summit Tokyo で GSoC について講演をした Ana より、ぜひ日本の学生の皆さんに、GSoC に参加して貰いたいと連絡がありました。

openSUSE の GSoC プロジェクトへの参加に関連して、日本語でのサポート等が必用でしたら、日本のコミュニティメンバーまでお気軽にお問い合わせ下さい。


openSUSE は今年もまた Google Summer of Code (GSoC) に参加します。GSoC は夏の3ヶ月間の間、実際のオープンソースプロジェクトに貢献した学生に奨学金を給付するプログラムです。この記事では、かつての GSoC 学生であり、メンターでもある私の経験を紹介します。また、プログラムの詳細について説明し、ぜひ学生の皆さんには GSoC を通して openSUSE の開発に関わって欲しいと思います。

Why open source and openSUSE?

まずはじめに、どうしてオープンソースの開発に関わるべきなのか?と思うかもしれません。皆それぞれが異なる理由がありますが、私にとっては次の3つです:

  • 楽しい: 最も重要な理由はそれは楽しいと言うことです。openSUSEには、素晴らしいカンファレンス、世界中にいるGeekoたち、Geeko クッキー、openSUSEビール、素敵なステッカーがあります。そして最も重要なこと、働いていて楽しいです!
  • 多くを学ぶことができる: 多くのプロジェクトでは、どんな1行のコードであれレビューされます。これはコードの品質がよくなるということだけではなく、もし間違ったことを書いたのであれば、誰かが教えてくれ、それを改善することができます。オープンソースでは、間違いをすることはまったく問題ありません。このように直してくれる人を持つことは、学習するのに最も良い方法です。
  • 人々: 私と同じことに興味を持ち、世界中の真に技術力の高い方々と仕事をする機会があります。

Why GSoC?

初めることはいつだって難しいものです。しかし、独りで初める必用はありません! openSUSE では、いつだって手伝ってくる人を見つけることができるでしょう。GSoC ではこれがもっと簡単です。このプログラムの最も良い特徴は、期間中を通して最低1人(多くの場合は2人)のメンターがいつでも付いていることです。さらに、実世界で使われているプロジェクトで働くことになるでしょう。あなたが作成したすべてのコードはオープンソースライセンスでリリースされ、それにより、誰でもがこのコードにアクセスし、使い、研究し、変更し、共有することができます。最後に、国ごとに異なりますが、2,400 〜 6,600 ドルの奨学金を受け取ることができます。

Projects

openSUSE では Ruby on RailsPerlRubyHTML/JavaScriptC/C++ などで書かれたプロジェクトを見つけることができます。今年の GSoC の期間中は、openSUSE の中でも中心的で最も大きいプロジェクト、Open Build ServiceopenQA そして YaSTで働くことができます。これらのプロジェクトは働くのには挑戦的なプロジェクトではありますが、恐れる必用はありません。たくさんのことを学ぶこともできます。あなたのメンターと他のopenSUSEの開発者が助けてくれることも忘れないで下さい!

もっとシンプルなプロジェクトもあります。例えば Trollolo はどんな大学生でも Ruby で始めることができるプロジェクトです。学びたいと思うことは過去の経験や知識よりもずっと大切です。

我々のメンタリングページですべてのプロジェクトとより詳しい情報を見つけることができます: http://101.opensuse.org もし openSUSE のプロジェクトがあなたの期待に合わなければ、他の組織のプロジェクトを調べてみて下さい: https://summerofcode.withgoogle.com/organizations。興味があり、できる限り学ぶことができると思えるプロジェクトを見つけることが大切です。

Let’s do it!

GSoC への申し込み期間は3月12日に始まりますが、既に参加組織とプロジェクトを見ることができ、あなたにとって最も良いものを見つけることができるようになっています。また、これから3ヶ月間一緒に働くことになるので、プロジェクトの人々に連絡を取ることも重要です。さらに、申請したいプロジェクトに少なくとも1回の貢献をしてみることをおすすめします。これによって、そのプロジェクトがあなたに合ったプロジェクトか分かり、よい参加プロポーザルを書くのに役立ちます。たくさんのプルリクエストを送る必用はありません。量よりも質が重要です!

 

もし、よくわからないことがあれば、迷わずに私達に連絡して下さい。Twitter で @opensusementors 宛につぶやいても構いませんし、メーリングリスト (opensuse-project@opensuse.org) に投稿しても、メンターに直接連絡しても構いません。連絡を頂けることをお待ちしています。ですので、恥ずかしがらないで下さい!

私の名前は Ana María Martínez です。GSoC の学生として、openSUSE での活動を始めました。それ以来、openSUSE の中と外でいくつかのオープンソースプロジェクトに継続的に貢献しています。現在ではSUSEのOpen Build Service のフロントエンドチームで働いており、GSoC  での openSUSE 関連のプロジェクトのメンターをしています。GitHub (@Ana06) で見つけるか、メール (anamma06@gmail.com)、Twitter (@anamma_06), IRC (@Ana06)、またはこのブログポスト(訳注: 原文の投稿です)にコメントを残すことで連絡を下さい。

OSC 2018 Hamanako, Tokyo/Spring 参加報告

By ftake @ 2018-02-26 23:45

2月11日にOSC 2018 浜名湖、2月23日、24日に OSC 東京に出展しました。

OSC 2018 Hamanako

OSC 浜名湖は15分の短いセミナーを会場の中央で行う形式で、openSUSE の枠では openSUSE の紹介をしました。

openSUSE Leap 15の紹介 from Kento Kawakami

OSC 浜名湖 2018 セミナーの様子

ライトニングトークでは Portus を動かすまでの流れを紹介しました。Portus の詳細はこの後ろの東京のスライドも見て下さい。

Portus でプライベート Docker レジストリを構築してみよう ― 予告編 ― from Fuminobu Takeyama

OSC 2018 Tokyo/Spring

いつものようにブースで openSUSE 使っていますか?と質問すると、「使っています」「ちょっと使っています」「使い始めました」という声をいつもよりちょっとだけ多く聞けた気がしました。

セミナーではWeb UI や高度な認証機能を持つDockerプライベートレジストリを作成できる Portus の紹介をしました。金曜日のお昼休みの時間帯にも関わらず、20人程度の方に参加して頂きました。

Portus でプライベート Docker レジストリを構築してみよう(openSUSE の紹介パート) from Fuminobu Takeyama
Portus でプライベート Docker レジストリを構築してみよう(Portusパート) from hashimotosyuta

OSC 2018 東京/春 セミナーの様子

その他

openSUSE Leap 15.0 beta が動作するタブレット @kapper1224 さん提供

DELL Venue 10 PRO 5056
CPU: Atom Z 8500
メモリー: 4 GB

 

OSC 会場から帰っていく、今回初参加の超特大ギーコ

OSC 会場から帰っていく、今回初参加の超特大ギーコ

去る10月21日(土)22日(日)に開催され成功のうちに全日程終了となりました、「openSUSE.Asia Summit 2017」をレポートしたいと思います。

なお、私は実行委員としてお手伝いさせて頂きましたので、その視点からレポートを書きたいと思います。

openSUSE.Asia Summit 2017

アジアでopenSUSEコミュニティの交流を、と発足されたopenSUSE.Asia Summit。年1回の開催で今年は4回目となり、初年度は北京、2年目に台湾、次いでインドネシアと開催されて、今年は待望の日本開催。場所は調布の電気通信大学で、開催中、会場のB棟は国際色豊かな空間へと様変わりしました。

開催告知で掲げた目標

日本開催の告知の時、次のような目標を立てました。それぞれについて結果を見てみます。

 

1 アジア地域の openSUSE コミュニティの情熱を日本に持ち込むことで、openSUSE への注目を高め、コミュニティの発展を目指します。

中国、台湾、インドネシアと、それぞれ熱心なコミュニティがあり、特にインドネシアは前回の現地開催時に400人を超える来場者がある程の熱狂ぶり。今回のセッションでも各国エンジニアが優れた発表をしてくれたり、コミュニティリーダー達が秘訣や経験を講演してくれたりと、参加者に大きなモチベーションを与えてくれました。※セッション詳細はセッションの所を参照ください。
また、日本では他のコミュニティの方等へも参加を呼びかけ、彼らにもopenSUSEの今を伝える事が出来ました。
当日は、イベント活動ではお目にかかれなかったopenSUSEユーザーの方や、遠方で普段はなかなかお会い出来ない方ともお会いする事が出来ました。

 

2 アジア地域で活動する openSUSE コミュニティメンバーの活動範囲を、それぞれの地域から、アジア地域、そして世界へと広げる機会を作ります。

各国コミュニティメンバー同士での会話も大きく弾んでいました。また、今回はopenSUSEよりチェアマンのRichad氏等が来日してくださり、openSUSEそのものへの距離をぐっと縮めてくださいました。

Richad氏と開発者が新しいアイデアに付いて語り合っていたり、各国コミュニティリーダーが興味深く意見交換している様子を見たりと、活動範囲が広がっていく予兆を存分に感じることが出来ました。openSUSEはアジア、世界との距離が限りなく近いコミュニティでは無いでしょうか。

 

3 より多くの地域から参加者を集め、地域を限定しない、真の意味での openSUSE.Asia Summit (アジア/グローバルなサミット)を目指します。

参加登録の中に今まで参加されていなかった韓国からの方がいらっしゃって、また一つ、openSUSE.Asia Summitの活動の幅が広がりました。まだ参加者のいない国でもopenSUSEコミュニティはあるので、呼びかけは継続して行っていきたいです。

 

まとめると・・・

新規参加の国があったり、各国のメンバー同士の交流があったりと、アジアでのコミュニティ活動に膨らみが出ました。また、openSUSEチェアマンの来日等、世界が身近なものとなりました。日本国内で言えば、他のコミュニティへのアプローチ、また、他のコミュニティからの参加と、広くopenSUSEの今を共有出来ました。

参加者

概算となりますが、1日目130人程、2日目70人程で、延べ200人を超える方に来場頂きました。特に2日目は台風の悪天候にも関わらずの来場に感謝しています。ユニークで数えると150人強。国内開催のopenSUSEイベントとしては過去最高となりました。
また、その内40人程は国外からの参加者で、日本を含め垣根無く交流を持たれていました。

セッション

総数、50弱。内容もLibreOffice mini Conference併催や他コミュニティからの発表等、openSUSEの枠に捕らわれないセッション構成となりました。openSUSE、デスクトップ、セキュリティ、コミュニティと設けたトラックはそれぞれ面白いセッションの目白押しとなりました。

初日

オープニングトーク
by 武山さん

胸踊るオープニングムービーの後、武山さん特有のフレンドリーなトークに会場は一気にお祭りムードに。
稲葉さんのイングリッシュナビゲーションも喝采を浴びていました。

 

キーノート
by Richard

Suse Linux Enterprise Serverとの開発協調関係、歩調に付いての解説がありました。相互にどう影響し進んでいくか、ビジョンを共有する事が出来ました。

 

Open Source is an option of life
by Sunny

運営があった事もあり、失礼ながら途中から聞かせて頂きました。
言語による壁なんて薄い、皆、この機会にRichad達と会話してその事を実感しよう、というアプローチに勇気づけられました。

 

How to Encourage Community
by Edwin

「仲間を信じろ!」「若いヤツを狙え!」というダイレクトなメッセージに、氏のコミュニティに対する真摯な態度を感じる事が出来ました。
今までで一番大変だった事と一番嬉しかった事は?と聞きたかったのですが、英語力無くて聞けなかったのが残念です。次の機会には是非。

 

2日目

Kernel – Entrance to geek
by rivarten

エントランスホールでの講演だったので、運営がてら聞かせて頂きました。
私も興味のあったカーネル起動部分をソースコードレベルで解説していて、興味深かったです。カーネルもくもく会を開催しているとの事で、是非参加したいのですが、場所が松山・・・日程調整が必要ですね。
逆に、はるばるありがとう御座いました。
セッションを聞いていたniibe氏が非常に興味を示されていまして、質問タイムが盛り上がっていました。失礼ながら時間が来てしまったのでその場での会話は中断させて頂きましたが、エントランスホール等で続きを楽しんで頂きました。

 

Managing Volunteers in openSUSE Asia Summit 2016
by Sendy Aditya Suryana

去年のアジアサミットのボランティアマネージャーのセッション。
ローカルメンバーは4人のみ、参加者に対して人数が圧倒的に足りないので、ボランティアを必要としたし、上手く使った、と講演されてました。
今年の開催では、学生ボランティアは良い人達に恵まれたのですが、どうしても絶対数集められなかったので、その辺りの秘訣も伺いたいと思いました。

 

Kernel tracing by using trace event and systemtap
by Joey Lee

systemtapによるカーネルトレースのワークショップ。参加予定は無かったのですが、時間が空いたので急遽参加させて頂きました。
事前にインストールしておくパッケージ等があったのですが、セッション始まってからのzypperで全て揃えられた辺りに、openSUSEの威力を実感しました(本筋では無いですね)。
歴史の話などがあり、実際のカーネルトレース等の時間が押されてしまってはいたのですが、イベントトレースを出力してちょっとばかりカーネルに近付けた気がしました。

 

ちなみに

Building Japanese Full-Text Search System by Solr
by hashimotosyuta

不肖、私も、プロポーサルを提出しまして(ほとんど武山さんに見ていただきましたが)、発表させて頂きました。
内容はOSC東京で発表した内容をスライドだけ英語化しまして、講演は日本語でさせて頂きました。
日本語全文検索はシステムとしては枯れた方だと思いますが、それだけに皆さんの関心は具体的な適用方法等にあるみたいで、質問時間はかなり具体的な事があがりました。なかなか上手に回答出来なかったくやしさがあるのですが、より効果的、より構築がスムーズなやり方に付いてまとめていければと思います。

スポンサーブース

今回はSUSEがプラチナスポンサー、TDF(LibreOffice)様、LPIC様、楽天様がゴールドスポンサーになってくださり、ブースを展示して頂きました。
国外の参加者の方もブースを訪ねていて、LPICくんと写メを撮ったり、楽天様のリクルート案内に耳を傾けたりしていました。
TDF様は日曜日にLibreOffice mini Conferenceでセッションを開き、私は聞けなかったのですが中々面白い講演だったとの事です。
また、ブース展示は遠慮して頂いてしまったのですが、MNU様にはセッションをライブストリーミング配信して頂きました。会場関係も協力して頂いており、感謝しております。
会場と言えば、電気通信大学様には事前やり取り等、多大なご協力を頂きました。合わせましてこの場を借りてお礼申し上げます。担当の方がOSSイベントにご理解を示されていまして、次の機会があればまた是非お願いしたい、と思っています。
その他、スポンサーとなってくださったサードウェア様、アイクラフト様、メディアスポンサーとなってくださったThinkIT様、SoftwareDesign様、技術評論社様、マイナビニュース様、日経Linux様、事務局としてかなりの業務を支援してくださったOSPNにお礼申し上げます。
やはり多くの方、企業様の御支援あってのOSSイベントだと実感しました。

グローバルメンバー

今回の開催に向けて、週に一回グローバルメンバーとslackでミーティングを重ねてきました。(私は聞いている一方でしたが・・)
基本的に運営準備や運営はローカルメンバーで行うのですが、ロゴ投票システムの構築やビザの為の情報集め等、彼らも出来ることを率先してやってくださり、その姿に彼らのこのアジアサミットに対する熱い想いを感じました。
なので、お会い出来た事をとてもうれしく思っていますし、ビビる自分の気持ちを奮い立たせて話しかけさせて頂きました。そんな私に皆さんにとっても優しく対応してくださって、嬉しかったです。

サミットツアー

23日(月)は、エクスカーションとして浅草寺、スカイツリー、そして秋葉原へと皆さんとツアーを楽しみました。
私は本来はアテンドする役だったのですが、もう疲れ切ってしまって、最低限の道案内のみで失礼させて頂きました。
インドネシアの方はかなり日本文化に造詣があるらしく、「heisei」「showa」と言った単語を知っていたり、通りかかったプラモ屋にあった「ロボタン」を見て、「oh,robotan」と盛り上がったりしていました。

実行委員として

今回、OSSイベント、というか、OSSという領域に初めて参加させて頂きまして、非常に楽しく、また得るものも多かったです。
前夜祭、懇親会では、実行委員という立場を利用して、Richad氏やその他の方達とコミュニケーションを取らせて頂きました。私はこれを役得だと思っております。
運営ですが、何分、初めてな事ばかりでいろいろと上手くやれず、反省点ばかりが残ってしまいましたが、次の機会に活かしていきたいと思います。また、こんな私を迎えてくださったメンバーの方、色々と支援してくださった皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。有難う御座いました。
せっかくこのイベントで多くの方、国外も含めた多くの方との繋がりが出来ましたので、それを育てていきたいと思います。また、openSUSEのコアな部分を垣間見る事が出来たので、より鮮明に見えるように視野を広げていきたいと思います。
二日目に、去年のアジアサミットで作成した靴を頂きました。インドネシアコミュニティのメンバー、ローカルチームのメンバー、プレゼンターのEstu、ありがとう!

 

2017-10-21の、openSUSE.Asia Sumut 2017 で、「Zeroconf as simple name resolution for LAN」というタイトルで15分の発表を行いました。英語での発表ではなく、日本語での発表でしたけれど。
最初に日本語の資料を作っておいて、そこから英語に翻訳していったのですが、英語に自信が無いので、英語での発表を何回もしている人に添削をお願いしました。原形をとどめないくらいあちこち直されました。やはり、中学英語レベルで英語プレゼン資料を作るのは難があったみたいです…..
ともあれ、171021-en-opensuse-ribbon に発表資料を置きましたので、ご興味がある方はご覧ください。

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